お役立ち情報

持ち家で損する理由|賃貸と比較してお得なのは?老後は?

持ち家は損だといわれることがあります。持ち家を購入するときには、基本的にローンを組み、返済していかなければなりません。かかるコストは賃貸と比較した場合、大きいといえるでしょう。

ですが、持ち家が損だといわれるほかの理由や持ち家が本当に損なのか、賃貸と比較した場合どの程度の違いがあるかは、あまり知られていません。

この記事では、持ち家が損だといわれる理由をはじめ、持ち家と賃貸の比較や持ち家の老後の生活のメリットとデメリット、持ち家を購入したことによる後悔について詳しく解説いたします。

持ち家の購入は損だと言われる理由

持ち家の購入が損だと言われる理由には、以下の7つがあります。

  1. 固定資産税や都市計画税がかかる
  2. 持ち家がマンションの場合、修繕費の積み立てがある
  3. 持ち家がマンションの場合、管理費がかかる
  4. 騒音問題などが起きても簡単に引っ越しができない
  5. ローンの支払いが長期間続く
  6. 経年劣化した外壁や屋根の塗装やメンテナンスの費用や手間がかかる
  7. シロアリが発生するなど問題が起きたときにすべて実費で対処しなければならない

これらが損だと言われる理由は、持ち家のデメリットとして考えられている部分でもあります。
それでは、損な理由をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

固定資産税や都市計画税がかかる

持ち家の場合、固定資産税や都市計画税がかかります。

総務省「固定資産税」によると、固定資産税と都市計画税をが支払っています。

<引用:総務省「固定資産税」>

固定資産税や都市計画税は、賃貸の場合にはかかりません。

持ち家がマンションの場合、修繕費の積み立てがある

持ち家がマンションの場合、修繕費の積み立てが行われます。
積み立てられた修繕費は、マンションに不具合が出た場合に修繕費用として使用されるため、必ず支払わなければなりません。

持ち家がマンションの場合、管理費がかかる

持ち家がマンションの場合、定められた管理費を毎月支払わなければなりません。
管理費はマンションのさまざまな機能を維持するために必須の費用です。
賃貸でも管理費は必要ではありますが、持ち家の方が管理費は高額になります。

騒音問題などが起きても簡単に引っ越しができない

一度、家を購入してしまうと、引っ越しは容易ではありません。
騒音問題が起きたり、ご近所トラブルに巻き込まれたりした場合でも、その家に住み続けなければならないといったデメリットがあります。

ローンの支払いが長期間続く

持ち家をキャッシュで購入できる人はほんの一握りです。
基本的には何十年といったローンを組まなければなりません。
ローンを組むということは、借金を背負うということです。
支払いがきつくなった場合でも払い続けなければならないといった大変さがあります。

経年劣化した外壁や屋根の塗装やメンテナンスの費用や手間がかかる

外壁や屋根は一度塗ったら終わりではありません。
紫外線や雨や風にさらされ、劣化していきます。
10年程度で劣化がひどくなってくるため、定期的なメンテナンスと塗り直しが必要です。
そのため、費用も手間もかかってしまいます。

シロアリが発生するなど問題が起きたときにすべて実費で対処しなければならない

持ち家に住んでいると、シロアリが発生したり、雨漏りがしたりするなど、さまざまな問題が発生した場合、すべて実費で対処しなければなりません。

このような問題が起きたときのために保険に入るのが一般的ですが、保険料もかかるため、金銭的な面では大変であるといえます。

持ち家は損?賃貸と比較

持ち家は損である理由を7つご紹介しましたが、ここでは持ち家は賃貸と比較した場合、どのような違いがあるかについて詳しくご紹介いたします。

以下の表は持ち家と賃貸の違いを比較した表です。まずは「持ち家と賃貸の違いについて」をご覧ください。

【持ち家と賃貸の違いについて】

持ち家 賃貸
家賃 なし あり
敷金礼金 なし あり
更新料 なし あり
ローン あり なし
修繕費の積み立て あり(マンションの場合) なし
固定資産税や都市計画税 あり なし
修繕費 あり なし
外壁などのメンテナンス あり なし
管理費(マンションの場合) あり あり
引っ越し 難しい 簡単
火災保険などの保険の加入 あり あり

表からもわかるように、持ち家はローンがありますが、その代わり、賃貸にある家賃・更新料・敷金礼金がありません。

持ち家はローンを完済すれば、自分のものになりますが、賃貸ではいくら家賃を支払っても自分のものにはならないといった違いがあります。また、賃貸の敷金は丁寧に住めば、ある程度戻ってきます。

固定資産税や都市計画税は持ち家ならではあり、賃貸では必要ありません。

修繕費の積み立てと修繕費、外壁などのメンテナンスも持ち家ならではです。
賃貸であれば、備え付けのエアコンなどが壊れたり、共有部分が劣化してしたりして修理が必要な場合は、大家さんが対応してくれます。

管理費や火災保険などの保険料は、マンションであれば、持ち家でも賃貸でも必要です。
ですが、持ち家と賃貸では金額に違いがあります。持ち家の方が高額な傾向があります。

持ち家は損?老後の心配は?

