田舎の家を解体しなければならなくなってしまったとき、どのくらいの費用がかかるのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
田舎の家を解体するときの解体費用は、事前の準備をしっかりすることで適正価格で依頼することが可能です。
この記事では、田舎の家の解体費用の基本知識をはじめ、田舎の家の解体費用の目安と相場、田舎の家の解体費用を安く抑える方法、田舎の家の解体費用に関する注意点、田舎の家を更地にするメリットとデメリット、家の解体の流れと期間について、詳しくご紹介いたします。
田舎の家の解体費用の基本知識
田舎の家に誰も住まなくなってしまい、解体しなければならないこともあるでしょう。しかし、なんの知識も持たずに解体に臨むのはおすすめできません。
田舎の家の解体をする場合には、解体費用に関する基本の知識を身につけてから行うようにしましょう。
解体費用にまつわる基本知識を知っておくことで、高額な解体費用を請求されないようにできたり、適切な解体費用を計算できたりするようになります。
正しい知識を持つことは、解体に臨めることで、解体するときの失敗を避けられるので大切です。
知っておきたい田舎の家の解体費用の基本知識には、以下の4点があります。
- 解体費用の相場
- 解体費用の見積もりの取り方
- 解体費用の見積もり比較
- 解体費用の計算方法
それでは、知っておきたい田舎の家の解体費用の基本知識について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
解体費用の相場
解体費用の相場は事前に調べておくようにしましょう。解体費用の相場を知っていないと、解体費用の見積もりをとったときに適正価格かを判断することができません。
解体費用の相場は簡単にインターネットで調べることができます。
解体費用の見積もりの取り方
解体費用の見積もりは相見積もりにしましょう。
数社から相見積もりを取ることで、費用の比較をすることができます。
解体費用の見積もり比較
解体費用の見積もりは必ず比較しましょう。
解体費用の相場がわかっていれば、見積もりの比較をしたときに、適正な価格や相場よりも安いか高いかを判断することができます。
解体費用の計算方法
解体費用の計算方法もしっかりと抑えておきましょう。解体費用の計算方法は後述する「田舎の家の解体費用の目安と相場」で数字を用いて説明していますが、建物の種類によって、1坪あたりの解体費用が異なります。
解体費用の計算をするときには、「1坪あたりの費用×実際の坪数」で算出することが可能です。このように、解体費用の計算方法を知っておくことで、実際に必要となる解体費用のおおよその金額が事前にわかります。
田舎の家の解体費用の目安と相場
田舎の家の解体費用の目安と相場を知っておくことで、田舎の家を解体するときに見積もりを取った際に提示された費用が適切なのかを判断できます。
田舎の家の解体費用の目安と相場は、以下の通りです。
- 木造……3~5万円/坪
- 鉄骨造……4~7万円/坪
- コンクリート造……6~8万円/坪
このように、解体費用は、建物の造りによって1坪あたりの価格が異なります。
以下は田舎の家の解体費用の目安と相場を坪数別に一覧表にしたものです。
【田舎の家の解体費用の目安と相場・坪数別一覧】
| 坪数 | 木造 | 鉄骨造 | コンクリート造 |
| 20坪 | 60~100万円 | 80~140万円 | 120~160万円 |
| 30坪 | 90~150万円 | 120~210万円 | 180~240万円 |
| 40坪 | 120~200万円 | 160~280万円 | 240~320万円 |
| 50坪 | 150~250万円 | 200~350万円 | 300~400万円 |
このように、元々の建物が木造なのか鉄骨造りなのかコンクリート造かによって、解体費用はバラバラです。1坪あたりの解体費用の相場の目安は決まっているため、家の坪数によって、解体費用は異なります。
坪数が増えれば、解体費用は上がりますが、木造の50坪とコンクリート造の20~30坪は同等の解体費用であることからもわかるように、建物の造りによって、解体費用には大きな差が生じます。
