新築の住宅を購入したときに、家具も新調することがほとんどです。ですが、家具を買うお金が残っておらず、困っている方もいらっしゃることでしょう。
新築を購入して、家具を買うお金がないときには、さまざまな解決方法があります。
この記事では、新築で家具を買うお金がない悩みと解決策をはじめ、新築時の家具費用の平均と節約方法、新築生活のために貯金はいくら必要なのか、新築生活に必要な初期費用、新築生活に必要な家電と購入のタイミング、新築生活を始めるために必要な物のチェックリストについて、詳しくご紹介いたします。
新築で家具を買うお金がない悩みと解決策
新築で住宅を購入するときには、たくさんの費用がかかります。これらは諸費用と呼ばれ、頭金や手付金などの初期費用も含まれています。そのため、新築で住宅を購入してしまうと、手元にお金が残らなくなってしまい、家具を買うお金がないといった悩みを抱えてしまうことがあるでしょう。
新築で家具を買うお金がない悩みを抱えてしまったら、どのように解決するのがよいのでしょうか?
ここでは、新築で家具を買うお金がない悩みと解決策について、詳しくご紹介いたします。
新築で家具を買うお金がないときの解決策には、以下の7点があります。
- まとめ買いをして、割引を受けて購入する
- リサイクルショップやリユースショップで購入する
- アウトレットやセールで購入する
- ジモティなど無料で譲ってもらえるサービスを利用する
- 家具のサブスクを利用する
- 引っ越してから徐々に買いそろえる
- 元々の家で使用していた家具を持って行く
それでは、新築で家具を買うお金がないときの解決策について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
まとめ買いをして、割引を受けて購入する
新築で家具を買うときには、バラバラの場所で購入するよりも1箇所でまとめ買いをするのがおすすめです。家具屋さんで購入するのであれば、まとめ買いをすることで割引を受けられる可能性があります。ただし、交渉が必要になるので、交渉が苦手な人にはあまり向いている方法とはいえません。
もし、交渉が苦手な場合には、いつも利用しているオンラインショップを利用しましょう。オンラインショップの場合は、ポイントがつくことが多く、家具の購入によって得たポイントを日用品の購入などにあてることが可能です。
また、オンラインショップは、キャンペーンやセールをやっていることも多いため、キャンペーンやセールを実施している日に購入することで、割引と同等のサービスを受けられることがあります。
リサイクルショップやリユースショップで購入する
リサイクルショップやリユースショップでは、定価よりも安く家具が販売されています。ただし、誰かが使ったものであるため、人のお古が苦手な人には向いている方法ではありません。
また、リサイクルショップやリユースショップの場合、お目当ての家具があるとは限らないので、何店舗か候補のお店をピックアップしておくとよいでしょう。大型店舗の場合は、家具の取り扱いがある可能性が高い傾向にあるので、大型店舗を中心に探すのがおすすめです。
リサイクルショップやリユースショップによっては、取り扱い商品一覧を公式サイトに掲載していることもあるので、事前に確認してからお店に向かうとよいでしょう。
アウトレットやセールで購入する
新築の家具を買うときには、家具のアウトレットやセールを上手に利用して購入する方法があります。
家具のアウトレットは、定期的に大きな会場で実施されているケースとお店が家具のアウトレットを専門に行なっているケースの2種類です。
定期的に大きな会場で実施されているアウトレットは、さまざまな家具を一度に見ることができるだけでなく、高額な商品も取り扱われているため、幅広い家具の中からお気に入りの一点を見つけられるといった特徴があります。
家具のアウトレットを専門に行なっているお店の場合は、いつ行ってもアウトレット価格で家具を購入することができるため、急ぎの場合などでも手軽に利用することが可能です。
ジモティなど無料で譲ってもらえるサービスを利用する
ジモティなど無料で譲ってもらえるサービスを利用して、新築の家具を手に入れる方法もあります。ジモティなど無料で譲ってもらえるサービスを利用する場合には、まず検索して欲しい家具を探します。お目当ての家具が見つかったら、申し込みをするのですが、
多くの人が希望している場合には、必ずしも手に入るとは限りません。もし、希望している家具を譲ってもらえることになった場合は、どのように受け渡しをするかを決めます。多くの場合、受け渡しは譲ってくれる人の家の近くであるため、そこまで受け取りに行かなければなりません。
