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工務店で家を建てる!間取りの決め方は?

工務店で家を建てる際、間取りの決め方に悩んでいる人はいませんか?自由に間取りを決められるのが工務店で注文住宅を建てる魅力の一つですが、自由度が高い分、どこから手をつけて良いか分からないという人も多いのです。理想の家やライフスタイルのイメージをまず固めて、希望条件を工務店にしっかりと伝えることが重要です。

この記事は、間取りの決め方の流れや優先順位のつけ方、工務店で家を建てる際に失敗しないコツ、よくある失敗例について詳しくご紹介しています。住みはじめてから「こんなはずではなかった」と、ストレスを抱える日々を送ることのないよう、しっかりとチェックして快適な住まいを手に入れましょう!

【工務店の間取り】決め方の流れ

間取りがなぜ重要なのかをご存じでしょうか。生活のしやすさは、間取りによって大きく変化するからです。家事など家族の動線をはじめ、家族とのコミュニケーションにも大きく関わってきます。間取りの決め方の流れとしては、「間取りの事例を見てイメージづくり」、「工務店に間取りを提案してもらう」、「間取りのプランを練り上げる」という三つのステップを踏むと良いでしょう。

①間取りの事例を見てイメージづくり

いきなり間取りを自分で考えるのは難しいので、実際の家や間取り図、写真、事例を見てイメージを膨らませましょう。工務店の中には、完成住宅の見学会や無料相談を実施している会社もあります。実際に目で見て説明を聞き、間取り図やパンフレットがないか問い合わせましょう。

ネットを利用して、間取り図の他、リビングやキッチンなど、こだわりたい部分の写真は手軽に入手できます。気になる工務店のホームページから資料請求ができないか、間取りの写真を公開していないかもチェックして情報を集めましょう。具体的に会社に相談する前に、情報収集した内容を基に家族でイメージを共有して、将来的な家族構成を含めて希望を取りまとめておきましょう。

②工務店に間取りを提案してもらう

希望の間取りや、用意できるお金など資金面が見えてきたら、工務店に相談しましょう。この時大事なのは、施主の希望をしっかりと会社側に伝えることです。そうすることで、要望や予定地の特性に合った、施主にぴったりのプランを提案してもらえます。

工務店の得意分野や技術力、営業エリアはさまざまです。おすすめは、建築士が在籍する会社です。自社で自由に設計でき、施工まで一貫してお任せできるからです。建てたい家を実現できる技術を持った会社に相談し、強みを生かしてもらいましょう。

③間取りのプランを練り上げる

工務店から提案された間取り図や見積書をじっくりと検討しましょう。その際は、納得がいくまで間取りの詳細や設置する設備について話し合いを重ねて、詰めていきましょう。ここで大切なのは、担当者や社長との相性です。親身になってくれるか、詳しく説明してくれるかは要チェックです。

間取りを細かく検討する際は、用途ごとに部屋を分けるゾーニングをしましょう。大まかに、家族が集う場所、個人で使う場所の二つに分けて考えると良いでしょう。それにより、家に求めるイメージがしやすくなります。その中で、家族の日常的な動きの「動線」も考えてみましょう。

【工務店の間取り】決め方の優先順位

工務店の間取りを決める際は、優先順位をつけましょう。大切なのは「採光や風通し、ドアの設置場所を考える」、「家族構成に見合った部屋数にする」、「家族の動線に沿って間取りを考える」という三つのポイントを考えましょう。順番に見ていきましょう。

①採光や風通し、玄関の設置場所を考える

太陽の光は生活に欠かせません。間取りを検討する際に大切なポイントですので、長く過ごすリビングなどのスペースは、日当たりが良くなるよう検討しましょう。また、快適に暮らすには風通しが良いことも大切です。

玄関は、家の前がどんな道路に隣接しているかを考えましょう。最近は、玄関の横にファミリークローゼットを置いたり、ベビーカーやゴルフバッグを置いたりするスペースを広めに確保する傾向にあります。住み始めてから「やっぱり設置しておけばよかった」と後悔しないためにも、こうした部分をまずおさえましょう。

