家を建てない方がいい人と家を建てた方がいい人がいます。家を建てた方がいい人は、家を建てることにメリットを見出せる人です。反対に家を建てない方がいい人は、家を建てることにデメリットを見出す人です。家を建てるべきか建てないべきかは、その人の性格やライフスタイルなどによって変わってきます。
この記事では、家を建てる必要性の変化をはじめ、家を建てる理由とそのメリットや家を建てた後の後悔と対策、家賃がもったいないという意見についてや賃貸と持ち家のデメリット比較について、詳しくご紹介いたします。
家を建てる必要性の変化について
家を建てる必要性は、人によって異なります。
ライフステージが変わったり、子どもができたりして、家を建てたいと思う人もいれば、同じ場所にずっと住み続けることが性格的に難しかったり、転勤が多くてできなかったりするなどして家を建てたいと思えない人もいます。
家を建てる必要性は、その人の置かれている状況や環境によって左右されるため、一概に家を建てるべき、家を建てないべきとはいえないものです。このように、家を建てる必要性は個々によって異なります。
家を建てる理由とそのメリット
家を建てるのは、人生最大の買い物と言われるほどの大きな買い物です。家を建てるには、人それぞれさまざまな理由があり、そこには大なり小なりメリットが存在しています。
ここでは、家を建てる理由とそのメリットについて、詳しくご紹介いたします。
家を建てる理由とそのメリットには、以下の10点があります。
- ライフスタイルが変わったから
- 家族構成が変わったから
- 親と同居しなければならなくなったから
- 今住んでいる家が老朽化してしまったから
- 家賃の支払いがもったいないと思ったから
- 賃貸物件の騒音が気になっているから
- 高齢者になったときに住む場所に困りたくないから
- 社宅に住めなくなってしまったから
- 資産を残したいと思ったから
- 住宅ローンを若いうちに返済したいから
それでは、家を建てる理由とそのメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
ライフスタイルが変わったから
結婚をするなどして、ライフスタイルが変わった場合、将来のことを考えて、家を建てることがあります。結婚をしたら、子どもが生まれるかもしれないと広い家を建てる人も多いでしょう。
ライフスタイルが変わったことによって、家を建てるメリットは、環境を整えられるということです。ひとりで暮らしていた部屋では狭いですし、子どもが生まれたらさらに手狭になってしまいます。
ですが、すでに家を建てておけば、部屋が狭いといった問題を回避できます。
家族構成が変わったから
子どもが生まれることによって、家族構成が変わることは結婚していればよくあることです。ライフスタイルが変わったときに家を建てるのではなく、子どもができたときに家を建てることで、子ども部屋などを適切な数つくることができます。
家族構成が変わったことによって、家を建てるメリットは、広々とした環境で子育てができることです。また、子どもを何人つくるかによって、部屋数を決められるため、部屋数が足りないといった問題を回避できます。
親と同居しなければならなくなったから
親が年老いてきて、親との同居をしなければならなくなったときに、二世帯住宅や同居用の広い家を建てることがあります。
一世帯だけが住む家と二世帯が住む家の広さには違いがあるため、同居をすることになったら、新たに家を建てなければならないことがほとんどです。
親と同居しなければならなくなったことによって、家を建てるメリットは、同居に適した家を建てられることです。二世帯住宅であれば、玄関やリビングを2つにしたり、二世帯同居であれば、部屋数を増やしたりして対応できます。
今住んでいる家が老朽化してしまったから
今住んでいる家が老朽化してしまった場合の対応方法は、建て直しかリノベーション、リフォームになります。その中でも家を建てる方法を選ぶことは、一番安全面に考慮しているといえるでしょう。
今住んでいる家が老朽化してしまったことによって、家を建てるメリットは、新しい家になり、メンテナンス(修理・リフォーム)の必要性が数年の間はないということです。
