家を購入するのは、ウキウキと楽しいことだと思っている方も多いことでしょう。
憧れのマイホームが手に入るのは、人生の中でもとびきり幸せな時間かもしれません。
ですが、家を購入した結果、「こんなはずではなかった」と後悔したり、失敗だと感じてしまうことがあります。
では、どんなときに家を購入して後悔や失敗を感じるのでしょうか?
この記事では、家を購入したことで後悔する理由をはじめ、後悔しているケースの対処法、家の購入を後悔したときに家を売却する際のポイント、家を購入することで後悔や失敗をしないための対策について詳しくご紹介いたします。
家購入で後悔する理由
せっかく、家を購入しても、必ずしも満足できるとは限りません。購入のときには想定できていなかった問題が浮上し、後悔につながってしまうことがあります。
また、家を購入することで後悔する理由には、実にさまざまなものがあり、その原因も異なります。
以下15点は家を購入することで後悔する理由です。
- 住宅ローンを支払えなくなってしまった
- 固定資産税や都市計画税を支払えなくなってしまった
- 火災保険や地震保険などの保険料が支払えなくなってしまった
- 修繕しなければならない箇所が出てきたが、修繕費を工面できない
- 転勤によって、住むことができなくなってしまった
- 交通量など、住環境が想像と違った
- 騒音問題など、近隣トラブルに巻き込まれてしまった
- 間取りやデザインにこだわりすぎて、購入する際に想定外の金額になってしまった
- 間取りや動線が想像していたものと違い、生活がしづらい
- 部屋数が多かったり、庭が広かったりして掃除が大変
- 家を購入するときにコストカットしたため、光熱費が標準的な価格より高額になってしまった
- 子どもが巣立つなど、住む人数が減ってしまい、部屋数を持て余している
- 子どもが増えて、部屋数が足りず、家が狭くなってしまった
- ハウスメーカーなどのアフターサービスが不十分で困っている
- コンセントの数や収納が足りないなど、オプションが不十分だった
それでは、家を購入することで後悔した理由について詳しく見ていきましょう。
住宅ローンを支払えなくなってしまった
住宅ローンは年収から算出されて返済の見込みがある場合に契約が可能です。
ですが、転職などの結果、年収が下がってしまったり、離婚してペアローンが継続できなくなったりして、住宅ローンの返済ができなくなってしまうことがあります。
固定資産税や都市計画税を支払えなくなってしまった
家を購入すると、固定資産税や都市計画税を支払わなければなりません。
ですが、固定資産税や都市計画税の支払いのことを考えずに家を購入してしまうと、支払いが間に合わなくなってしまいます。
火災保険や地震保険などの保険料が支払えなくなってしまった
家を購入したら保険に入りますが、火災保険や地震保険などの保険料の支払いを考慮せずに家を購入すると、支払いができなくなってしまうことがあります。
修繕しなければならない箇所が出てきたが、修繕費を工面できない
家を購入して何年も住んでいると劣化してきます。たいていのものには耐用年数があるため、修繕をしなければならないときはやってくるものです。
家は購入したら終わりではないため、修繕費のために貯蓄をしておく必要があります。
転勤によって、住むことができなくなってしまった
職種によっては、転勤があることもあるでしょう。家を購入した後に転勤が決まってしまうことも珍しくはありません。
単身赴任で家族だけが住むことを選ぶ場合もありますが、家族で引っ越す場合には、住み続けることはできません。
交通量など、住環境が想像と違った
交通量などは時間帯や曜日によって大きく異なることがあります。
決まった時間帯だけ見ていた場合、住環境が思っていたものとは違う可能性があります。
騒音問題など、近隣トラブルに巻き込まれてしまった
騒音問題などの近隣トラブルに巻き込まれてしまうと、日常生活が正常に送れなくなってしまうことがあります。
家を購入したことを後悔する理由として、切実なもののひとつです。
間取りやデザインにこだわりすぎて、購入する際に想定外の金額になってしまった
購入する際に想定外の金額になってしまうと、購入した後の生活に影響が出てしまうことがあります。
