夢のマイホームを購入してもそれで終わりではありません。マイホームを購入したら始まるのが、住宅ローンの返済です。
マイホームを購入した後、住宅ローンのことで後悔した声はたくさんあります。後悔した理由は、どれも金銭的な問題から生活苦に直結してしまうものばかりです。
では、マイホームを購入した後、住宅ローンで失敗しないためには、どうすればいいのでしょうか?
この記事では、マイホームを購入した後のリアルな後悔の声とその理由をはじめ、マイホームを購入した後に住宅ローンで失敗しないためのポイントや対策について詳しくご紹介いたします。
マイホーム購入後の後悔【 住 宅 ロー ン編】
夢のマイホームを手に入れることは容易いことではありません。購入したのも束の間、現実として襲いかかってくるのは、住宅ローンの返済です。
住宅ローンの返済でマイホームを購入した後の後悔の声には以下のようなものがあります。
- 住宅ローンが長すぎて、返済がしんどい
- 住宅ローンの返済期間を短く設定しすぎてしまってつらい
- 住宅ローンを借りるときに、もっと銀行を比較しておけばよかった
- 定年後のことを考えずに住宅ローンを組んでしまい、返済するお金に困っている
- 夫婦で住宅ローンを組んだが、離婚してしまった
- 夫婦で住宅ローンを組んだが、妻または夫が仕事を辞めてしまった
- その場の勢いで購入してしまったが、もう少し安い家にしておけばよかった
- 年収が上がると踏んで、身の丈に合っていない家を購入してしまったため、住宅ローンの返済がきつい
- 住宅ローンを組んだが、転職したり解雇されたりして年収が下がり、住宅ローンの返済が難しい
- そのときの状況だけを考えて、住宅ローンを繰り上げ返済してしまった
- 独身のときに住宅ローンを組んだが、子どもが生まれて子どもにお金がかかるようになり、やりくりが大変
- 頭金をたくさん支払いすぎてしまった
このように、住宅ローンの返済でマイホームを購入した後の後悔の声は実にさまざまですが、どれも金銭的な問題からくるものばかりです。
そして、住宅ローンの返済自体が厳しかったり、できなくなってしまったりして後悔する声が圧倒的に多いといった特徴があります。
マイホーム購入後の後 悔【住宅ローン編】後悔する理由は?
マイホーム購入後の後悔の声は、「マイホーム購入後の後悔【住宅ローン編】」でも前述した通りです。では、マイホーム購入後の後悔の声には、どのような理由があるのでしょうか?
ここでは、マイホーム購入後の後悔の声の理由についてそれぞれ詳しくご紹介いたします。
【理由1】住宅ローンが長すぎて、返済がしんどい
住宅ローンは35年程度で組むのがよいといわれていますが、実際は50年以上で組むことが増えています。
しかし、40代以降で住宅ローンを組むと必然的に90歳近くまで支払うことになり、生活を圧迫してしまうといった問題が生じます。
多くの場合、退職金で繰り上げて支払いますが、それでも足りない場合は年金生活になっても支払いが続いてしまい、生活が苦しくなってしまうでしょう。
【理由2】住宅ローンの返済期間を短く設定しすぎてしまってつらい
現在の年収から少しでも早く返済してしまおうと、返済期間を短く設定しすぎてしまうことがあります。
返済期間が短いということは、それだけ一度に返済する額が大きいということです。ほかの積立などに影響が出てしまい、生活を圧迫してしまうことがあります。
また、住宅ローンを支払う人が亡くなったり、高度障害を負ってしまったりした場合には、残りの住宅ローンを支払わなくていい保険もあるため、一度に返す住宅ローンの金額はよく考えた方がよいといえるでしょう。
【理由3】住宅ローンを借りるときに、もっと銀行を比較しておけばよかった
住宅ローンは、多くの場合、引き落としのミスがないように給料が振り込まれる口座を指定します。
ですが、金利などの面で給与口座がある銀行以外の方がよいケースがあるので注意が必要です。
住宅ローンを組む場合には、必ず銀行の比較をするようにしましょう。
【理由4】定年後のことを考えずに住宅ローンを組んでしまい、返済するお金に困っている
住宅ローンは何歳で組むかによって、またいくらずつ返済するかによって定年でしっかり払い切れるか、定年後も払い続けなければならないかが決まります。