もちろん、新しく家を建てても定期的な点検は必要ですし、場合によってはメンテナンス(修理・リフォーム)も必要となります。ですが、老朽化してしまっている家の場合は、メンテナンス(修理・リフォーム)にかかる費用が莫大になってしまうため、新しく家を建てた方がよいといえるでしょう。
家賃の支払いがもったいないと思ったから
賃貸物件に住んでいると、住み続けている間には、家賃を支払わなければなりません。また、2年に1回は更新料を支払わなければならず、出費がかさみます。当たり前のことではありますが、いくら家賃を支払っても、その家が自分のものになることはありません。ですから、家賃の支払いがもったいないと感じてしまうのも無理はないでしょう。
家賃の支払いがもったいないと思ったことによって、家を建てるメリットは、家賃と同等の住宅ローンを支払ったとしても、いずれ、住宅ローンを完済したら、その家は資産になるという点です。
どうせ、同じ金額を支払うのであれば、住宅ローンを支払い、家を資産にした方が子どもに残せたり、老人ホームに入るときの費用にあてられたりするので、よいといえるでしょう。
賃貸物件の騒音が気になっているから
賃貸物件に住んでいると、些細な物音すらも聞こえてきます。たとえば、隣の人が大きなくしゃみをしたり、子どもが騒いでいたり、バタバタと歩いたりする足音など分譲マンションだったら聞こえないような音でも、賃貸マンションであれば、聞こえてきてしまいます。
賃貸物件に住んでいるということは、騒音はお互い様ではあるものの、やはり許容範囲はあるため、我慢ができなくなってしまうこともあるでしょう。これらを解決するには、賃貸物件ではなく、持ち家に住むしかありません。
賃貸物件の騒音が気になっていることによって、家を建てるメリットは、静かな住環境が手に入ることです。少なくとも、隣の音がダイレクトに聞こえてくることはありません。
ただし、家を建てる場所によっては、騒音主がいたり、道路族がいたりすることがあるので、家を建てる前にしっかりと住環境について調べておくことが大切です。住環境をしっかり調べておけば、静かな環境で生活ができます。
高齢者になったときに住む場所に困りたくないから
賃貸物件の場合、高齢者になったときに借りるのが難しくなってしまうことがあります。引っ越したいと思っても、なかなか上手く次の家が見つからないなどの問題が出てきてしまうため、困ってしまう可能性が高くなるといえるでしょう。
高齢者になったときに住む場所に困りたくないことによって、家を建てるメリットは、新たに住む場所を探さなくてよいという点です。家を建てていれば、すでに住む場所は確保されているため、家を探したり借りたりする手間がかかりません。また、住めなくなるという不安も回避することができます。
社宅に住めなくなってしまったから
社宅は住む期間が決められていることがほとんどであり、ずっとは住み続けられません。社宅から出たあとに賃貸物件に住むという選択肢もありますが、社宅に住めなくなったことで、マイホームを建てる人は多くいます。
社宅に住めなくなってしまったことによって、家を建てるメリットは、社宅住まいで貯金ができているため、理想のマイホームを建てやすいということです。また、賃貸物件よりも自由度の高い家に住めるといったよさがあります。
資産を残したいと思ったから
賃貸物件の場合は、いくら家賃や更新料を支払ったとしても、資産になることはありません。
資産を残したいと思ったことによって、家を建てるメリットは、きちんと資産として家を残せることです。持ち家の場合、家賃と同等の住宅ローンを支払うことで後々、資産にすることができるといったよさがあるので、家賃を支払い続けるのであれば、資産として残す方にシフトするのもよいでしょう。
住宅ローンを若いうちに返済したいから
住宅ローンは多くの場合、フラット35で契約します。フラット35とは、35年間で住宅ローンを完済する商品のことです。
住宅ローンを若いうちに返済したいことによって、家を建てるメリットは、定年退職前に住宅ローンを完済できてしまう点です。定年退職が60~65歳であれば、25~30歳で住宅ローンを契約することで、定年退職と同時に住宅ローンから解放されることになります。