②家族構成に見合った部屋数にする

家に住み始めてから、将来的に子どもが何人いるか、その後同居する親族がいるかどうか、個人で使う以外のゲストルームを設けるかによって部屋の数は変わってきます。ある程度ライフスタイルの変化に対応できる間取りが望ましいです。

具体的には、家族全員が個室を持つのか、または夫婦の寝室と人数分の子ども部屋を用意するといった検討もできます。子ども部屋はきょうだいで分けなくても良いか、年齢差や性別なども含めて考えましょう。可動式の間仕切り収納棚を設けることで、将来的に分けられるようにすることもできます。家族の生活スケジュールも考えて部屋を分けると、より快適に生活につながります。

③家族の動線に沿って間取りを考える

家族の動線に沿った間取りもとても重要です。例えば家事をしている時に、家族とぶつかりそうになったり、目的の場所までが遠かったりすると、生活のストレスです。移動に無駄のない、快適な空間にするには、生活の動線、家事の動線、衛生の動線、来客の動線という四つの動線を大切にしましょう。

家事の動線は、料理や洗濯といった、家事をすることに関連する動線です。特に洗濯は、洗って外に干して乾いたら家の中に取り込みますが、干し場が2階だと階段の上り下りが必要で不便です。生活動線は、通勤や通学などの準備で家族の動きが重なると不都合が出てしまいます。衛生の動線は、お風呂や洗面台、トイレの位置を考えることです。来客の動線は、来客の視線を考えてプライベートな部分を見えにくくするよう考慮することが大切です。

工務店で家を建てる!間取りで失敗しない5つのコツ

工務店で家を建てる際に、間取りで失敗しないための五つのコツがあります。「家具や家電の位置を考える」、「採光性と寒暖の差に注意する」、「収納の位置や容量を考える」、「コンセントの位置に注意する」、「風通しを考える」ことです。順に見ていきましょう。

①家具や家電の位置を考える

新居への引っ越しを迎えて、家具を搬入しようとした際、家財道具が入らない、という事態は避けなくてはなりません。間取りを決める前に、家具や家電の寸法は把握しておきましょう。居室には柱など、凹凸がある場合もあります。新たな家具を購入して設置する場合でも、サイズが不明な場合であっても置きたい家具については要望を早めに伝えておきましょう。

また、家具や家電を置こうと考えている位置の周辺は、十分な通路を確保できているかの確認も大切です。一般的に、快適に通ることができる幅は最低でも60㎝は必要です。間取り図の案にあらかじめ家具や家電を書き込んでおいて、通路の幅が確保できるようにしましょう。

②採光性と寒暖の差に注意する

家の中の明るさを考えることはとても重要です。住んでみて「やっぱり暗かった」という失敗は避けたいものです。それは寒暖差にも影響してくるからです。建築基準法では、有効採光面積というものが定められており、居室の7分の1以上に光が差し込む間取りが求められています。これを満たすには、日の光を取り込める方角にあり、形と大きさを満たす窓を設置しましょう。

部屋にいる時間帯に、光の入る時間帯を合わせることが大切です。さらに、暑すぎる、寒すぎるといった場合、窓の大きさや角度の調節に加えて、天窓や高窓を取り付けることで、日の差す量を加減することができます。逆に採光性が高すぎると、日が当たりすぎて設備などが日焼けをしまうこともあります。十分注意しましょう。

③収納の位置や容量を考える

収納できる量はとても重要です。「住んでみると収納が足りない」「使いにくい」といったことを防ぐためにも、十分確保しておくことが大切です。収納量の目安としては、一戸建てであれば面積の10~12%以上、100m2の注文住宅であれば畳6畳分以上必要とも言われています。

