家(マイホーム)を買いたいと思ったときに、シングルマザーだと後悔してしまうのだろうか、と不安になってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
家(マイホーム) を買うときには、住宅ローンを契約しますが、シングルマザーだからといって、住宅ローンが契約できないということはありません。
この記事では、シングルマザーがお家を買って後悔する理由をはじめ、シングルマザーが家を買って後悔しないためのポイントや持ち家と賃貸物件を比較して、どちらがシングルマザーに適しているか、シングルマザーが家(マイホーム)を買うメリットとデメリット、シングルマザーが家を買う際の住宅ローンについて、詳しくご紹介いたします。
シングルマザーが家を買って後悔する理由
家を買うときには、ペアローンを組むことも多く、夫婦で買うイメージが強い方も多いのではないでしょうか?
ですが、シングルマザーでも独身でも家を買うことは可能であり、単独名義で住宅ローンを契約することもできます。
ただし、シングルマザーで家を買って後悔してしまうことがあるのも事実です。ここでは、シングルマザーが家を買って後悔する理由についてご紹介いたします。
シングルマザーが家を買って後悔する理由には、以下の8点があります。
- 住宅ローンの返済が大変
- 諸経費の支払いが大変
- 家の定期的な点検やメンテナンス(修理・リフォーム)が高額で支払いが大変
- 住環境があまりよくなかった
- 引っ越しが簡単にできない
- 資産価値が低く、売却が難しい
- 子どもに資産として残せない
- 再婚したいと思ったときに邪魔になる
それでは、シングルマザーが家を買って後悔する理由について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
住宅ローンの返済が大変
住宅ローンは基本的にフラット35で契約することが多いので、35年間は住宅ローンの支払いが必要です。
ですが、子どもの成長とともにかかるお金が高額になっていくため、住宅ローンを支払い続けるのが大変になってしまうことがあります。
もちろん、賃貸物件であっても家賃を支払い続けなければならないため、お金はかかるのですが、家賃の場合は、金銭状態に合わせて安い家賃の家を選択できるといったメリットがあります。
その反面、住宅ローンの場合は、返済額は一定であるため、支払いが大変になってしまい、後悔につながりやすいといえるでしょう。
諸経費の支払いが大変
家を買うには、住宅ローンだけでなく、諸経費の支払いも必要になります。
諸経費には、さまざまなものがあり、家を買うときにだけ必要なものと、家を買ってからも必要なものの2種類があるのが特徴です。以下は諸経費の内訳となります。
【家を買うときにだけ必要な諸経費】
- 仲介手数料
- 司法書士の費用
- 頭金
- 印紙代
- 登録免許税
- 地鎮祭の費用
【家を買ってからも必要な諸経費】
- 税金(固定資産税や都市計画税など)
- 火災保険料
- 地震保険料
このように、家を買ってからも諸経費を支払い続ける必要があるため、住宅ローンの支払いが大変になってくると、諸経費の支払いも自然と大変になってしまう傾向にあります。
家の定期的な点検やメンテナンス(修理・リフォーム)が高額で支払いが大変
家は買って終わりではなく、心地よく住むためには定期的な点検やメンテナンス(修理・リフォーム)が必要です。
ですが、定期的な点検やメンテナンス(修理・リフォーム)には、それなりの費用がかかるため、貯金をしておかなければなりません。
子どもの成長によりお金がかかるようになってくると、定期的な点検やメンテナンス(修理・リフォーム)のために貯金をするのが大変になったり、支払いが大変になったりすることが考えられます。
住環境があまりよくなかった
家を買うときに重要なことのひとつに住環境を確認することが挙げられます。
住環境とは、通勤や通学の利便性をはじめ、日当たりや風通しのよさ、スーパーや子どもの学校・習い事に近いか、ご近所トラブルはないかなどのことをいいます。
家を買うときには住環境がいいかを確認する必要がありますが、住んでみて、住環境があまりよくなかったと気が付くこともあるでしょう。
家を買ったものの、子どもにとってよい住環境とはいえず、家を買ったことを後悔してしまうことがあります。
引っ越しが簡単にできない
賃貸物件のよいところは、引っ越したいと思ったときに気軽に引っ越せるところです。
