住宅ローンを契約する上で心配になることのひとつに、住宅ローン貧乏で地獄に陥ってしまうのではないか、ということが挙げられるのではないでしょうか?
この記事では、住宅ローン貧乏で地獄の現状とはどんな状況なのかをはじめ、住宅ローン貧乏で地獄に陥る原因や住宅ローン地獄の深刻な結果である経済的困難と後悔、住宅ローン貧乏で地獄から抜け出す方法や住宅ローン貧乏で地獄に陥らないための対処法について、詳しくご紹介いたします。
住宅ローン貧乏で地獄の現状とは?
住宅ローンとは、土地や住宅を購入するときに契約するローンのことです。多くの場合、フラット35を契約し、35年ローンで返済していきます。
30代でフラット35を契約すれば、遅くとも74歳までには住宅ローンの完済が可能です。可能であれば、30歳までにフラット35を契約して、定年退職するまでに住宅ローンを完済しているのが理想であるといえるでしょう。
しかし、ちょっとした選択ミスによって、いとも簡単に住宅ローン貧乏の地獄に陥ってしまうことがあります。
住宅ローン貧乏で地獄に陥ってしまうと、以下の5つの状況のようになってしまいます。
- 住宅ローンが生活を圧迫してしまう
- ちょっとした贅沢も厳しくなってしまう
- 住宅ローンの支払いで不安感が拭えない
- 子ども習い事や塾を制限しなくてはならなくなる
- 予想外の出費に対応できなくなってしまう
それでは、住宅ローン貧乏で地獄の現状について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
住宅ローンが生活を圧迫してしまう
住宅ローンは毎月決まった金額を支払い続けなければなりません。
つまり、毎月決まった金額が家計から出ていくということです。
住宅ローンを支払って残ったお金で毎月生活をしなければならないため、家計に残るお金が少なければ少ないほど、日常生活が金銭的に圧迫されてしまいます。
ちょっとした贅沢も厳しくなってしまう
住宅ローンの支払いは毎月決まった金額であるため、残りを家計費に充てることになります。
家計費の中には、税金や光熱費などの固定費と食費や交際費などの生活費があり、限られたお金の中でやりくりをしなければなりません。
その結果、コンビニの新作スイーツを買ったり、少し豪勢なランチを食べたりするなど、ちょっとした贅沢も厳しくなってしまうことが考えられます。
住宅ローンの支払いで不安感が拭えない
住宅ローンの支払いを今後続けていけるのだろうかという不安感が拭えないと、精神的につらくなってしまいます。
いつ住宅ローンの支払いができなくなるかわからないと思いながら生活をするのは、精神衛生上よいことではないので、きちんと解決できるように対策をとることが大切です。
また、住宅ローン貧乏で地獄に陥ってしまうと、日常生活にさまざまな不便が出ることで、さらに気持ちが落ち込みやすくなってしまうこともあるでしょう。
不安感を覚えたら、少しでも早く解決策を練るのがおすすめです。
子ども習い事や塾を制限しなくてはならなくなる
住宅ローンの支払いをした後の残りのお金で固定費や生活費を支払わなければなりませんが、そのお金すらギリギリの場合には、子どもの習い事の数や塾に行く頻度を制限せざるを得なくなってしまいます。
子どもに満足のいく教育を受けさせたいと考えている場合には、つらい状況であるといえるでしょう。また、子どもは成長するにつれて、教育費にお金がかかります。
教育費をしっかりと貯金しておく余裕がなくなってしまうのも、住宅ローン貧乏で地獄に陥る状況であるといえます。
予想外の出費に対応できなくなってしまう
住宅ローンの支払いをして残りのお金で固定費や生活費を支払って、ギリギリの生活を送っていると、病気やケガ、冠婚葬祭など、さまざまな予想外の出費に対応できなくなってしまいます。
予想外の出費は、ある日突然、必要となるものばかりです。特に病気やケガの支払いは待ってくれません。
すぐに必要になるものなので、病気やケガをしても大丈夫なくらいの貯金は必要です。ですが、住宅ローンの支払いでギリギリの生活を送っていると、これらの出費に対応できず、困ってしまいます。
住宅ローン貧乏で地獄に陥る原因
