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(株)ハウスワンの一尾です。
家に設置する設備機器は、時代に合わせてどんどん進化しています。
最新機器にはより生活を便利にしてくれる技術が搭載され、コンパクトになり、価格もお手頃になっていきます。
すると使いたい方が増え、それが一般化して当たり前のものになります。
例えば「食洗機」。出始めの頃は、「高価だし、あまりきれいにならない」などと言われたこともありました。
しかしメーカーさんが改良を重ねた結果、今では多くの方が欲しいと思う商品になっています。
実は、これは「間取り」についても言えることなのです。
共働き世帯が増えたために、私たち工務店では、家事動線を短く便利にする「間取り」を研究してきました。
特にここ3年ほどの間に社会環境が大きく変化し、従来の間取りは大きく変化しています。
最近は、平屋が人気ということもあり、2階建て住宅でも、「1階で暮らしを済ませる」ことができる間取りが人気です。
たとえば従来は2階に設置することが多かったウォークインクローゼット(最近ではウォークスルークローゼットも増えています)を1階にも設置したい、というご要望が急増しています。
さて、1階にウォークインクローゼットを設置すると、どんなメリットがあるでしょうか。
たとえば毎日の通勤や通学に必要な服装をまとめて1階に収納できます。
洗濯物を衣類乾燥機で乾かす場合、2階まで服を片付けに行く手間も省けるでしょう。
特に子どものいるご家庭では、1階にウォークインクローゼットを設置すれば、着替え回数の多い子ども服を手軽に管理できるというメリットがあります。
ただ、1階にウォークインクローゼットを設置すると、1階の面積が増えるので、建築コストが上がる可能性があります。
ウォークインクローゼットのスペースを確保するために他の部分を縮小することになるので、間取りが複雑になりやすくなるのです。
この問題を回避するためには、ウォークインクローゼットのサイズをコンパクトにして、2階にも必要なスペースを確保することです。
1階には頻繁に着る服だけを収納し、2階には本来のクローゼットやウォークインクローゼットを設けるわけです。
つまり、2階にも本来のクローゼットやウォークインクローゼットがあり、その別に、1階には必要な衣服だけに厳選して収納するという方法です。
この場合、1階のウォークインクローゼットは2畳程度の小さめのものにして、そこにご家族全員分の頻繁に着る衣類だけを収納するというイメージです。
このように、今まで2階に設置されることの多かったウォークインクローゼットを、1階にも設置することがトレンドになりつつあります。
動線も含めて間取りのバリエーションが増えるのはいいことですね。
間取り構成が複雑になりますので、個々のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズしてくれる工務店に相談するのがおすすめです。
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(株)ハウスワン 一尾
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