もちろん、引っ越し代などはかかりますが、持ち家と比較して、かなり身軽であることは間違いありません。
反対に家を買ってしまうと、子どもの学校や習い事が遠くなり、引っ越したいと思っても簡単に引っ越すことはできません。
家のある場所から行ける学校や習い事を選ばざるをえないため、子どもの希望する学校や習い事に行かせられない可能性もあります。
資産価値が低く、売却が難しい
家を買ったとしても資産価値が低い場合には、売却するのが難しいといった問題があります。
また、子どもが巣立つなどして、家の広さを持て余したときに賃貸に出したいと思っても、上手くいかないこともあるでしょう。
家を買うときにはできるだけ将来的なことも考えて買うことが大切です。
子どもに資産として残せない
家の資産価値は住めば住むほど、落ちてしまいます。これは家が劣化していくためです。
もちろん、定期的な点検やメンテナンス(修理・リフォーム)をしていれば、家は長くきれいな状態で住めますが、それでも限界があります。
子どもに資産として残すほどの価値がなくなってしまっている可能性もあるので、子どものための資産として家を買う場合には、注意が必要です。
再婚したいと思ったときに邪魔になる
シングルマザーの場合、再婚することもあるでしょう。そんなときに持ち家が邪魔になってしまうことがあります。
なぜなら、再婚相手の通勤場所が持ち家から遠いことがあるかもしれませんし、再婚相手も持ち家を持っている可能性があるからです。
また、再婚することによって、家族構成が変わるため、家が手狭になる可能性もあります。
たとえば、再婚相手との間に子どもができたり、再婚相手に連れ子がいることもありえます。
そのような場合に、持ち家があると、対応しづらいといったデメリットがあります。
シングルマザーが家を買って後悔しないためのポイント
シングルマザーが家を買って後悔しないためには、抑えておいた方がいいポイントがあります。
これらを抑えておくことで、買ってしまってから買わなければよかったという後悔を減らせるでしょう。
シングルマザーが家を買って後悔しないためのポイントには、以下の2点があります。
- 住宅ローンの契約を金融機関のサイトでシミュレーションする
- 不動産などのプロに相談する
これらのように、家を買うときになって何かをするのではなく、家を買う前に後悔をしないための行動を取ることが大切です。
賃貸との比較:どちらがシングルマザーに適しているか
シングルマザーの場合、持ち家と賃貸物件のどちらが適しているかは気になるところでしょう。以下は持ち家と賃貸物件を比較した表です。
シングルマザーの場合、持ち家と賃貸物件のどちらが適しているかは、まず以下の「持ち家と賃貸物件の違い」の表をご覧ください。
【持ち家と賃貸物件の違い】
| 比較項目 | 持ち家 | 賃貸物件 |
| 毎月の支払い | 住宅ローン | 家賃 |
| 初期費用 | 頭金・諸経費など | 敷金礼金 |
| 税金 | 固定資産税や都市計画税など | なし |
| 資産価値 | あり | なし |
| 駐車場代 | なし | 借りた場合あり |
| 自転車の駐車場代 | なし | 借りた場合あり |
| バリアフリー | バリアフリーで建てることが可能 | バリアフリーになっている賃貸物件は多い |
| 階段 | あり | 5階以上はエレベーターあり |
| 宅配ボックス | 用意すればあり | 基本的にあり |
| オートロック | なし | マンションの場合はあることが多い |
| 家の前などの掃除 | 必要 | 管理人または清掃員が行う |
| 管理費の有無 | なし | あり |
| 修繕積立費 | 自分で行う必要あり | なし |
| 修繕 | 自分で行う必要あり | なし |
| ゴミ当番 | あり | なし |
| ゴミステーション | 住んでいる場所から遠い可能性がある | マンション内に設置 |
| ゴミを出す時間 | 厳密に決まっている | マンションによってはいつでも出せる |
このように、持ち家と賃貸物件には、さまざまな違いがあります。
主に違いがあるのは、以下の2つです。
- 支払うお金の違い
- 生活面での違い
それでは、シングルマザーにどちらが適しているかを知るために、持ち家と賃貸物件の違いについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
支払うお金の違いは?