無料で家具を譲ってもらえるものの、手間は一番かかる方法です。また、家具を運ぶために軽トラックを借りる必要性が出てくるので、100%無料ではないといった落とし穴もあります。
乗用車でも持ち運べる小さい家具であれば、ジモティなどの無料で譲ってもらえるサービスは便利であるといえるでしょう。
家具のサブスクを利用する
近年、流行しているサブスクですが、家具のサブスクも存在しています。家具のサブスクは、月額利用料を支払い、家具をレンタルするというものです。
家具のサブスクは、一見、安いように見えるのですが、長期的にレンタルする場合は、家具を購入した方が安いケースもあります。
どの程度の期間、家具のサブスクを利用するかを考えてから、利用するかを検討しましょう。
引っ越してから徐々に買いそろえる
新築で家具を買うお金がない場合には、引っ越してから徐々に買いそろえる方法があります。今まで使用していた家具を新築の住宅に持って行き、家具を購入するための貯金をして、貯金が溜まったら、新しい家具に買い替えるというやり方です。
新築の住宅を購入したら、家具も新調したい気持ちはあるでしょうが、お金がない場合には、無理をして家具を新調するのではなく、引っ越してからひとつずつ買い替える方が堅実であるといえるでしょう。
ただし、時間がかかるだけでなく、買い替えると同時に処分もしなければならず、手間がかかる方法であるため、根気が必要です。
元々の家で使用していた家具を持って行く
新築で家具を買うお金がない場合の最終手段が、元々の家で使用していた家具を持って行く方法です。そのまま、元々の家で使用していた家具を使用するため、費用が必要ありません。
ただし、新築の住宅と元々の家の広さなどが違う場合、元々使用していた家具の寸法が合わないなどの不具合が出る可能性があります。そのため、あまり現実的な方法ではないといえるでしょう。
新築時の家具費用の平均と節約方法
新築で住宅を購入したら、家具を新調するのはごく自然なことです。ですが、家具の新調には一体どのくらいの費用が必要になるのかは気になるところでしょう。
ここでは、新築時の家具費用の平均と節約方法について、詳しくご紹介いたします。
以下は新築時の家具費用の平均を家具ごとに一覧にした表です。
【新築時の家具費用の平均一覧】
新築時に新調する家具 | 新築時の家具費用の平均 |
テレビボード | 40,000円 |
ソファ(4人掛け) | 60,000円 |
ローテーブル | 15,000円 |
ダイニングテーブル(チェア込み・4人掛け) | 150,000円 |
ベッド(シングル1台あたり) | 25,000円 |
ベッド(セミダブル1台あたり) | 40,000円 |
ベッド(クイーン1台あたり) | 100,000円 |
ベッド(キング1台あたり) | 100,000円 |
ラグ(1枚あたり) | 10,000円 |
照明(1個あたり) | 80,000円 |
カーテン | 200,000円 |
デスク | 20,000円 |
学習机 | 60,000円 |
本棚 | 15,000円 |
食器棚 | 50,000円 |
キッチン収納 | 80,000円 |
衣類収納(ラックなど) | 3,000円 |
新築時に新調する家具の合計金額(4人家族の場合、4LDKと仮定する) | 1,252,000円 |
このように、新築時の家具費用の平均は家具によって異なります。また、どのレベルの家具を購入するかによっても、必要な費用は変わってきますので、予算に合わせて、どのような家具を購入するかを決めるのがよいでしょう。
新築時の家具費用の節約方法とは?
新築時の家具費用の節約方法は、先述した「新築で家具を買うお金がないときの解決策」と一部共通しています。
以下は、新築時の家具費用の節約方法の5点です。
- まとめ買いをして、割引を受けて購入する
- リサイクルショップやリユースショップで購入する
- アウトレットやセールで購入する
- ジモティなど無料で譲ってもらえるサービスを利用する
- 家具のサブスクを利用する
新築時の家具費用を節約するためには、割引を利用したり、リサイクルショップやリユースショップ、アウトレットやセールで購入したりするなど、定価よりお得に買うことが大切です。定価よりも安く購入できたことで浮いたお金は、別の家具を購入する費用にあてられます。
また、定価より安く買うよりも安く手に入れるには、ジモティなどの無料で譲ってもらえるサービスを利用することです。自分で家具を取りに行かなければならないことがほとんどなので手間はかかりますが、無料であるため、かなりの費用が浮きます。
家具のサブスクは、購入とは異なりますが、費用を節約できる方法のひとつとして、検討するとよいでしょう。
新築生活のために貯金はいくら必要?