持ち家は損だといわれますが、果たして本当に損なのでしょうか?

ここでは、持ち家を購入した場合の老後の生活のメリットとデメリットについて、詳しく解説いたします。

持ち家を購入した場合の老後の生活のメリット

持ち家を購入した場合の老後の生活のメリットは3つあります。

  • 高齢者は賃貸物件を借りづらいが、持ち家があれば、賃貸を借りられないという心配がない
  • 資産として残せる
  • リフォームを自由にできる

それでは、持ち家を購入した場合の老後の生活のメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

高齢者は賃貸物件を借りづらいが、持ち家があれば、賃貸を借りられないという心配がない

高齢者の場合、収入が年金しかなかったり、保証人がいなかったりするなどの問題があり、賃貸物件が借りづらいといった問題があります。
ですが、持ち家であれば、住む家が借りられないといった問題に直面することがありません。

資産として残せる

ローンを完済している場合、持ち家は資産になります。
お子さんやお孫さんがいれば、自分が亡くなったきに資産として残すことが可能です。

リフォームを自由にできる

家は住んでいるだけで経年劣化をしていきます。
そのため、リフォームは必要になってくるものです。
持ち家であれば、自由に自分の好きなデザインでのリフォームができます。

また、持ち家であれば、高齢になってきたときに手すりやエレベーターをつけるなどといったバリアフリーのリフォームも可能です。

持ち家を購入した場合の老後の生活のデメリット

持ち家を購入した場合の老後の生活のデメリットは3つあります。

  • ローンを完済するまで払い続けなければならない
  • マンションの場合、管理費や修繕費の積立金を支払い続けなければならない
  • 処分が難しい場合がある

それでは、持ち家を購入した場合の老後の生活のデメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

ローンを完済するまで払い続けなければならない

持ち家を購入するときは、ローンを組むため、ローンが完済するまで払い続けなければなりません。

ローンの組み方によっては、老後に年金生活になってもローンを払い続けなければならず、生活を圧迫する可能性があります。

マンションの場合、管理費や修繕費の積立金を支払い続けなければならない

マンションの場合、ローンを完済していても管理費や修繕費の積み立ては毎月しなければなりません。
賃貸の家賃に比べれば、管理費や修繕費の積み立て費は安いものの、管理費や修繕費の積み立て費が払えずに売りに出してしまうケースもあります。

処分が難しい場合がある

持ち家はローンを完済すれば、資産になりますが、資産になったものの、売却する際に立地などの問題で買い手がつかない場合があります。
また、建物自体が古い場合は、土地にしか価値がつかず、解体工事の費用と土地の売却額で相殺されてしまうこともあります。
このように、処分が難しい持ち家もあることも考えておく必要があるでしょう。

持ち家は損?よくある後悔

持ち家を購入したものの、後悔をしてしまった方たちがいます。後悔をした方の主な理由は以下の7つです。

  • ローンを返し続けなければならず、生活が苦しかった
  • 購入した物件が中古の場合、劣化を感じるスピードが速い
  • 転勤があり、引っ越しを余儀なくされた
  • 購入を決めたハウスメーカーが良くなかった
  • 持ち家を買うタイミングが悪かった
  • 離婚などでライフスタイルが変わってしまった
  • 立地が思いの外、良くなかった

このように、さまざまな理由で、持ち家を買わなければよかったと思う方たちがいます。
持ち家を購入する際は、購入のタイミングやどんな物件を購入するかなどを熟考した方がよいでしょう。

【持ち家は損】まとめ

持ち家に住むことはメリットもありますが、デメリットも多く存在しています。

賃貸と比較した場合、持ち家は何かと費用がかかってしまい、その場限りで見ると、非常に損です。しかしながら、老後まで住む場合は、資産として活用する方法があるため、老後の資産のひとつとして持ち家を持つメリットもあります。

また、実際に持ち家を購入して後悔してしまった方たちの声を見てみると、多くの場合、損な理由以外にもデメリットがあることがわかります。人によって、それぞれ住む場所に求めることは異なるため、持ち家が確実に損になる場合は購入を控えた方がよいでしょう。

持ち家はデメリットも数多くありますが、メリットも存在するため、よく精査する必要があります。購入したことで後悔する可能性が高かったり、老後に困ったりしてしまうのであれば、持ち家を持たない選択がおすすめです。