間取りやデザインにこだわるのは、ほどほどにしておくとよいでしょう。
間取りや動線が想像していたものと違い、生活がしづらい
実際に生活するまでわからないことがあるのが間取りや導線です。
良かれと思ってこだわった間取りや動線では生活がしづらい場合があります。
部屋数が多かったり、庭が広かったりして掃除が大変
部屋数が多かったり、庭が広かったりするのは、家を建てる上で憧れる方も多いことでしょう。
ですが、それらは掃除をしなければならない場所でもあります。
家を購入するときにコストカットしたため、光熱費が標準的な価格より高額になってしまった
少しでも安く抑えようと断熱材や屋根材などのグレードを下げてコストカットをすることがありますが、それは間違いです。
グレードを下げてコストカットしてしまうと、生活していくと光熱費が標準的な価格より高くなり、生活を圧迫してしまいます。
子どもが巣立つなど、住む人数が減ってしまい、部屋数を持て余している
子どもは基本的に巣立つものだと考えておく必要があります。
部屋数は間取りの時点で考えるため、後々使いやすいようにしておくのも手です。
子どもが増えて、部屋数が足りず、家が狭くなってしまった
子どもの人数は、夫婦間で相談して決められるものなので、何人家族で住むかを最初に想定しておくことが大切です。
ハウスメーカーなどのアフターサービスが不十分で困っている
アフターサービスはハウスメーカーや工務店などによって違いがあります。
ハウスメーカーや工務店を選ぶときに着目したい項目です。
コンセントの数や収納が足りないなど、オプションが不十分だった
オプションをつけられる場合は、何が何個必要かを確認して、オプションをつけます。
今の生活から新生活に変わったときにどれだけの違いがあるかを想定することが大切です。
「家なんて買うんじゃなかった」と家購入で後悔しているケースの対処法
家を購入して後悔する理由は、実にさまざまで多くの場合、どうすることもできないまま、過ごしてしまうこともあるでしょう。
ですが、「家なんて買うんじゃなかった」と家の購入で後悔している場合、対処する方法があります。
「家なんて買うんじゃなかった」と家の購入で後悔しているケースの対処法は以下の3つです。
- そのまま住み続ける
- 売却する
- 賃貸物件として貸し出す
それでは、「家なんて買うんじゃなかった」と家の購入で後悔しているケースの3つの対処法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
そのまま住み続ける
ローンの返済などお金の問題が浮上している場合は、そのまま住み続けるのは現実的ではないように思えるかもしれません。
ですが、売却したからといって、売却額とローンの返済額と相殺できない場合には、ローンの返済は残ったままになります。
一度購入してしまった場合、買い替えをするのは容易いことではありませんので、そのまま住み続けるという選択をする人も多いことでしょう。
売却する
家を購入して後悔している場合、売却するという方法があります。
売却する場合には、さまざまな手続きが必要となるため、手間と時間はかかりますが、手放した結果、別の新しい家に住めます。
売却してローンの返済ができるケースもあれば、売却してもローンが残ってしまうケースもあるため、新しく家を購入したり、賃貸物件を借りたりするときには金銭的な計算をしっかりしておく必要があります。
賃貸物件として貸し出す
家を購入して後悔している場合、賃貸物件として貸し出す方法があります。
賃貸物件として貸し出すことで、家賃収入を得ながら、家を持ち続けることが可能です。
もちろん、賃貸契約をする場合には、期間を決めなければならないため、その期間住むことはできません。
ですが、賃貸契約が終了した後であれば、再び住むこともできます。
売却をするにはもったいないと感じている場合などには、賃貸物件として貸し出す方法を選択するとよいでしょう。
家購入で後悔…マイホームを売却するポイント
家を購入したことで後悔した場合、マイホームを売却するという方法があります。
マイホームを売却することで、その資金を元手に新たな家を購入する足しにしたり、賃貸物件を借りる費用にすることが可能です。
マイホームを売却するときに抑えておきたいポイントは、以下の6点があります。