さらに収納の位置も、生活導線を意識して必要な箇所に配置するようにしましょう。単純にスペースが広い収納部屋があったとしても、使いたい場所になければ不便です。リビング、洗面の両方から出入りが可能なファミリークローゼットの設置や、カセットコンロやホットプレートはキッチン周りに置くスペースがあればとても便利です。

④コンセントの位置に注意する

生活では家電製品をさまざまな場面で使っています。そのためコンセントの位置がとても大切です。暮らしの中で、どのようなタイミングで家電製品を使うかを考えて、位置や数を決めましょう。コンセントがカーテンや家具に隠れてしまうことのないよう、間取りを考える時点で使いやすい位置を考えておきましょう。

住み始めてから、コンセントの数が足りなくなることも考えられます。できるだけ、どの程度の数が必要かの目安を持っておきましょう。今住んでいる家で、コンセントに不満がある場合は、新しい家で解消できるよう参考にしましょう。

⑤風通しを考える

心地よい風が入ってくる暮らしは、とても充実します。その意味で風通しは重要です。風通しが悪く暑いと感じるのは、窓の数や位置が良くない間取りと言えます。通風のためには、一つの部屋に対し二つの方向に窓を設けることが基本です。風が入ってくる窓と、風が通り抜けていく窓を設置するイメージです。

風が抜けにくければ、料理の際のにおいがたまってしまうことも考えられます。特にオープンキッチンを設置した場合は、リビングや他の部屋に届きやすい傾向にあります。風の流れには配慮することが大切です。風通しだけ考える場合は、小さな窓の設置でも効果があります。検討してみましょう。

【工務店の間取り】よくある失敗例

工務店の間取りでよくある失敗例を見てみましょう。一つは、予算オーバーです。廊下などのスペースを広く取りすぎたり、凹凸が多すぎたりすると、その分割高になってしまいます。最初からシンプルな四角い建物で、総二階の建物にしておくことで、他の部分にお金をかけることもできます。

さらに、住み始めてから生活音が気になる場合も考えられます。道路の騒音や、家族の足音などです。1階と2階の間取りを重ね合わせて考えてみるほか、道路に面している部屋には日中は過ごさないようにすると良いでしょう。

大切なのは、希望の全てを盛り込もうとしないこと。さらに取り入れたい部分は優先順位をつけて採用する、実際に建っている家の間取りと比べてみることで、失敗を防ぐこともできます。納得がいくまでじっくりと検討しましょう。

まとめ

いかがでしょうか。施主が住みたいと考える家のイメージを持ち、間取りを決めることの大切さが分かったと思います。工務店に施主の希望をしっかりと伝えることで、より理想の家に近づけることができます。

工務店の間取りの決め方の流れは、「間取りの事例を見てイメージづくり」、「工務店に間取りを提案してもらう」、「間取りのプランを練り上げる」という3点が重要です。工務店と信頼関係を築きながら打ち合わせを重ね、用途ごとに部屋を分けて考える「ゾーニング」をすると、イメージが把握しやすくなります。

間取りで失敗しない5つのコツは、「家具や家電の位置を考える」こと、「採光性と寒暖の差に注意する」こと、「収納の位置や容量を考える」こと、「コンセントの位置に注意する」こと、「風通しを考える」ことです。特に、採光性や風通しは暮らしにとって大切な部分ですし、収納も設置する場所や容量で不満が出やすい部分でもあります。十分検討しましょう。

工務店の間取りでよくある失敗例は、あれこれ盛り込み過ぎや、広く取り過ぎた廊下、凹凸の多い間取りによる予算オーバーが挙げられます。優先順位をつけて、お金をかけるところとそうでない部分の取捨選択をしっかりしましょう。

間取りは、後でやり直しがきかない重要な部分です。「こんなはずではなかった」という事態にならないよう、信頼できる工務店と納得いくまで相談を重ねることが大切です。その過程では、家族がイメージを共有して進めることも欠かせません。工務店の特長でもある設計の自由度の高さを最大限に生かして、快適な空間づくりを目指しましょう!