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カーポートの寿命・耐用年数はどのくらい?劣化原因は?劣化を防ぎ寿命を長く維持する方法

カーポートを使用する際に、耐用年数がどれくらいあるのか、どのようなお手入れをすればいいかといった、細かいことがわからない方も多いのではないでしょうか?

カーポートは、材質によってそれぞれ特徴があり、長い年月使用するためには、さまざまなことに気を付けなければなりません。

この記事では、カーポートの寿命・耐用年数がどれくらいかをはじめ、カーポートの種類別の特徴と寿命について、カーポートの寿命を縮める劣化原因、カーポートの寿命を長く維持する方法やカーポートの劣化を防ぐ方法について、詳しくご紹介いたします。

カーポートの寿命・耐用年数はどのくらい?

カーポートとは、雨風や砂埃を凌げたり、強い日差しや鳥のフンを避けたりすることができる車庫のことをいいます。

雨風や砂埃を凌げたり、鳥のフンを避けたりすることで車が汚れること、強い日差しを避けることで車内が熱気でいっぱいになることや紫外線による劣化を防ぐことが可能です。

カーポートのカーはcarで車のこと、ポートはportで港のことを指します。

カーポートは、家を建てるときに一緒に発注したり、ホームセンターやインターネットのECサイトで購入したりすることが可能です。

そんなカーポートの寿命・耐用年数は、15年です。

国税庁のホームページで以下のように定められています。

種類 構造または用途 細目 耐用年数
構築物 金属造のもの

(前掲のものを除く。)

露天式立体駐車設備  15年

<引用:国税庁ホームページ「耐用年数等の見直し(平成20年度税制改正)に関するQ&A>(平成20年度税制改正の概要)」>

このように、カーポートは構築物の露天式立体駐車設備に分類されています。そのため、耐用年数は15年となります。

ただし、カーポートの耐用年数は目安であるため、15年以内に使えなくなってしまう場合もありますし、15年を超えても使用できる場合もあります。

使用状況に合わせて、危険のないように使用することが大切です。

カーポートの種類別の特徴と寿命について

カーポートといっても、実にさまざまな種類があり、その特徴には違いがあります。

まずは、カーポートの屋根の形状について見ていきましょう。

屋根の形状には、以下の2種類があります。

  • フラットスタイル
  • ラウンドスタイル

フラットスタイルは、F型やフラット型とも呼ばれ、屋根の形状がまっすぐでスタイリッシュなデザインが特徴です。

フラットスタイルは、加工がしやすいため、既製品のカーポートのサイズが合わないときに最適でもあります。

ラウンドスタイルは、アール型(R型)とも呼ばれ、屋根の形状が緩やかなカーブを描くおしゃれなデザインが特徴です。

住宅の外観デザインにも合わせやすいといった良さもあります。

屋根の形状は、ご紹介した通り、この2種類ですが、カーポートの材質にはさまざまな種類があり、屋根に使用される材質と柱に使用される材質は違い、それぞれ特徴と寿命が異なります。

まず、カーポートの屋根の材質には、以下の8種類があります。

  • カーポートの屋根の材質
  • ポリカーボネート板
  • 熱線遮断ポリカーボネート板
  • 熱線遮断FRP板
  • 波板
  • アクリルの平板
  • スチール折板
  • アルミ

次に、カーポートの柱の材質には、以下の2種類があります。

  • スチール
  • アルミ

それでは、カーポートの屋根と柱に使用される材質の種類別の特徴と寿命について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

カーポートの屋根の材質の種類別の特徴と寿命とは?