- 売却するなら早めに売却する
- ローンの返済に問題はないか確認する
- 短期所得税について知っておく
- 売却するときの査定は合い見積もりを取る
- 売却を焦らない
- 売却することのメリットだけでなく、デメリットも理解する
それでは、マイホームを売却するときに抑えておきたいポイントについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
売却するなら早めに売却する
購入した家は購入した日から劣化が始まります。少しでもきれいで状態のよい家として売却した方が高く売れるため、売却を決めたら早めに売却するようにしましょう。
ローンの返済に問題はないか確認する
購入した家を売却しても、売却額が購入額を下回った場合、ローンの返済が残ってしまいます。
新しい家を購入したり、新しい賃貸物件を借りたりする場合でも、売却した家のローンを返済し続けなければならない可能性があるため、売却する前にローンの返済に問題がないことを確認しておきましょう。
短期所得税について知っておく
購入した家を5年以内に売却して利益が出ることは稀ですが、利益が出た場合には、短期所得税という税金がかかります。
5年以内と5年以上では、かかる税金のパーセンテージが異なるため、注意が必要です。
「短期譲渡所得の税額の計算」とは、以下のように定められています。
【概要】
譲渡した年の1月1日現在の所有期間が5年以下の土地や建物を売ったときの税額の計算は、次のようになります。
【計算方法・計算式】
課税短期譲渡所得金額の計算
課税短期譲渡所得金額=譲渡価額-(取得費+譲渡費用)-特別控除
(注)譲渡価額、取得費、譲渡費用、特別控除については、コード3208「長期譲渡所得の税額の計算」を参照してください。
税額の計算
税額=課税短期譲渡所得金額×30%(住民税9%)
(注)平成25年から令和19年までは、復興特別所得税として各年分の基準所得税額の2.1パーセントを所得税と併せて申告・納付することになります。
<引用:国税庁「No.3211 短期譲渡所得の税額の計算」>
売却するときの査定は合い見積もりを取る
家を売却するときは、家を購入するときと同様に合い見積もりを取る必要があります。
家を売却するときには、査定が必要となるので、必ず査定で合い見積もりを取りましょう。
1社ずつ査定を申し込むのは時間も手間もかかるため、査定を一括で依頼できるサイトで査定を申し込むのがおすすめです。
売却を焦らない
家の購入を後悔したり、失敗したと感じたりした場合、すぐにでも家を売りたいという気持ちになることでしょう。
また、少しでも早く売却した方が値下がりを避けられるといった側面もあるため、焦ってしまうかもしれません。
ですが、売却はしっかりと手順を踏んで、妥協をしないことも大切です。売却に失敗しないようにやるべきことをひとつずつこなしていきましょう。
売却することのメリットだけでなく、デメリットも理解する
売却することで後悔や失敗した家を手放して、新生活が送れるといった大きなメリットがあります。
ですが、新しい家を探す手間や時間がかかったり、引っ越し費用が必要になったりするなど、さまざまなデメリットも存在しています。
売却することのメリットもデメリットも理解しておくことで、売却をしたときに失敗する可能性を下げることが大切です。
家購入で後悔・失敗しないための対策
家を購入して後悔・失敗してしまうこともあるでしょう。ですが、それはきちんとした対策が取られていないためです。
家を購入するときにしっかりと対策をしていれば、後悔や失敗をする確率はぐっと下げられます。
以下は家を購入して感じた後悔・失敗とその対策をまとめた表です。
それでは、それぞれの後悔・失敗とその対策について、詳しくみていきましょう。
【家を購入して感じた後悔・失敗とその対策一覧】
| 家を購入して感じた後悔・失敗 | 家を購入して後悔・失敗しないための対策 |
| 住宅ローンを支払えなくなってしまった | 転職をする場合は住宅ローンや税金、保険料などが支払える年収であるかをよく考えてから転職する |
| ● 固定資産税や都市計画税を支払えなくなってしまった
● 火災保険や地震保険などの保険料が支払えなくなってしまった |