持ち家でも賃貸物件でも必要なお金はそれぞれありますが、持ち家の場合は税金の支払いがあるものの、資産価値があり、賃貸物件の場合は税金の支払いがないものの、資産価値はないといった違いがあります。
支払う金額に大きな違いがないのであれば、持ち家を持っていた方がよいといえるでしょう。
ただし、子どもの成長に合わせて、学校や習い事を変えたいと思っている場合には、賃貸物件の方が気軽に引っ越しができるといったメリットがあります。
生活面での違いは?
子どもがいれば、自転車に乗ることは多いので、持ち家であれば駐輪場代がかからないといったメリットはありますが、子どもがひとりで留守番をする場合には賃貸物件のオートロック機能はセキュリティ面でメリットがあるため、一長一短であるといえます。
シングルマザーであるということは、子どもの面倒を見るのも社会との関りも家事もひとりで担う必要があるので、とても大変であることが想像にかたくありません。
ゴミを出したり、家の前の掃除をしたりという手間を考えると、持ち家よりも賃貸物件の方が便利であるといえるでしょう。
シングルマザーが家(マイホーム)を買うメリット
シングルマザーが家(マイホーム)を買うことには、メリットとデメリットがあります。
シングルマザーが家(マイホーム)を買うことのメリットは、日常生活にさまざまなプラスをもたらすため、知っておくとよいでしょう。
シングルマザーが家(マイホーム)を買うメリットには、以下の4点があります。
- 賃貸物件で住宅ローンと同等程度の費用を支払うなら、グレードの高い家に住める
- 資産になる
- 将来的に金銭面での負担を減らせる
- DIYやリフォームなどを自由に行える
それでは、シングルマザーが家(マイホーム)を買うメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
賃貸物件で住宅ローンと同等程度の費用を支払うなら、グレードの高い家に住める
家(マイホーム)の場合、住宅ローンの返済額と賃貸物件の家賃が同等程度の費用であっても、家(マイホーム) の方がグレードの高い家に住むことが可能です。
そのため、より快適な環境で生活ができると同時に子育ての環境としてもよいといえるでしょう。
資産になる
家(マイホーム) の場合、住宅ローンを完済することで家(マイホーム) が資産になります。
賃貸物件で家賃を支払い続けても資産になることは絶対にないので、同等程度の金額を支払うのであれば、家(マイホーム) を買った方がよいといえるでしょう。
将来的に金銭面での負担を減らせる
家(マイホーム) の場合、住宅ローンを完済すれば、定期的な点検やメンテナンス(修理・リフォーム)の費用と税金(固定資産税や都市計画税など)が必要になるのみです。
その結果、賃貸物件で家賃を払い続け、更新がきたら更新料を支払うよりも将来的に金銭面での負担を減らせることにつながります。
DIYやリフォームなどを自由に行える
賃貸物件ではその部屋を借りているだけなので、壁紙などを変更した場合には、原状回復といって元通りに直して、部屋を返さなければなりません。
そのため、勝手にDIYやリフォームなどをしたら出ていくときにとてもお金がかかります。
ですが、家(マイホーム) の場合には、DIYやリフォームを自由に行うことができます。
子どもの成長に合わせて、部屋の雰囲気を変えることもできますし、子どもが小さければ、うっかり壁に落書きをされても直すか直さないかは自己判断でOKです。
シングルマザーが家(マイホーム)を買うデメリット
シングルマザーが家(マイホーム) を買うことには、メリットとデメリットが存在しています。
シングルマザーで家(マイホーム) を買うのであれば、メリットだけでなく、デメリットもきちんと理解しておくことで、家(マイホーム) を買わなければよかったといった後悔をせずにすむ確率を上げられます。
シングルマザーが家(マイホーム)を買うデメリットには、以下の4点があります。
- 住宅ローンでペアローンを契約できない
- 子ども成長に合わせて引っ越したいと思ったときに引っ越せない
- 再婚したときに邪魔になる
- 定期的な点検やメンテナンス(修理・リフォーム)に費用がかかる