定年退職してしまうと、収入が働いているときとは同じではなくなってしまうため、支払いが大変になってしまいます。ですが、若いうちに住宅ローンを返済してしまえば、そういった大変な思いをせずにすみます。
家を建てた後の後悔と対策
家を建てることで得られるメリットは、「家を建てる理由とそのメリット」でも前述した通りですが、家を建てた後に後悔をしてしまうこともあります。その多くは、「こんなはずじゃなかった」というものです。
家を建てた後の後悔はなかったことにはできませんが、対策を立て、後悔を軽減することならできるでしょう。また、家を建てた後に後悔しないように対策をとり、家を建てることに臨むのも大切です。
ここでは、家を建てた後の後悔と対策について、詳しくご紹介いたします。
家を建てた後の後悔と対策には、以下の5点があります。
- 間取りが生活しづらい
- 家事導線が不便
- 隣の家から部屋の中が見えてしまう
- 不要な設備をつけてしまった
- 必要な設備をつけなかった
それでは、家を建てた後の後悔と対策について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
間取りが生活しづらい
住む前はベストだと思っていた間取りですが、実際に住み始めたら不便だったということはよくある後悔のひとつです。
間取りが生活しづらい場合の対策は、部屋をパーテーションで仕切ったり、収納スペースを追加したりして対応することです。
生活しづらい部分を改善する対策を取ることで、生活のしやすさを得られるようにしましょう。
家事導線が不便
家事は毎日のことなので、家事導線が不便だと地味にストレスが溜まってしまいます。
家事導線が不便な場合の対策は、変更できる部分を便利に使えるように変更することです。
たとえば、洗濯機は1階にあり、洗濯物を干すバルコニーが2階にある場合は、1階の庭で洗濯物を干せるようにするなど、家事がしやすいように変更をするのがおすすめです。
隣の家から部屋の中が見えてしまう
隣の家から部屋の中が見えてしまうというのは、設計上に問題がある可能性が高いです。基本的に塀などがありますが、それらが機能していないということだからです。
隣の家から部屋の中が見えてしまう場合の対策は、遮光カーテンではなく、遮像カーテンと呼ばれる人の姿を写さないカーテンを使用することです。
少なくとも、中に人がいるかもわかりづらくなるため、簡単にできる対策としてはベストでしょう。もし、可能であれば、植栽を植え、部屋の中が見えないように対策をするのがおすすめです。
不要な設備をつけてしまった
家を建てるときには、あれもこれも必要だと思って設備をたくさんつけてしまうことがあります。
ですが、実際に生活をするようになったら、設備が不要だったということはよくあることです。たとえば、風呂場のテレビや床暖房などがこれに当たります。
不要な設備をつけてしまった場合の対策は、外すことは容易にできないので、使用しないことです。
風呂場のテレビであれば使用するタイミングがなかったりしますし、床暖房であれば使用したいと思っても費用が高額になってしまうので使用せずに光熱費を節約するという対策がとれます。
必要な設備をつけなかった
家を建てるときには、必要ではないと思い、つけるのをやめた設備が実際に生活をしてみたら、必要だったというのもよくあることです。たとえば、浴室乾燥機は日ごろ外に洗濯物を干すから不要だと思い、つけないことがよくある設備です。
しかし、実際に生活を始めると、梅雨の時期や台風の時期には外に洗濯物を干せず、浴室乾燥機があれば、短時間で洗濯物を乾かせることに気が付きます。しかも、浴室乾燥機であれば、家の中に洗濯物を干さなくてすむので圧迫感などもなく、便利です。
必要な設備をつけなかった場合の対策は、リフォームなどのタイミングで設備をつけるしかありません。
家賃がもったいないという意見について
賃貸物件に住み続けていると、家賃が永続的にかかります。また、家賃だけでなく、2年に1回は更新料も必要となり、出費が嵩みます。
