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(株)ハウスワンの一尾です。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
水溜まりも凍りつく今日このごろ、軒のつららが朝日にまぶしく輝いています。
この時期に新築の立前や上棟を行うと、雪や冷たい雨に降られることもあります。
気持ちよく晴れればラッキーですが、総務省統計局によれば日本の1年のうち1/3は雨。
完全に雨予報なら諦めもつきますが、現場監督は微妙な天気予報に頭を悩ませます。
木造住宅を建てるお施主様は、「雨で木材が濡れても大丈夫だろうか?」と心配されるかもしれませんので、その辺のことについて今回は解説しましょう。
建築工事では木材が雨に濡れるのは避けなければならない事態です。
しかし工期や他の要因により、天候が不安定な場合でも、工事は止めるわけにいきません。
通り雨や夕立が来ることもありますので、足元の滑りやすさなど作業中の安全も考慮して、現場では常に注意を払っています。
ただ、軽い雨や雪なら過度に心配する必要はありません。
木材は本来水分を含んでおり、現在は乾燥機で乾燥させた材料が主流だからです。
木材は一度乾燥すると水分を吸収しなくなり、加工後はさらに吸収しなくなります。
このため、短時間の雨なら、夏場なら数日で乾燥するのです。
雪が木材の表面に積もることもありますが、乾燥材を使用しているので、内部まで浸透することはありません。
梅雨どきは別ですが、冬場のカラッとした気候ならカビが繁殖することもありません。
雪がやんでから払えば数日で乾燥してしまいます。
とはいえ、木材の切断面は水分を吸収しやすいので、現場に搬入した木材はきちんと雨から保護しています。
また、木造住宅を建てる際にはたくさんの床合板を搬入しますが、この木材は水分吸収が他の部材より高いという特性があります。
そのため、上棟工事時には合板が濡れないようきちんと養生しています。
長期間にわたって天候が大きく崩れる心配があるような場合には、工事を延期することもあります。
特に上棟工事はなるべく晴れた日に行いたいですよね。お施主様も住宅会社や工務店も同じ気持ちです。
問題ない程度の雨や雪でも、木材やその他の材料が濡れて汚れてしまうと、気持ちよく作業はできません。
お天気だけは、誰の力でも変えることはできませんから、できるのは晴れを祈ることだけです。
だから現場監督は事前に天気情報を収集し、万一の場合の対応方法なども検討し、天気の急変に対応できるよう常に対策を練っています。
何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
(株)ハウスワン 一尾
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