家は基本的に高額であるため、購入をあきらめてしまうこともあるでしょう。しかし、最近では、ローコスト住宅と呼ばれる安い家が注目を集めています。
安い家にはなぜ安いのかという理由が存在しますが、その理由を知らないまま購入に踏み切ると後悔をする可能性が高まります。ですから、ローコスト住宅がなぜ安いのか、安くても本当に家として問題はないのかなどを理解することが大切です。
では、安い家であるローコスト住宅を購入した後、失敗や後悔をしないためには、どうすればいいのでしょうか?
この記事では、安い家を購入したことで後悔するよくある失敗事例とその理由をはじめ、露コスト住宅の特徴やメリット・デメリット、安い家で後悔しないための対策とポイントについて詳しくご紹介いたします。
安い家で後悔する、よくある失敗の事例は?
マイホームを持つ夢を持っている方も多いことでしょう。ですが、物価の高騰もあり、家の価格は高く、簡単に購入を決められるものではありません。
そんな中、安い家はその価格がとても魅力的です。安い家であれば、購入に踏み切れる人も少なくないでしょう。
しかしながら、安い家を買ってしまったばかりに、後悔をしている人もいます。
では、安い家を購入したことでどのような後悔をしているのでしょうか?
以下の4点は安い家で後悔する、よくある失敗の事例です。
- 自分の希望通りの間取りにできず、住みにくい
- 希望を優先して、想定外の金額になってしまった
- コストを重視した結果、光熱費が高くなってしまった
- アフターサービスが不十分だった
このように、安い家で後悔するのには、さまざまな理由が存在しています。
安い家を購入しても後悔しないためには、後悔した理由をあらかじめ知っておくことが必要でしょう。
安い家で後悔する理由
安い家で後悔した事例は、「安い家で後悔する、よくある失敗の事例は?」でも前述した通りです。
では、安い家で後悔した理由には、どのような理由があるのでしょうか?
安い家で後悔する、よくある失敗の事例には、しっかりとその理由があります。
それでは、安い家で後悔する理由について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
自分の希望通りの間取りにできず、住みにくい
安い家には安い理由があります。なぜ、安い家が安いかというと、ほとんどの場合、家の規格が決まっているからです。
安い家は間取りなどが決められているため、間取りから自分で決めたい場合には、安い家の購入は向いていません。
ですが、安い家の購入を決め、予算などの都合から間取りに関して、目をつぶった結果、自分の希望通りの間取りではないため、住みにくいといった問題が浮上することがあります。
ライフスタイルによって、住みやすい間取りは異なるため、間取りを妥協してしまうと、日々の生活がしづらくなり、ストレスになってしまいます。間取りを妥協していいのかをよく考えて安い家を購入することが大切です。
希望を優先して、想定外の金額になってしまった
安い家は、基本的に規格内で建てるものなので価格を抑えられます。ですが、オプションをつけることもできるため、希望を反映させることも可能です。
そのため、希望を優先してしまい、安い家であるにも関わらず、予算以上に高額になってしまうことがあります。
オプションをつける場合には、トータルの金額がいくらになるか、その都度確認することが大切です。
予算に問題がなければ、オプションをつけて希望通りの家にするのもよいでしょう。
コストを重視した結果、光熱費が高くなってしまった
安い家は価格が安いのが何よりの魅力です。ですが、断熱材などをコストカットしすぎてしまうと、遮熱性や耐熱性が悪く、結果として光熱費の高騰へとつながります。
せっかく、家を安く建てても、光熱費が高ければ、家計を圧迫することに変わりはありません。
先々の生活を考えて、カットすべきところはどこなのか、オプションをつけるべきところはどこなのか、ということを明確にしておく必要があります。
安い家を買うときは目先の安さだけでなく、これからかかる費用についても目をけることが重要です。
アフターサービスが不十分だった
アフターサービスとは、初期保証の期間と内容をさします。
初期保証とは、家を引き渡されてから始まる保証のことです。初期保証は10年で設定されていることが多く、保証期間としては短いため、保証期間を延長する契約をすることもできます。ただし、保証期間を延長する場合には、契約条件があるため、条件を満たさなければなりません。
また、保証内容は、点検や地盤に関する保証など、ハウスメーカーによって違いがあり、アフターサービスが不十分なケースがあります。家の価格に目がいきがちですが、アフターサービスの内容をしっかり比較してハウスメーカーを選ぶことも大切です。
安い家で後悔?ローコスト住宅とは?
近年、ローコスト住宅という言葉を耳にするようになった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ですが、ローコスト住宅がどんなものなのかについては、まだあまり知られていません。
ここでは、ローコスト住宅について以下の4つの観点から詳しくご紹介いたします。
- ローコスト住宅とはどんな家?
- ローコスト住宅の特徴とは?
- ローコスト住宅のメリットとは?
- ローコスト住宅のデメリットとは?
それでは、ローコスト住宅のそれぞれの項目について見ていきましょう。
ローコスト住宅とはどんな家?