住宅ローン貧乏で地獄に陥るには、必ず原因があります。原因をしっかり認識することは、解決するための糸口となるため、とても重要です。
また、住宅ローン貧乏で地獄に陥る原因を知っておくことで、これから住宅ローンを契約する場合には気を付けることができます。
住宅ローン貧乏で地獄に陥る原因には、以下の9点があります。
- 住宅ローンの選び方に問題があった
- 住宅ローンで借りる額が大きすぎた
- 年収が下がってしまった・収入が途絶えてしまった
- 将来についての算段が甘かった
- 諸経費をきちんと計算できていなかった
- 変動金利で住宅ローンを契約してしまった
- 生活レベルをむやみに上げてしまった
- 離婚してしまった
- 身の丈に合わない高い家を購入してしまった
それでは、住宅ローン貧乏で地獄に陥る原因について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
住宅ローンの選び方に問題があった
住宅ローンには、さまざまな種類があります。
多くは、フラット35を契約しますが、他の金融機関と住宅ローンを比較せずに高い金利のところで契約してしまい、住宅ローン貧乏に陥ってしまうことがあるので注意が必要です。
同じ返済期間でも金利が高いとその分返済する金額は増えてしまうため、住宅ローンを契約するときは必ず金利まで比較するようにしましょう。
住宅ローンで借りる額が大きすぎた
住宅ローンで借りる額は、返済できる額にすることが大前提です。
基本的には、借入額が年収の20%になるようにするのが理想とされています。
住宅ローンで借りる額が多すぎると、日常生活を脅かすことになってしまうので、身の丈にあった額を借り入れるのがベストです。
年収が下がってしまった・収入が途絶えてしまった
住宅ローンを契約したときには年収が上がることはあっても下がることはないと思っている方が多いものです。ですが、以下のような理由から年収が下がってしまうことがあります。
- 病気をして休職してしまった
- 転職をしたら年収が下がってしまった
- 残業代がカットされるようになってしまった
- 経営不振に陥ってしまった(経営者の場合)
- 解雇されて収入が途絶えてしまった
このような理由から住宅ローンの支払いが難しくなり、住宅ローン貧乏で地獄に陥ってしまうことがあります。
将来についての算段が甘かった
住宅ローンを契約するときは、必ず将来のことも視野にいれることが大切です。
たとえば、子どもが生まれて子どもに学費がかかったり、親の介護が必要になったり、自分が病気をしてしまったりする可能性がある場合、それらを無視して住宅ローンを借りることは危険であるといえるでしょう。
また、定年後にも住宅ローンが残ってしまってしまうような住宅ローンの契約の仕方はおすすめできません。定年後は収入が途絶えるか再就職しても減ってしまうため、同じ返済額を返し続けるのは難しいからです。
諸経費をきちんと計算できていなかった
家を買うときは住宅ローンだけに目が行きがちですが、住宅ローンと同時に諸経費もかかります。
住宅ローンと同等に考え、用意しておかなければならないのが諸経費です。
また、住宅ローンの繰り上げ返済をしてしまい、手元にお金が残らなくなってしまい、諸経費が払えなくなってしまうことがあるため、注意しましょう。
変動金利で住宅ローンを契約してしまった
住宅ローンの契約をするときには、変動金利と呼ばれる金利が変動するタイプと固定金利と呼ばれる金利が変動せず固定されているタイプの2種類の中から選択します。
一見、変動金利の方が安く感じるかもしれませんが、変動金利の場合、上がってしまうとそれなりに支払いが高額になるので注意が必要です。
金利が低い状態をデフォルトだと考えていると、支払いが困難になってしまうことがあります。
生活レベルをむやみに上げてしまった
家を買うときに必要となるのが、家具や家電です。
せっかく、新しい家を買うのだからと家具や家電を張り込んでしまうなど、むやみに生活レベルを上げてしまうと、なかなかそこから生活水準を下げるのが難しくなってしまいます。
追加で購入するものも自ずと元々購入しているものに合わせてしまいがちなので、こだわりすぎると危険です。
離婚してしまった