定年後まで支払いがある場合、定年後も働き続けなければ返済ができなくなってしまうような住宅ローンの組み方は、住宅ローンの返済がつらくなる原因になります。
また、定年退職後、住宅ローンの支払いができず、老後破産をしてしまうことも考えられるため、住宅ローンを組む年齢はよく考えなければなりません。
【理由5】夫婦で住宅ローンを組んだが、離婚してしまった
夫婦で住宅ローンを組む、いわゆるペアローンは、離婚してしまうと悲惨です。
離婚時の財産分与で多くの場合、家を売りに出し、売れたお金で残りの住宅ローン分を相殺しますが、相殺できない場合は残りの住宅ローンを支払わなければなりません。
住宅ローンが相殺できない場合には、資産が残ることもなく、住宅ローンだけを支払わなければならないので負債となってしまいます。ペアローンを組むときは注意が必要です。
【理由6】夫婦で住宅ローンを組んだが、妻または夫が仕事を辞めてしまった
夫婦で住宅ローンのペアローンを組んだものの、妻または夫が何かしらの理由で仕事を辞めてしまうことがあります。
住宅ローンの返済を夫婦の収入を元に考えていた場合、住宅ローンの返済が難しくなってしまうため、お互いの収入をあてにしすぎた住宅ローンは危険であるといえるでしょう。
【理由7】その場の勢いで購入してしまったが、もう少し安い家にしておけばよかった
マイホームの購入は大きな決断であると同時に、人気が集中する物件では早い者勝ちであったり抽選であったりします。
普段は堅実な人であっても、その場の雰囲気に飲まれて勢いで購入に踏み切ってしまうことは、実は珍しくありません。
購入が決まったときは嬉しさや楽しみで胸がいっぱいだったとしても、住宅ローンの返済が始まると現実を突きつけられて、後悔をするパターンです。
【理由8】年収が上がると踏んで、身の丈に合っていない家を購入してしまったため、住宅ローンの返済がきつい
年功序列で給料が上がっていく時代とは異なり、能力がなければ、勤続年数を重ねても年収が上がるとは限りません。
ですが、住宅ローンを組むときに、いずれ年収が上がるだろうとたかをくくって、身の丈に合わないマイホームを購入し、高額な住宅ローンを払い続けなければならなくなってしまうケースがあります。
予測は予測でしかなく、現実ではないため、本当に住宅ローンが支払えるかを考えてマイホームを買うことが重要です。
【理由9】住宅ローンを組んだが、転職したり解雇されたりするなどして年収が下がり、住宅ローンの返済が難しい
住宅ローンを組んだときと状況が変わることは決して珍しいことではありません。
たとえば、仕事へのモチベーションの変化により転職したり、仕事のミスから解雇されてしまったり、病気をして休職したりして年収が下がってしまうことがあります。
ですが、住宅ローンは住宅ローンを組んだときの年収で決めているため、年収が下がってしまうと支払いが難しくなってしまいます。
【理由10】そのときの状況だけを考えて、住宅ローンを繰り上げ返済してしまった
住宅ローンを繰り上げ返済してもよい場合とよくない場合があります。これを見誤ってしまうと、住宅ローンでの大きな失敗につながってしまうので注意が必要です。
たとえば、住宅ローンには団体信用生命保険といって、住宅ローンを返済している人が亡くなったり、所定の高度障害を患ったりした場合に、その住宅ローンは返済しなくてもよいという保険があります。
万が一、住宅ローンを支払っている人だけが家計を支えていた場合、残りの住宅ローンの支払いがなくなるのと同時に生活費もなくなってしまいます。
この場合、住宅ローンを繰り上げ返済してしまうと、本来だったら手元に残っていたであろう生活費や貯金が住宅ローンに消えてしまうため、繰り上げ返済をしなかった方がよくなります。
【理由11】独身のときに住宅ローンを組んだが、子どもが生まれて子どもにお金がかかるようになり、やりくりが大変
住宅ローンを組むときは、今の自分の状況から返済額などを決めますが、人によっては将来的に結婚して子どもをもうける可能性があります。
子どもを育てるのには思いの外お金がかかるため、住宅ローンと重なってしまうとつらくなってしまう人が多い傾向です。
可能性として考えられることは織り込み済みで、住宅ローンを組むようにした方がよいといえるでしょう。