新築生活のために必要な貯金は、数百万円~数千万円です。なぜなら、新築を購入するためにかかる諸費用のうち、初期費用である頭金は新築の住宅の20%を支払わなければならないからです。
たとえば、5,000万円の新築の住宅であれば、1,000万円が頭金として必要です。そこにプラスして、手付金や司法書士に依頼する費用、引っ越し代金など、さまざまな費用がかかります。
4人家族と家庭した場合、新築の家具だけの費用であれば、100~130万円程度あればよいでしょう。ただし、各部屋にテレビやソファを置いたり、家族の人数が5人以上になった場合には、100~130万円以上の費用が必要となります。
そのため、新築の住宅を購入するための諸費用を支払った上で、新築に必要な家具の費用を支払うことになると、貯金は数百万円~数千万円が必要になるでしょう。
新築生活に必要な初期費用
新築生活に必要な初期費用は、数百万円~数千万円です。この金額は、頭金や手付金などの初期費用を含んだ費用となります。
新築生活で家具を購入するための初期費用は、100~130万円程度です。
ただし、これはリビングにのみソファ・テレビボード・ローテーブルがある4人家族を想定した金額であるため、各部屋にソファ・テレビボード・ローテーブルなどを置いたり、5人以上の家族の場合には、100~130万円以上の初期費用が必要となります。
新築生活に必要な家電と購入のタイミング
新築生活に必要な家電の購入のタイミングは、引っ越しと同時に使用することを考えて、引っ越し前となります。ですが、費用が足りないなどの問題がある場合には、今まで使用していた家電を持って行くのもひとつの方法です。
新築生活に必要な家電には、以下の25点があります。
- テレビ
- 冷蔵庫
- 電子レンジ(オーブンレンジ)
- トースター
- 炊飯器
- 電気ケトルまたは電気ポット
- ミキサー
- ブレンダー
- コーヒーマシン
- 電動泡だて器
- ホットプレート
- 扇風機
- ストーブ(石油ストーブ・電気ストーブ・オイルヒーター)
- エアコン
- 掃除機
- アイロン
- ヘアアイロン
- ドライヤー
- 加湿器
- 空気清浄機
- プリンター
- パソコン
- シュレッダー
- プリンター
- パソコン
プリンターやパソコン、ヘアアイロンやドライヤー、アイロンなどは今まで使用していたものを使用していても問題がありませんが、そのほかの家電は新築生活と同時に買い替えることが多いものです。新築で家を購入した場合には、家電を新調する費用も用意しておきましょう。
新築生活を始めるために必要な物のチェックリスト
新築生活を始めるために必要なものは数多くあります。ひとつずつ買いそろえていかなければならないため、チェックリストがないと、買いもれが起こってしまう可能性があります。
新築生活で必要なものを購入する場合には、チェックリストを作成して、購入したものにチェックしていくのがベストです。予算を決めている場合には、何にいくらまでなら使っていいかを備考欄に書いておくとよいでしょう。
以下は新築生活を始めるために必要な物のチェックリストです。
【新築生活を始めるために必要な物のチェックリスト】
新築生活を始めるために必要な物 | チェック欄 | 備考欄 |
テレビボード | ||
ソファ(4人掛け) | ||
ローテーブル | ||
ダイニングテーブル(チェア込み・4人掛け) | ||
ベッド(シングル) | ||
ベッド(セミダブル) | ||
ベッド(クイーン1) | ||
ベッド(キング) | ||
ラグ | ||
照明 | ||
カーテン | ||
デスク | ||
学習机 | ||
本棚 | ||
食器棚 | ||
キッチン収納 | ||
衣類収納(ラックなど) | ||
掛け布団 | ||
毛布 | ||
タオルケット | ||
枕 | ||
ベッドパット | ||
シーツ | ||
テレビ | ||
冷蔵庫 | ||
電子レンジ(オーブンレンジ) | ||
トースター | ||
炊飯器 | ||
電気ケトルまたは電気ポット | ||
ミキサー | ||
ブレンダー | ||
コーヒーマシン | ||
電動泡だて器 | ||
ホットプレート | ||
扇風機 | ||
ストーブ(石油ストーブ・電気ストーブ・オイルヒーター) | ||
エアコン | ||
掃除機 | ||
アイロン | ||
ヘアアイロン | ||
ドライヤー | ||
加湿器 | ||
空気清浄機 | ||
シュレッダー | ||
プリンター | ||
パソコン |
このように、新築生活で必要なものはたくさんあります。買いもれが起きないように、買い物をするときにはぜひこのチェックリストをご活用ください。
まとめ:新築で家具を買うお金がない時の対処法
新築で住宅を購入した場合には、家具を新調することがほとんどでしょう。ですが、新築で家具を買うお金がないという悩みを持つ方は少なくありません。新築で家具を買うお金がない場合には、まず新築時の家具費用の平均を確認しましょう。
その上で解決策や節約方法を考え、自分に適した方法で家具を買うのが最適です。また、新築生活のために貯金はいくら必要なのか、新築生活に必要な初期費用はどのくらいなのかを知っておくことで、新築で家具を買えないという状態を事前に防ぐことが可能になるでしょう。
新築生活に必要な家電と購入のタイミングや新築生活を始めるために必要な物のチェックリストを抑えておくことも、新築で家具を買うのをスムーズに進めるためには大切なことです。