家を購入するときに、税金や保険料の支払いもしっかりと確認する |
| 修繕しなければならない箇所が出てきたが、修繕費を工面できない | 修繕しなければならない箇所が出てきたときのために、しっかりと貯蓄をしておく |
| 転勤によって、住むことができなくなってしまった | 転勤によって住むことができなくなった場合、賃貸に出すなどのリスク回避策を考えておく |
| 交通量など、住環境が想像と違った | 住環境は必ず、平日と土日祝日に分け、朝と昼と夜の時間帯を確認する |
| 騒音問題など、近隣トラブルに巻き込まれてしまった | 騒音問題など、近隣トラブルは事前に徹底的に確認する |
| 間取りやデザインにこだわりすぎて、購入する際に想定外の金額になってしまった | 間取りやデザインにこだわるときは、優先順位を決めて、予算以内に収まるようにして購入する |
| 間取りや動線が想像していたものと違い、生活がしづらい | 間取りや動線はしっかり考えるだけでなく、確認もする |
| 部屋数が多かったり、庭が広かったりして掃除が大変 | 家の広さは掃除や手入れをすることを念頭に置いて決める |
| 家を購入するときにコストカットしたため、光熱費が標準的な価格より高額になってしまった | 家を購入するときに必要な屋根材や断熱材はケチってコストカットしない |
| 子どもが巣立つなど、住む人数が減ってしまい、部屋数を持て余している | 子どもが巣立つなど、住む人数が減ってしまい、部屋数が余ってしまったときの使い道を考えておく。または、建て直しも視野に入れておく |
| 子どもが増えて、部屋数が足りず、家が狭くなってしまった | 子どもが増えて、部屋数が足りず、家が狭くならないように間取りをしっかり考えておく |
| ハウスメーカーなどのアフターサービスが不十分で困っている | ハウスメーカーなどのアフターサービスが不十分で困らないように、見積もりを取るときにアフターサービスについてもしっかり確認する |
| コンセントの数や収納が足りないなど、オプションが不十分だった | コンセントの数や収納が足りないなど、オプションが不十分にならないように、何がどれくらい必要かをしっかり確認する |
このように、家を購入して、後悔・失敗をしてしまうのは、確認不足であるケースが非常に多い傾向にあります。
もちろん、離婚など想定外の出来事が起こってしまい、ローンの支払いが難しくなるなどは、対策のしようがありません。
ですが、そのほかのことは、きちんと準備をしていれば、防げるものがほとんどです。
家を購入するときの後悔・失敗しないための対策の手順とは?
家を購入するときに後悔・失敗をしないための対策を実行するためには、手順を知っておくことも大切です。
以下の手順で、家を購入するときに後悔・失敗をしないための対策を実行しましょう。
- 家を購入するための予算を決める
- 家を購入するときに注意すべきことをピックアップする
- 家を購入するときの優先順位を決める
- 家を購入するときに注意すべきことを一覧にし、ひとつずつ確認する
家を購入するときに後悔・失敗をしないための対策を実行するためには、基本的に下調べと確認をしっかりすることに尽きます。
下準備も確認も仕事や家事で忙しい合間にしなければならず、手間を感じることでしょう。
ですが、下準備や確認を怠ることで、後悔や失敗をしてしまうことにつながります。
家を購入するときには、下準備と確認を徹底するよう心がけましょう。
【家購入で後悔】まとめ
家を購入することで後悔や失敗をしてしまうのはとても残念なことです。
家の購入は人生の中でも大きな買い物のひとつであり、誰もが失敗や後悔をしたくないものでしょう。
どんな理由で家を購入したことを後悔したり、失敗したと感じたりするのかを事前に知っておけば、対策を立て実行できます。
家を購入するときは、後悔や失敗をしないように必ず下準備と確認を徹底しましょう。
もちろん、手間も時間もかかりますが、このひと手間で家を購入したときの後悔や失敗をする確率を下げられます。
後悔や失敗のほとんどの理由は、ひと手間かけなかったことにあるので、ひと手間さえかければ、後悔や失敗をしなくて済むともいえます。
大切な家の購入には、下準備と確認をするとよいでしょう。



