田舎の家の解体費用 を安く抑える方法
田舎の家の解体費用は、どうしてもそれなりにかかってしまいます。ですが、田舎の家の解体をするときには、できるだけ費用をかけず、負担を少なくしたいことでしょう。
そのためには、田舎の家の解体費用を安く抑える必要があります。
田舎の家の解体費用を安く抑える方法には、以下の7点があります。
- 解体業者に依頼する前にできることをやっておく
- 直接解体業者に依頼する
- 相見積もりをとる
- 繁忙期以外の時期に依頼する
- 助成金や補助金を利用する
- 解体用のローンを利用する
- フリーローンを利用する
それでは、田舎の家の解体費用を安く抑える方法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
解体業者に依頼する前にできることをやっておく
解体業者に依頼する前にできることをやっておくだけで、田舎の家の解体費用を安く抑えることが可能です。
たとえば、庭の草むしりや木の始末、家の中に残っているいらいない物の処分などがこれに当たります。
直接解体業者に依頼する
解体業者に依頼するときに、仲介業者を利用するのではなく、解体業者に直接依頼することで、仲介手数料を取られないため、田舎の家の解体費用を安く抑えることが可能です。
相見積もりをとる
解体業者に解体を依頼するときには、まず解体費用の相場を調べておく必要があります。
その上で、相見積もりをとり、見積もりの安い解体業者に依頼することで田舎の家の解体費用を安く抑えることが可能です。
繁忙期以外の時期に依頼する
解体業者にも閑散期があります。
解体時期に特にこだわりがない場合には、解体業者の繁忙期以外の時期に依頼することで、田舎の家の解体費用を安く抑えることが可能です。
助成金や補助金を利用する
国土交通省には「空き家対策総合支援事業」があります。空き家法を活用した空き家などの除去や活用などの空き家対策に取り組む市町村に対して支援を行うといったものです。
自治体によって助成金や補助金が用意されており、支援を受けることで田舎の家の解体費用を安く抑えることが可能です。
解体用のローンを利用する
解体用のローンには、空き家解体ローンや空き家活用ローン、リフォームローンなど、さまざまな名称で解体に使用できるローンがあります。
解体費用が捻出できないときには、解体用のローンを利用することで解決できます。
ただし、その場で支払う費用を安く抑えることはできますが、トータルで支払う費用が安くなるわけではないので注意が必要です。
フリーローンを利用する
田舎の家の解体費用として、フリーローンを利用する方法もあります。
解体用のローンと違って、用途が決まっているわけではないので、必要な費用分をフリーローンで借り入れ、田舎の家の解体費用としてあてます。
フリーローンの場合、その場で支払う費用を安く抑えることはできますが、トータルで支払う費用が安くなるわけではないので注意が必要です。
田舎の家の解体費用に関する注意点
田舎の家の解体費用については、基本的な知識を持ち、解体費用の相場や安く抑えるためのポイントをしっかり知っておくことが大切だということは、先述した通りです。
田舎の家の解体費用に関する注意点として、気を付けたいのは以下の3点です。
- 解体費用の相場をしっかり調べる
- 解体費用の相見積もりをとる
- 解体費用を安く抑えられるようにさまざまなポイントを抑える
これらに注意しておけば、解体費用で高額なお金を支払ってしまうといった失敗をせずに済みます。特に相場を調べて、相見積もりをとるという事前準備は怠らないようにしましょう。
田舎の家を更地にするメリットとデメリット
田舎の家を更地にするには、メリットとデメリットの2つが存在しています。
田舎の家を更地にすることによるメリットとデメリットの両方を知っておくことは、田舎の家を更地にすることを迷ったときの判断材料として、とても心強いものです。
田舎の家を更地にするメリットには、以下の7点があります。
【田舎の家を更地にするメリット7点】
- 空き家がある場合より維持がしやすい
- 売却するときに売れやすくなる