このように、賃貸物件は永続的に家賃を払い続けないと家に住めないにも関わらず、いくら家賃を支払ったところで資産になるわけではありません。持ち家であれば、家賃と同等程度の住宅ローンを支払った場合、住宅ローンの完済とともにその家は資産になります。
同等の費用を支払い続けて、資産になる持ち家と資産にならない賃貸物件とでは、やはり、賃貸物件の方がもったいないと言わざるを得ないでしょう。
ただし、ここで忘れてはならないのが、賃貸物件にはメンテナンスの費用が不要だという点です。たとえば、エアコンの調子が悪い場合、賃貸物件であれば大家さんが対応するので借主に費用は発生しません。
ですが、持ち家であれば、メンテナンスの費用は家主持ちです。持ち家は資産になるというメリットを享受する代わりに、設備に不具合が出たときには、メンテナンスを実費でしなければならないといったデメリットがあります。また、定期的な点検においても、持ち家の場合は実費で行わなければならず、費用がかかります。
賃貸と持ち家のデメリット比較
賃貸物件と持ち家には、それぞれデメリットが存在しています。共通のデメリットもあれば、賃貸物件にとってはメリットであっても持ち家の場合はデメリットになることもありますし、その逆で、持ち家にとってはメリットであっても賃貸物件にとってはデメリットになることもあります。
ここでは、デメリットを挙げ、そのデメリットに賃貸物件と持ち家のどちらが該当するかを一覧にして、比較していきます。
以下は賃貸物件と持ち家のデメリット比較を一覧にした表です。
【賃貸物件と持ち家のデメリット比較一覧表】
| デメリットの内容 | 賃貸物件のデメリット | 持ち家のデメリット |
| 固定資産税や都市計画税などの税金がかかる修繕費の積み立てがかかる(マンションの場合) | × | 〇 |
| 管理費がかかる(マンションの場合) | × | 〇 |
| 騒音問題やご近所トラブルがあってもすぐに引っ越しができない | × | 〇 |
| 住宅ローンの支払いを長期間しなければならない | × | 〇 |
| 定期的な点検をしなければならない | × | 〇 |
| メンテナンス(修理・リフォーム)の費用がかかる | × | 〇 |
| いくら家賃を支払っても資産にならない | 〇 | × |
| 高齢者になった場合、賃貸物件を借りづらい可能性がある | 〇 | × |
| 貸し出されている部屋の中から、住む部屋を決めなければならない | 〇 | × |
| リフォームやDIYが自由にできない | 〇 | × |
| 間取りや外観デザインなどがすでに決まっている | 〇 | × |
このように、賃貸物件と持ち家には、それぞれ異なったデメリットが存在しています。たとえば、賃貸物件のデメリットとして挙げられる「リフォームやDIYが自由にできない」というデメリットは、持ち家の場合「リフォームやDIYが自由にできる」といったメリットになります。
賃貸物件のデメリットは持ち家で解消できますし、持ち家のデメリットは賃貸物件で解消できるため、どのようなデメリットを取りたくないかを考えることで、より住みやすい形態が、賃貸物件であるか持ち家であるかを考えることができます。
持ち家or賃貸?家を建てない方がいい人の特徴まとめ
家を建てた方がいい人と家を建てない方がいい人は、その人の考え方やライフスタイルなどによって大きく異なります。
家を建てた方がいいのか建てない方がいいのかは、家を建てる必要性についてよく考えることから始めなければなりません。家を建てる理由とそのメリットや家を建てた後の後悔と対策からは、家を建てるよさと家を建てる怖さの両方を知ることが可能です。
家を建てることのメリットもデメリットもわかっていれば、いざ家を建てようと思ったときに、本当に家を建てることが必要であるかを判断できるようになります。家賃がもったいないという意見や賃貸物件と持ち家のデメリット比較についても詳しく知っておくことで、本当は賃貸物件がいいのか、持ち家がいいのかという判断材料になります。
このように、家を建てる方がいいのか、家を建てない方がいいのかは、さまざまな観点から熟考することが大切です。



