カーポートと一口にいっても、屋根の材質の種類はかなり多く、カーポートを設置する環境などによって選択するべき屋根の材質は異なります。

以下の表はカーポートの屋根の材質の種類別の特徴を一覧にしたものです。

【カーポートの屋根の材質の種類別の特徴の一覧】

カーポートの屋根の材質 材質の特徴
ポリカーボネート板 ●       プラスチック製で、最も主流の屋根材。

●       衝撃に強く、防火性にも優れ、劣化しにくい。

●       紫外線をカットしてくれるので、車の劣化を防ぐ。

熱線遮断ポリカーボネート板 ●       通常のポリカーボネート板よりもグレードの高い材質。

●       熱線遮断率が高い。

熱線遮断FRP板 ●       ガラス繊維と樹脂を組み合わせた素材。

●       紫外線や熱線に強く、耐火性に優れている。

●       高額ではあるが、機能性が高い。

波板 ●       規則的に凹凸があり、波のような形をしているプレート。

●       最近では、塩化ビニールやポリカーボネートなど、さまざまな材質の波板が販売されはじめている。

アクリルの平板 ●       プラスチックであり、透明度が高くきれいなので、見た目がよい。

●       加工はしやすいが、紫外線に弱い。

●       過去のカーポート屋根の主流。

スチール折板 ●       重さや風に強い。

●       大雪や台風の心配がある地域に向いている。

アルミ ●       サビと紫外線に強い。

●       アルミは軽い金属なので、重さに弱いため、大雪のある地域には不向き。

カーポートの屋根材の種類はさまざまあり、特徴も材質によって異なりますが、寿命は15~30年程度です。

寿命は使用状況によりますが、おおむね、カーポートの耐用年数と大きな差はないといえるでしょう。

カーポートの柱の材質の種類別の特徴と寿命とは?

カーポートと一口にいっても、屋根の材質の種類はかなり多く、カーポートを設置する環境などによって選択するべき屋根の材質は異なります。

以下の表はカーポートの柱の材質の種類別の特徴を一覧にしたものです。

【カーポートの柱の材質の種類別の特徴の一覧】

カーポートの柱の材質 材質の特徴
スチール ●       近年、最も柱に使用されている素材。

●       強度があり、加工がしやすいが、比較的安価。

●       サビが発生しやすいので、サビ防止の塗装加工は必須。

●       大雪や台風の心配のある地域に向いているが、サビやすいので海の近くなど塩害のある地域には不向き。

アルミ ●       軽い金属で取り扱いが簡単。

●       軽いものの、強度は高く、振動にも強いため、地震があっても安心。

●       サビの心配がない。

●       スチールと比較して、高額。

カーポートの柱の種類は2種類ですが、特徴と同様、寿命にも違いがあります。スチールは15年程度の寿命であるのに対し、アルミは半永久的であるとされています。

ただし、寿命は使用状況によるため、劣化しないように注意して使用することが大切です。

カーポートの寿命を縮める劣化原因は?

カーポートの耐用年数は15年であるため、基本的な寿命は15年であることがわかります。

ですが、使用状況によっては、カーポートの寿命が15年より短くなってしまいます。それには、カーポートの寿命を縮める劣化原因が存在しているからです。

カーポートの寿命を縮める劣化原因には、以下の6点があります。

  • 自然現象による場合
  • 自然災害による場合
  • 経年劣化の場合
  • 物を落としてしまった場合
  • 事故に遭ってしまった場合
  • 住んでいる場所による場合

それでは、カーポートの寿命を縮める劣化原因について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

自然現象による場合

自然現象とは、雨や風などのことを指します。

カーポートが強い風にさらされた場合、カーポートの屋根のパネルが剥がれたり、屋根自体が飛ばされてしまったりすることがあります。

自然災害による場合

自然災害とは、台風・竜巻・大雪・地震などのことを指します。

カーポートは頑丈につくられてはいますが、台風のような想定以上の強い風が吹いた場合には、屋根が飛ばされてしまったり、風で飛ばされてきた看板やトタンなどがぶつかり破損してしまったりすることがあります。