ローコスト住宅とは、通常の注文住宅と比較した場合、安く建てられる注文住宅のことをいいます。
ローコスト住宅は、およそ1,000万円代で建てられることが多く、場合によっては1,000万円以下で建てられることもあります。
そのため、通常の注文住宅と比較して、2,000万円以上のコストカットが可能です。
ローコスト住宅の特徴とは?
ローコスト住宅の特徴には、以下の4点があります。
- 通常の注文住宅より安く建てられる
- 規格が決まっており、間取りなどがほぼ決まっている
- 宣伝や材料などの費用が抑えられている
- オプションをつけられる
通常の注文住宅より安く建てられる
ローコスト住宅の一番の特徴は、なんといってもその安さです。
通常の注文住宅より安く購入できるので、注文住宅を建てたいけれど、金銭面に不安のある場合でも家を建てられます。
規格が決まっており、間取りなどがほぼ決まっている
ローコスト住宅の場合、安く建てられる代わりに規格が決まっているため、間取りなどがほぼ決まっています。
ただし、オプションをつけられるため、ある程度は自分好みに建てることが可能です。
宣伝や材料などの費用が抑えられている
ローコスト住宅が安い理由は、宣伝費をはじめ、材料費や人件費を抑えているからです。
【宣伝費が安い理由】
宣伝費とはCMなどの宣伝にかかる費用を指します。
ローコスト住宅の場合、全国ネットのCMはカットし、CMを流すにしてもローカルのみにするなどの工夫がされています。
【材料費が安い理由】
ローコスト住宅の場合、同じ規格の住宅を建てるため、材料を一括で大量に仕入れます。
材料大量に仕入れることによって、単価を抑えることが可能です。
【人件費が安い理由】
同じ規格の住宅を建てるため、効率よく建てられるといったメリットがあり、人件費を抑えることに成功しています。
オプションをつけられる
ローコスト住宅は規格が決まっていますが、オプションをつけられます。
オプションには、以下のようなものがあります。
- 屋根材
- 外壁材
- 耐震パネル
- 断熱シート
- 窓
- ドア(玄関・勝手口)
- シャッター
- 壁材
- 床材
- 天井
- 照明器具
- ニッチ
- 収納
- 階段
- 室内ドア
- コンセントなどの電気配線
- キッチン
- バス
- トイレ
このように、ローコスト住宅にはさまざまなオプションをつけられます。
オプションには、注文住宅の耐震性や耐熱性を高めるだけではなく、建物自体の利便性やデザイン性にまつわるものまで、数多く用意されています。
オプションはハウスメーカーによって異なるため、これから説明するオプションが必ずしもつけられるとは限りません。
それでは、ローコスト住宅につけられるオプションについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
■屋根材・遮熱シート・窓
屋根材や遮熱シートを断熱性の高いものに変更したり、窓を二重窓にしたり窓サッシをグレードアップして複合窓にしたりして、断熱性を高められます。
また、窓に関しては遮音性を高めるものに変更することも可能です。
■外壁材・耐震性パネル
外壁材や耐震性パネルは耐熱性を高められます。ローコスト住宅の場合、耐震性が高くないことも多いため、防災の観点から耐震性を高められるものに変更するとよいでしょう。
■ドア(玄関ドア・勝手口)
ドアのオプションは、玄関ドアの場合、デザインだけでなく、スマートキーなどの機能をオプションでつけられます。
勝手口はローコスト住宅ではついてることは少なく、オプションでつけることの多いものです。勝手口が欲しいときには、オプションでつけるとよいでしょう。
■シャッター
シャッターには手動と自動の2種類がありますが、規格では手動であることが多いため、オプションで自動に変更することが可能です。
■壁材・床材
壁材や床材は、オプションで気に入った質感やデザインのものに変更することが可能です。
■照明器具
ローコスト住宅の場合、照明器具が含まれている場合と含まれていない場合があります。
照明器具を変更したい場合と照明器具が含まれていない場合は、オプションでつけましょう。
■ニッチ
オプションとして、ニッチの設置が可能です。ニッチとは、壁の一部を凹ませて、収納部分をつくるものです。ニッチは新たに収納スペースをつくるものの、場所を取らないため、オプションとして選ばれることがあります。
■収納
収納にはさまざまなオプションがあります。
たとえば、玄関であればシューズクローゼットを広くしたり、床下収納を増やしたりすることが可能です。
収納スペースが増えることで置けるものが増えたり、部屋を広く使えたりします。
■階段
階段のオプションの場合、手すりや階段の段差の形を変更することが可能です。
■室内ドア
室内ドアには、開き戸だけでなく、スライドドアや折れ戸などの種類があります。標準仕様のドアから、別の種類のドアをオプションで選ぶことが可能です。また、種類以外にもデザインをオプションで変更できます。
■コンセントなどの電気配線
コンセントなどの電気配線は、オプションで増やすことが可能です。たとえば、寝室の電気のスイッチを入口と枕元の2箇所につけるなど、暮らしを便利にできます。
■キッチン
キッチンのオプションには、収納やタッチレス水栓など、利便性にすぐれたものが多くあります。
■バス
バスは備え付けのラックや浴槽、シャワーや排水口、床材や窓、ドアのタオル掛けをオプションで変更が可能です。
浴槽やシャワーは高性能なものに変更することが多く、排水口はゴミの処理が楽なものに、床材は掃除がしやすいものがオプションとして選ばれます。
このほか、窓の種類やドアのタオル掛けの設置をオプションで選択可能です。
また、ガス乾燥機をオプションでつけることで、室内干しにも対応できるようになります。
■トイレ
トイレでは埋め込み収納など、より快適で便利にするためのオプションをつけられます。
ローコスト住宅のメリットとは?