- 売却時の査定額が高くなる可能性がある
- 地盤調査をしてから売却できる
- 契約不適合責任が発生しづらい
- 新しい家を建てて、賃貸物件として運用することができる
- 土地を駐車場などにして貸し出せる
田舎の家を更地にするデメリットには、以下の4点があります。
【田舎の家を更地にするデメリット4点】
- 解体費用がかかる
- 更地の場合、税率が建物がある場合よりも高くなる
- 解体費用込みで土地を売却できない可能性がある
- 田舎の家を更地にしない方が売却に向いている場合がある
それでは、田舎の家を更地にするメリットとデメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット①空き家がある場合より維持がしやすい
空き家があると、空き家が廃墟化しないように維持をしなければなりません。
ですが、家の維持にはさまざまな手間がかかり、簡単なことではないため、維持が難しいといったデメリットがあります。
田舎の家を解体して更地にしてしまえば、家の維持が不要となるため、それだけで随分と負担が減ります。
メリット②売却するときに売れやすくなる
田舎の家を解体して更地にすることによって、古い家が建っているままよりも売却しやすいといったメリットがあります。
古い家の場合、中古で販売するという方法もありますが、中古の家が建っていると売りにくいといったデメリットがあります。
これは、中古物件の場合、リフォームやリノベーションに費用がかかるため、新築物件で購入した方が便利である可能性が高いためです。
そのため、田舎の家を売却するつもりであるならば、中古物件を建てたままにしておくよりも解体して更地にしてしまった方がよいといえるでしょう。
メリット③売却時の査定額が高くなる可能性がある
田舎の家を建てたままの状態よりも田舎の家を更地にした方が売却時の査定額が高くなる可能性があります。
これは、更地の方が売却がしやすいためです。どうしても中古物件が建ったままになっていると、リフォームやリノベーションで費用がかかるため、敬遠されがちです。
また、更地になっている方が自由度が高いため、売却時に買い手がつきやすいといったメリットもあります。
メリット④地盤調査をしてから売却できる
家が建っている状態では、地盤調査をすることはできません。その土地の地盤が良いか悪いかは土地を購入する上ではとても重要です。
土地に問題があれば、土地改良が必要ですし、その分の費用が必要になります。ですが、土地に家が建っていると、地盤調査ができないため、購入してから不具合が出てしまうなどの問題が生じる可能性があります。
土地を購入するときは、誰でも問題のない土地を購入したいと考えるものです。田舎の家を解体して更地にしておけば、家が建っているときと違って、地盤調査をした上で売却ができるため、買い手もつきやすくなります。
また、購入してもらってから、瑕疵物件として問題が生じないといったメリットもあります。
メリット⑤契約不適合責任が発生しづらい
契約不適合責任とは、契約した内容の「種類」・「数量」・「品質」に違いがあった場合に売主(この場合、田舎の家を更地にして売った方)が買主(この場合、田舎の家の更地を買った方)に法的責任を負うことをいいます。
契約不適合責任は建物がある場合には、契約した内容の「種類」・「数量」・「品質」に違いがある可能性があり、契約不適合責任が生じやすいのですが、更地の場合は土地だけであるため、契約不適合責任が生じにくいといったメリットがあります。
ただし、更地の場合は、瑕疵物件になりうる可能性があるため、地盤調査はしっかりしてから売却するようにしましょう。
メリット⑥新しい家を建てて、賃貸物件として運用することができる
田舎の家を更地にした後、売却をせずに新しい家を建てることも可能です。新しい家を建てた場合、自分が住むのもひとつの方法ですが、すでに住む家がある場合には、新しく建てた家を賃貸物件として貸し出すという方法もあります。
賃貸物件として貸し出す場合、大家として設備などの不具合等に対応しなければなりませんが、賃貸料が副収入として得られるといったメリットがあります。
メリット⑦土地を駐車場などにして貸し出せる