住宅ローンの中には、ペアローンと呼ばれる2人で返済していくものがあります。
ですが、離婚をしてしまい、ペアローンで返済ができなくなってしまうことにより、1人で住宅ローンを返済しなければならなくなってしまうことがあります。
その結果、今までの2倍の住宅ローンを1人で支払わなければならなくなり、住宅ローン貧乏の地獄に陥ってしまいます。
身の丈に合わない高い家を購入してしまった
家を購入することは、人生で大きな決断のうちのひとつです。
そのときの勢いで身の丈に合わないような高い家を購入してしまうと、住宅ローンの返済期間が長くなってしまったり、住宅ローンの返済金額が高くなってしまったりして、結果的に住宅ローン貧乏の地獄に陥ることになってしまいます。
また、将来的に年収が上がると考えてしまい、高い家を買ってしまうこともあります。勤続年数に合わせて、年収が上がる時代ではないので、住宅ローンの返済金額をよく考えて、契約する必要があるといえるでしょう。
住宅ローン地獄 の深刻な結果:経済的困難と後悔
住宅ローン貧乏の地獄の深刻な結果として、経済的な困難と後悔が挙げられます。
住宅ローン貧乏の地獄は、住宅ローンの支払いが滞ってしまったり、住宅ローンの支払いをすることで日常生活の金銭面を圧迫してしまったりするのが問題です。
住宅ローン貧乏で地獄に陥ってしまうのは、「住宅ローン貧乏で地獄に陥る原因」で先述した通り、実にさまざまなものがあります。
住宅ローン貧乏の地獄に陥る原因を作ってしまったことへの後悔もあるでしょうし、住宅ローン貧乏の地獄にいることに対しての後悔もあるでしょう。
これらを解決するには、住宅ローン貧乏の地獄について、しっかりと理解をし、解決策を講じる必要があります。
住宅ローン貧乏地獄から抜け出す方法
住宅ローン貧乏の地獄から抜け出すには、住宅ローン貧乏になってしまった原因を確認し、解決しなければなりません。
住宅ローン貧乏の地獄に陥ってしまったら、正しく対処するようにしましょう。
住宅ローン貧乏の地獄から抜け出す方法には、以下の6点があります。
- 家計(固定費や生活費など)について見直す
- 住宅ローンを乗り換える
- 住宅ローンを契約している金融機関に相談する
- リースバックをする
- 任意売却をする
- 債務整理をする
それでは、住宅ローン貧乏の地獄から抜け出す方法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
家計(固定費や生活費など)について見直す
家計には光熱費や通信費などの固定費や食費や交際費などの生活費の2つがあります。
住宅ローン貧乏で地獄に陥ってしまったときには、このどちらも見直さなればなりません。
光熱費であれば、使用する時間帯によって電気代が変動するプランを検討したり、通信費であれば、格安スマホに乗り換えたりするなど、さまざまな見直しが可能です。
また、食費や交際費であれば、お昼ごはんを外食からお弁当に変えたり、飲みに行く頻度を減らしたりするなどの見直しができます。
住宅ローンを乗り換える
住宅ローンは乗り換えることが可能です。
現在、契約している住宅ローンの金利が高いのであれば、金利の低い住宅ローンに乗り換えるのが現実的であるといえるでしょう。
もちろん、住宅ローンの乗り換えには別途かかる費用があり、審査を再度受けなければならないものの、これから先のことを考えると、このときにかかる費用や手間は惜しまない方がよいといえます。
住宅ローンを契約している金融機関に相談する
住宅ローン貧乏で地獄に陥ったとしても、避けたいものがあります。それが滞納です。
一度滞納してしまうと、金融機関への心象も悪くなりますし、立てられる手立てが減ります。少しでも選択肢の多い状態で相談するのがベストです。金融機関に相談すると、返済計画を見直してもらえます。
返済額や返済にかかる期間などを見直すことにより、住宅ローン貧乏で地獄に陥っている現況よりもよい状態に持っていくことが可能です。必ず滞納する前に住宅ローンを契約している金融機関に相談するようにしましょう。
リースバックをする
リースバックとは、家を売却したお金を得た後で、自分が売った家を借りて、そのまま住む方法のことをいいます。