ローコスト住宅には、以下の3点のメリットがあります。
- 安く注文住宅を建てられる
- 施工期間が短い
- オプションをつけられる
それでは、ローコスト住宅のメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
安く中住宅を建てられる
ローコスト住宅は、注文住宅が安く建てられることが最大のメリットです。
予算はないものの、注文住宅を建てたいときにはおすすめの方法であるといえます。
施工期間が短い
規格が決まっているため、施工期間が短いといったメリットがあります。
施工期間が短いということは、引き渡しまでの時間が短いため、早く注文住宅を手に入れることが可能です。
オプションをつけられる
ローコスト住宅は規格が決まっているものの、オプションをつけられるため、自分好みの注文住宅にできます。
ローコスト住宅のデメリットとは?
ローコスト住宅には、以下の3点のデメリットがあります。
- 間取りに自由度がない
- 無償の保証期間が決まっている
- 断熱性や遮熱性、耐震性などが低い
それでは、ローコスト住宅のメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
間取りに自由度がない
ローコスト住宅の場合、規格内で建てることにより、安く建てることが可能です。
そのため、間取りには自由度がありません。
間取りにこだわりたい場合には、ローコスト住宅は不向きであるといえるでしょう。
無償の保証期間が決まっている
ローコスト住宅の場合、無償の保証期間は10年に設定されていることが多く、条件を満たせば10年以上の保証もつけられますが、有料となるため、予算をしっかり割いておかなければなりません。
断熱性や遮熱性、耐震性などが低い
ローコスト住宅は、安く建てるため、断熱性や遮熱性、耐震性などが高くありません。
断熱性や遮熱性、耐震性などは、日常生活を送ったり、震災があったりした時に重要なため、オプションでつけるのがよいといえるでしょう。
安い家で後悔しないための対策とポイント
安い家で後悔しないためには、購入前の準備が重要です。
購入する前にすべき対策と注意点をしっかりと確認して、購入しましょう。
以下の4点は安い家で後悔しないための対策とポイントです。
- 断熱材はケチらない
- ハウスメーカーのプランを比較する
- オプションは価格を見て決める
- 標準仕様でいらないものは外す
それでは、安い家でしないための対策とポイントについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
断熱材はケチらない
ローコスト住宅を建てるときは、絶対に断熱材をケチってはいけません。
断熱材をコストカットすることにより、光熱費がかかってしまう住宅になるからです。
断熱材以外のところで、コストカットをするようにしましょう。
ハウスメーカーのプランを比較する
ハウスメーカーによって、ローコスト住宅のプランは異なります。
ハウスメーカーではカタログを用意しているため、カタログを取り寄せて、しっかりと内容を確認することが重要です。
気になるローコスト住宅のプランが決まったら、各ハウスメーカーに連絡をして詳細のプランを出してもらい、比較しましょう。
オプションは価格を見て決める
オプションを見ていると、あれもこれもとつけたくなってしまうことがあります。
ですが、オプションをつけすぎてしまうと、せっかくのローコスト住宅が高額になってしまい、本末転倒です。
オプションをつけるときは、「オプションの優先順位」と「オプション料金の上限」を決めておくようにしましょう。
この2つを決めておくと、オプションをつけすぎて、高額になってしまうのを防げます。
標準仕様でいらないものは外す
オプションでグレードアップさせたり、欲しいものを加えたりするのとは反対に、標準仕様でいらないものを外すのもローコスト住宅で後悔しないためには大切です。
中には標準仕様のため外せないものもありますが、いらないもののうち外せるものを外すことでコストカットが可能になります。
コストカットした分で、オプションを追加することもできるので、必要なものと不要なものをしっかり確認しましょう。
また、標準仕様でコストカットしてはいけないものは、断熱性のあるものや耐震性のあるものです。
家としての強度は下げないようにしましょう。
【安い家で後悔】まとめ
安い家の購入で後悔をしてしまう理由は、ローコスト住宅についての知識がないまま、家を購入していることにあります。
ローコスト住宅が安いのは、規格が決まっており、さまざまな費用が抑えられているからです。マイホームにたくさんの希望がある場合は、すべてが叶うことはまれであるといえるでしょう。
もちろん、オプションをつけることで希望の家に近づけることは可能ですが、ローコスト住宅最大の魅力である安さは失われてしまうので注意が必要です。オプションをつける場合には、予算の上限を必ず設けましょう。
また、安い家を購入して後悔しないためには、事前リサーチと自分がマイホームにおいて優先したいことがなんなのかということをピックアップしておくことが大切です。
安い家を購入して後悔しないために、購入前にはしっかりとローコスト住宅について学びましょう。



