【理由12】頭金をたくさん支払いすぎてしまった
頭金を支払うことで住宅ローンの返済額は減らせるため、たくさん支払うことはよいことのように見えます。
しかし、頭金を支払いすぎてしまうと、日常生活に回す預貯金などが減ってしまい、家計の圧迫へとつながってしまうことがあります。
頭金の金額はよく考えて決めることが大切です。
マイホーム購入後の後悔 【住宅ローン編】失敗しないためのポイント
マイホーム購入後の住宅ローンで失敗しないためには、注意点をしっかり確認して、失敗しないように努めることが重要です。
マイホーム購入後の住宅ローンで失敗しないための重要な3つのポイントは以下のとおりです。
- 返済計画を正しくつくる
- 無理をしない
- 住宅ローンについて勉強しておく
ここでは、マイホームを購入した後に住宅ローンで失敗しないための重要な3つのポイントについて、それぞれを詳しく見ていきましょう。
後悔しないために重要なこと①返済計画を正しくつくる
住宅ローンの支払いがつらくなる理由には、返済計画が狂ってしまったことにあります。
返済計画が狂う原因として挙げられるのは、以下の5点です。
- 年収が下がってしまった
- ペアローンを組んだが、妻または夫のどちらかが仕事を辞めて収入がなくなってしまった
- ペアローンを組んだが離婚してしまった
- 子どもが生まれて出費が増えてしまい、住宅ローンまで手が回らなくなってしまった
- 住宅ローン以外に固定資産税や都市計画税がかかることがわかっていなかった
年収が下がってしまったり、予期せぬ出来事で支払いの目処がたたなくなってしまったり、しっかりと住宅ローンの支払いについて理解していなかったりすると、住宅ローンを組むときに立てた返済計画通りにいかなくなってしまうことがあります。
これは、「もしものとき」をシミュレーションしていないことで起こる問題です。
自分の人生の上で起こり得ることを予測して、住宅ローンの返済額を決めることも重要になってきます。
今の自分だけではなく、将来の自分を含めて、楽観的な予測ではなく、万が一あってはほしくないことが起きた場合の予測をして、住宅ローンの返済額を決めることが大切です。
住宅ローンを支払う上では、どんなことがあっても、返済計画が狂わないように返済計画を正しくつくることが住宅ローンで後悔しないために重要なことであるといえるでしょう。
後悔しないために重要なこと②無理をしない
住宅ローンを組むときは、無理をしないことが大切です。住宅ローンの返済で無理をすることになってしまう理由は、以下の2点です。
- 身の丈に合わない高い家を購入してしまった
- 早く返済したいため、一度のローン返済が高額
まず、住宅ローンを組むなら、身の丈に合わない高い家を購入すべきではありません。遅かれ早かれ、住宅ローンの返済がつらくなるでしょう。
また、家は妥当な価格のものを購入していても、収入に余裕があるからと、一度の住宅ローンの返済額を高額にしてしまうと、ほかのことで出費が必要となった場合に家計を圧迫してしまいます。
住宅ローンを組むときは、余裕のある額に設定するようにしましょう。
後悔しないために重要なこと③住宅ローンについて勉強をしておく
知識のないまま、住宅ローンを組むのはとても危険です。
住宅ローンは、平たく言えば、借金です。自分が借り入れるお金はどのような特徴を持っているか知っておくことは重要であるといえます。
ハウスメーカーで勧められたとしても、その場で判断するのではなく、一度持ち帰って冷静に判断しましょう。
住宅ローンは、銀行によっても詳細が異なるため、比較をして、最適なものを選ぶことが後悔をしないためには必要です。
マイホーム購入後の後悔【住宅ローン編】購入前にできる対策
マイホーム購入後の住宅ローンで後悔しないためには、購入前にしっかり対策をしておくことが重要です。
マイホーム購入後の住宅ローンで後悔しないための購入前にできる対策には、以下の7点があります。
- 住宅ローンの金利に注意する
- 住宅ローンは満額を借りない
- 住宅ローンの頭金などの自己資金をしっかり用意しておく
- 住宅ローンの借入額は収入の20%以下に抑える
- ハウスメーカーに任せきりにしない
- ボーナス払いが続けられるかよく考える
- 第三者の意見を聞いてみる