リースバックは一度売っている家に賃貸という形で住むため、メンテナンス(修理・リフォーム)費用が必要ありません。
また、諸費用である固定資産税や都市計画税も支払わなくてOKです。もちろん、住宅ローンを支払う必要もありません。
そのため、家を売却したお金でリースバックすることが可能です。ただし、住宅ローンが残っている場合には、リースバックできる場合と出来ない場合があるので注意しましょう。
リースバックで売却した金額が住宅ローンの残債よりも高い場合には、リースバックが可能ですが、リースバックで売却した金額が住宅ローンの残債よりも安い場合には、金融機関の承諾を得られる可能性が低いといった傾向にあります。
任意売却をする
任意売却とは、住宅ローンの返済ができなくなったときにとる方法であり、住宅ローンを契約している金融機関の許可をとり、家を売却することをいいます。
任意売却をすることで得たお金で、住宅ローンの残債を返済します。
任意売却は住宅ローンの滞納をしていないことが前提のシステムであり、滞納してしまっている場合には、強制的に家を売りに出される競売にかけられることになります。
ですから、必ず住宅ローンを滞納していないうちに相談するようにしましょう。
債務整理をする
住宅ローンを滞納してしまうと、競売にかけられてしまうため、それを防ぐために行う方法のひとつとして債務整理があります。
債務整理が有効なのは、住宅ローン以外にローンがあって、そのローンを減額してもらうケースと自己破産をするケースの2つです。
住宅ローンは減額することはできないため、別のローンを減額するという方法で返済の状況を好転させます。
また、自己破産ですが、自己破産をしてしまうと、家を失うことになる可能性が高いのでおすすめではありません。
債務整理を行う場合、注意しなければならないのは、債務整理を行うと、信用情報に事故情報が登録されてしまうことです。
これはいわゆるブラックリストに載るということでもあります。
住宅ローン貧乏の地獄に陥らない ための対処方法
住宅ローン貧乏の地獄に陥ってしまったら、どのように抜け出すかは「住宅ローン貧乏地獄から抜け出す方法」で先述した通りです。
ですが、一番よいのは、住宅ローン貧乏の地獄に陥らないように事前に防ぐことです。
住宅ローン貧乏の地獄に陥らないように事前に防ぐためにできることには、以下の6点があります。
- 固定金利と変動金利をよく理解してから選択する
- 住宅ローンを契約する前に金融機関の金利を比較する
- 現在の年収で無理のない範囲(年収の20%程度)で住宅ローンを契約する
- 諸経費を別によけておく
- 臨時の出費分を貯金しておく
- 将来的に年収が上がると決めつけない
このように、住宅ローン貧乏の地獄に陥らないために、住宅ローンを契約するときに事前に確認し、注意しておくことが何よりも大切であるといえるでしょう。
基本的にどの対処方法も住宅ローンを契約する前に住宅ローンについて勉強しておくことで、防げるものばかりです。
少々手間ではありますが、事前に勉強しておくことで、後々住宅ローン貧乏で地獄に陥るという最悪のケースから逃れられます。
住宅ローンを契約するときは、事前に住宅ローンについてしっかりと勉強しておくのがおすすめです。
まとめ:住宅ローン貧乏地獄の原因と抜け出す方法
住宅ローン貧乏で地獄に陥ると、さまざまなつらい現状に見舞われてしまいます。
住宅ローン貧乏で地獄に陥らないためには、住宅ローン貧乏で地獄に陥る原因や住宅ローン地獄の深刻な結果である経済的困難と後悔について詳しく知るとともに、住宅ローン貧乏地獄から抜け出す方法や住宅ローン貧乏で地獄に陥らないための対処法について、しっかりと理解をしておく必要があります。
特に住宅ローン貧乏で地獄に陥ると抜け出すのも難しいため、住宅ローン貧乏で地獄に陥らないための対処法を事前に勉強しておくことで、住宅ローン貧乏で地獄に陥ることを防ぐために大切です。
住宅ローン貧乏で地獄に陥らないための対処法には、住宅ローンを契約する前に知っておいた方がよいことばかりなので、住宅ローンを契約するときには、慎重に判断するようにしましょう。



