田舎の家を更地にした場合、その土地を駐車場などにして貸し出すこともできます。
更地のままであれば、固定資産税や都市計画税などの支払いだけをすることになりますが、駐車場などにすれば収入もあるため、赤字にせずに済むといったメリットがあります。
デメリット①解体費用がかかる
田舎の家を更地にするということは、家を解体しなければなりません。家を解体するためには、解体費用が必ずかかってしまいます。
家の大きさや家の造りによって、かかる解体費用は異なりますが、安く見積もっても100万円以上はかかるため、決して安い金額ではありません。
デメリット②更地の場合、税率が建物がある場合よりも高くなる
固定資産税は家が建っている場合、更地と比較して安くなります。
そのため、家を解体してしまい、更地になってしまうと、家が建っていた頃よりも固定資産税が高くなってしまいます。
これは小規模住宅用地として、固定資産税が課税標準額が6分の1になるという特例措置があるためです。また、都市計画税の場合は3分の1になります。
デメリット③解体費用込みで土地を売却できない可能性がある
家を解体して更地にした場合、そのまま土地を売却しようとしたときに、土地だけの価格ではなく、解体費用も上乗せして売却しようと考えるのは、かかっている費用を考えたら当たり前でしょう。
しかし、解体費用込みで土地を売却できず、土地の本来の価格でしか売却できない可能性があります。土地の解体費用が上乗せできないということになると、「土地の価格-土地の解体費用」しか手元に残らなくなってしまうため、手元に残るお金が少なくなってしまうといったデメリットがあります。
デメリット④田舎の家を更地にしない方が売却に向いている場合がある
田舎の家は更地にした方が売却しやすいと考えている方も多いことでしょう。実際、更地にした方が売却しやすいということもあります。ですが、更地にせずに家が残ったままの方が売却に向いているケースもあります。
中古物件をリフォームやリノベーションして住みたいと考えている人の場合、更地にするよりも家があった方がよいため、更地にするためにかけた解体費用などが無駄になってしまうからです。
田舎の家を更地にするときには、すぐに家を解体して更地にしてしまうのではなく、家がある状態で一度査定に出してみるとよいでしょう。
家の解体の流れと期間
家の解体の流れと期間を知っておくことは、家を解体する上で重要です。
解体後にどのように土地を活用するかにもよりますが、家の解体の流れと期間がわかっていることで、次に取る行動の目安を考えられます。
家の解体の流れは以下の通りです。
- 解体の見積もりを取る
- 解体の契約をする
- 解体の準備をする
- 解体工事をする
- 廃材処理と整地をする
また、解体にかかる期間は、解体する面積によって多少前後はしますが、解体前の準備に1~2ヵ月かかります。
解体には、建物がどのような造りかによって違いがあり、以下が解体にかかる期間の目安となります。
- 木造……3~10日
- 鉄骨造……10~20日
- コンクリート造……14日程度
このように、家の解体の流れには違いはありませんが、家の解体期間は建物の造りによって違いがでるため、どのような建物であるかを知っておく必要があります。
田舎の家の解体費用と注意点まとめ
田舎の家を解体する場合には、田舎の家の解体費用の基本知識をまず得る必要があります。解体に関する基本知識とは、解体費用にまつわることがほとんどです。
田舎の家の解体費用の目安と相場、田舎の家の解体費用を安く抑える方法は必ず知っておかなければなりません。
田舎の家の解体費用に関する注意点も基本的には解体費用にまつわることなので、解体費用の目安や相場、解体費用を安く抑える方法を知っておけば問題ないでしょう。
田舎の家を更地にするメリットとデメリットはさまざまありますが、デメリットよりもメリットの方が多いため、特に心配することはありません。
ただし、デメリットに該当する場合には、田舎の家の解体をよく考えてから行うようにしましょう。
また、家の解体の流れと期間についても知っておくことで、よりスムーズに田舎の家の解体を行うことができます。



