ここでは、マイホームを購入後の住宅ローンで後悔しないためにできる対策について、それぞれを詳しく見ていきましょう。
①住宅ローンの金利に注意する
金利には固定金利と変動金利の2種類があります。
固定金利は高めに設定されていますが、変更されることはありません。
反対に変動金利は低めに設定されていますが、その名の通り、金利が上がったり下がったりします。
金利が下がる分には支払う金利が減るので問題はありませんが、金利が上がってしまうと支払う金利が増えてしまうので、返済する金額が増えてしまいます。
そのため、予定よりも高額な返済となってしまい、支払いが難しくなってしまうケースがあります。
対策②住宅ローンは満額を借りない
住宅ローンを満額借りてしまうと、収入が減ってしまった場合、対応できなくなってしまいます。
満額借りることを勧められる場合もありますが、満額を借りなければ返せないマイホームは買わない方が安全です。
満額借りるのを勧められても、人生には何があるかわからないため、万が一、収入が減っても対応できるようにしておきましょう。
対策③住宅ローンの頭金などの自己資金を用意しておく
住宅ローンは、マイホームを購入するための借金です。ですから、マイホームを購入するなら、住宅ローンですべて賄えばいいと考えてしまう方もいるかもしれません。
ですが、マイホームを購入するなら、頭金などの自己資金をしっかりと用意しておくことが大切です。
頭金を用意しておくことで、借入額は減らせるため、住宅ローンを組む金額が頭金がない場合よりも小さくなります。住宅ローンが少なく済むということは、金利も少なくなり、返済する合計金額を減らせるということでもあります。
無計画に住宅ローンを組むのではなく、必ず頭金などの自己資金を用意しておくようにしましょう。
対策④住宅ローンの借入額を収入の20%以下に抑える
住宅ローンの借入額を満額借りてしまうことに問題があるのは、前述したとおりですが、どの程度借りてよいのかわからない方も多いことでしょう。
借入額は収入の20%程度がよいとされています。住宅ローンは毎月返済するものなので、日常生活を送る上で無理のない金額設定が重要です。
対策⑤ハウスメーカーに任せきりにしない
ハウスメーカーの担当者によっては、しっかりと考えて提案してくれるので問題はない場合もありますが、すべての担当者が依頼者の気持ちに寄り添って提案をしてくれるわけではありません。
任せきりにしてしまうと、自分の望んでいない方向に住宅ローンが決まってしまう心配があります。
ハウスメーカーも商売でやっていることだということを忘れないようにしましょう。
対策⑥ボーナス払いを続けられるかよく考える
不景気の煽りを受けたり、コロナ禍のような予期せぬ出来事があったりして、ボーナスの額が減ってしまったり、ボーナスがすべてカットされてしまったりすることがあります。
ボーナスが支払われることを前提にボーナス払いを設定してしまっていると、支払えなくなってしまう可能性があるため、注意しましょう。
対策⑦第三者の意見を聞いてみる
今まで住宅ローンを組んだことがある人や直接関わりのない専門家などに、組もうとしている住宅ローンについて相談するのも対策として有効です。
自分の組もうとしている住宅ローンに問題がある場合には、遠慮なく指摘してもらえるような相手に相談することが重要です。
専門家の場合は、オンラインでの相談なども行われているため、気軽に利用するのもよいでしょう。
マイホーム購入後の後悔【住宅ローン編】まとめ
マイホーム購入後の住宅ローンの後悔には、さまざまな理由がありますが、どれもが金銭的な問題が生じたためのものです。
マイホームを購入するときは、喜びのあまり気持ちが大きくなっていたり、将来のことを楽観的に考えていたり、専門的な知識がないまま住宅ローンを組んでしまったりと、そのときは問題があるとは思わない行動が結果的に後悔や失敗につながってしまいます。
マイホームを購入するための住宅ローンを組む場合には、冷静になることが重要です。その場ですぐに決めずに誰かに相談したり、将来的に問題が起こっても支払えるように考えたりしましょう。
マイホーム購入後の後悔を失敗しないためには、しっかりとした返済計画と対策が何よりも重要です。



