それでは、シングルマザーが家(マイホーム)を買うデメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
住宅ローンでペアローンを契約できない
家(マイホーム) を買うために住宅ローンを契約する場合、夫婦であればペアローンで契約をし、借り入れ金額を増やしたり、お互いの負担を減らすことが可能です。
ですが、シングルマザーの場合は、ペアローンを一緒に契約するパートナーがいないため、単独名義で住宅ローンを契約することになります。
そのため、ペアローンよりも審査が厳しくなってしまう可能性があります。
子ども成長に合わせて引っ越したいと思ったときに引っ越せない
子どもの成長に合わせて、学校や習い事が変わることはよくあることです。
賃貸物件であれば、その都度、通いやすい場所に引っ越すことも可能ですが、家(マイホーム) を買ってしまうと、簡単に引っ越しはできなくなってしまいます。
再婚したときに邪魔になる
家(マイホーム) を持っていると、再婚したいと思ったときに、邪魔になることがあります。
再婚相手の通勤場所が家(マイホーム) から遠かったり、子どもが増えて部屋が手狭になったりするなど、さまざまな観点から家(マイホーム) が邪魔になってしまうことが考えられます。
定期的な点検やメンテナンス(修理・リフォーム)に費用がかかる
家(マイホーム) が賃貸物件と大きく異なることのひとつに定期的な点検やメンテナンス(修理・リフォーム)に費用がかかることが挙げられます。
定期的な点検やメンテナンス(修理・リフォーム)を行わないと、家(マイホーム) は劣化していく一方であるため、家(マイホーム) を維持するためには、必要なものであるといえます。
メンテナンス(修理・リフォーム)によっては低価格なものもありますが、ほとんどが数十万程度のものであるため、日頃から定期的な点検やメンテナンス(修理・リフォーム)のための貯金が必要となります。
シングルマザーが家を買う際の住宅ローンについて
シングルマザーが家を買う際には、住宅ローンを契約する必要があります。シングルマザーが家を買う際の住宅ローンは、単独名義の住宅ローンです。
基本的に、シングルマザーであっても独身者であっても家族があっても、単独名義の住宅ローンの審査項目が変わることはありません。
基本的に住宅ローンで重視されるのは、返済能力です。正社員で数年以上働いていれば、返済能力がないとみなされることはほぼないといえるでしょう。
住宅ローンの審査には、事前審査があり、事前審査に通過すると本審査が行われます。本審査を通過して、はじめて住宅ローンの契約に進めます。
もし、住宅ローンの審査に通過できるか心配であれば、さまざまな金融機関がサイトに用意している住宅ローンシミュレーションを利用して、事前に計算することが可能です。
また、金融機関によっては、女性向けの住宅ローンを用意しているところもあります。条件を満たせば、金利の優遇を受けられるため、通常の住宅ローンを契約するよりもお得に住宅ローンを契約できます。
もちろん、女性向けの住宅ローンではなく、通常の住宅ローンを契約することも可能であり、その場合は、一般的なフラット35で契約することが多いでしょう。
シングルマザーが家を買って後悔しない方法まとめ
シングルマザーだと家を買うのが難しかったり、後悔してしまったりするのではないかと、心配になることもあるでしょう。
しかし、シングルマザーが家を買って後悔する理由をしっかりと知ることで、後悔をしないように気を付けることができます。
それだけでなく、シングルマザーが家を買って後悔しないためのポイントも知っておけば、さらに後悔する確率を下げられるでしょう。
また、持ち家と賃貸物件を比較して、どちらがシングルマザーに適しているかを考えることも大切です。よりよい住環境を手に入れることは、子どもを育てる上でも日常生活を送る上でも重要だといえます。
このほか、シングルマザーが家(マイホーム)を買うメリットとデメリット、シングルマザーが家を買う際の住宅ローンについて、きちんと抑えておくことは、家(マイホーム) の購入の後悔を少なくすることにつながるでしょう。



















