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(株)ハウスワンの一尾です。
そろそろイチョウやケヤキ並木が色づくころですね。
日に日に秋が深まり、吹く風にも秋色の濃さを感じます。
これからどんどん寒くなる季節ですが、今回は、昨今導入する方が増えている革新的な暖房システムである「床下エアコン」をご紹介しましょう。
特に家づくりを考えている方は、断熱性、気密性を踏まえて、暖房効率を考えた暖房計画を立てる参考になると思います。
「床下エアコン」とは、床下空間を活用して家全体を均一に暖める暖房システムです。
一般的な壁掛けタイプのエアコンを使いながら、基礎の中と地中の熱である地熱層の熱を活用して、床全体に熱を蓄熱し、その放射熱で居住空間を暖めてくれます。
暖かい空気が上にいく性質を利用して、床下から送り出された暖気が自に上昇することで部屋全体を上から下まで均一に暖めていきます。
さらに、各部屋に開口部(ガラリ)を設けて暖気を送り出すことで、リビングだけでなく、廊下、トイレ、脱衣所など、家中のあらゆる場所で均一な暖房を実現できます。
床下エアコンには多くのメリットがあります。
まず、屋内の温度ムラが極めて少ないこと。
特にヒートショックのリスクがある高齢者の方には大変ありがたいシステムです。
また、基礎に蓄熱した熱をゆっくりと放出するため、一度暖まれば長時間暖かさが持続し、他の暖房と比べて光熱費を大きく抑えられます。
さらに、特殊なエアコンを使うわけではないので、通常と同じようにリモコン操作でき、床に近いためお手入れも楽です。
エアコン本体が故障しても、すぐに交換できます。
そして、放射熱を利用するため、無垢木や大理石といった高級床材も支障なく選ぶことができます。
一方で、デメリットもいくつかあります。
まず、冷たい空気は重くて下に溜まる性質があるので、夏場の冷房には向いておらず、別途エアコンなどの冷房設備を使う必要があります。
また、家全体の断熱性能と気密性能がしっかり確保されていないと、床下エアコンは有効になりません。
基礎断熱工法が必須になるため、コストはある程度かさみます。
また、基礎を人工的に温めるため、結露のリスクがあります。
しかし、これらの条件を満たせば、床下エアコンは一般的なエアコンの料金程度で導入でき、10万円以下のエアコンでも十分な恩恵を得られます。
消費電力や光熱費を考えれば、初期投資を十分にカバーできるでしょう。
昨今よく「高気密高断熱住宅」という言葉が聞かれますが、気密性を高めれば、このような革新的な暖房システムを導入することもできるのです。
十分検討する価値はあるでしょう。
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(株)ハウスワン 一尾
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