また、想定以上の積雪はカーポートの屋根に重くのしかかるため、屋根が歪んでしまったり割れたり、柱が曲がったり折れたりすることがあります。

竜巻や地震が起きた場合、カーポートが倒壊するなど、大きな被害が出ることが考えられます。

自然災害は阻止することができないため、いかに耐久性のあるカーポートを選択するかということが重要になるでしょう。

経年劣化の場合

どんなものでも時間が経つにつれ、劣化していく経年劣化というものがあります。カーポートも例外ではありません。

カーポートは常に紫外線にさらされ、天気によっては雨や風、雪にさらされることがあります。時には台風などに遭うこともあるでしょう。

カーポートの耐用年数が15年ですから、15年が経つまでに経年劣化は少しずつ進んでいき、経年劣化が進むことによってちょっとした衝撃でも破損してしまう可能性があります。

物を落としてしまった場合

バルコニーなどから、うっかり物を落としてしまい、カーポートの屋根を凹ませてしまったり、穴を開けてしまったりすることがあります。

事故に遭ってしまった場合

カーポート自体に問題がなくても、路面に接している場合、車が突っ込んできたり、駐車するときに誤って柱にぶつけてしまったりするなど、予想外の事故で劣化してしまうことがあります。

住んでいる場所による場合

海の近くに住んでいる場合、海風による塩害によってカーポートがサビてしまうことがあります。

カーポートの寿命を長く維持するには?

カーポートの耐用年数は15年と決まっていますが、しっかりとお手入れを欠かさなければ、カーポートの寿命を長く維持することは可能です。

もちろん、耐用年数を目安にカーポートを買い替えることも必要なことではあります。

ですが、少しでも丁寧に取り扱って、寿命を延ばすことも大切であるといえるでしょう。

カーポートの寿命を長く維持するには、以下の5点の方法があります。

  • 定期的にメンテナンスを実施する
  • 定期的に洗浄する
  • 定期的にゴミを除去する
  • 不具合があったら、すぐに対処する
  • たくさんの雪が降り積もる前に雪おろしをする

それでは、カーポートの寿命を長く維持する方法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

定期的にメンテナンスを実施する

カーポートの経年劣化を完全に防ぐことはできません。

ですが、定期的なメンテナンスをすることで、カーポートの寿命を延ばせます。

たとえば、雨が降った翌日にはしっかりと雨水を拭き取ったり、ビスのゆるみがないか確認したりすることがメンテナンスにあたります。

雨が降った翌日に雨水が溜まったままの状態にしておくと、サビてしまう原因になってしまいます。

サビはサビた状態になるだけでなく、やがては柱を腐食させるなど、さらなる劣化を招くことにつながり危険です。

ビスのゆるみは定期的に確認することで、想定外のカーポートの破損を防ぐことにつながります。

基本的にビスがゆるむことはほとんどありませんが、長い年月使用していると、自然現象や自然災害によってゆるんでしまうこともありえるので、定期的に確認しましょう。

定期的に洗浄する

洗浄するときは、ホースの水を使いながら、スポンジやタオルなどで磨きましょう。

汚れが水だけでは落ちないときは、中性洗剤を使用することできれいに汚れを落とせます。

もちろん、高圧洗浄機がある場合には、高圧洗浄機を使用しても問題ありません。

洗浄をした後は、必ず水気を拭き取りましょう。水気が残ったままにしておくと、サビの原因になります。

もし、自分で洗浄するのが難しい場合には、業者に依頼して洗浄するのもひとつの方法です。

定期的にゴミを除去する

カーポートの屋根には、枯れ葉をはじめ、鳥のフンやホコリ、土やコケなどさまざまなゴミが溜まってしまいます。

屋根に蓄積されたゴミはやがて雨どいに流れ、つまってしまいます。

雨どいがつまると、水はけが悪化してしまい、サビの原因になってしまうことがあるため、注意が必要です。

カーポートがサビてしまわないように、ゴミは早めに清掃をして除去するのが望ましいでしょう。

カーポートの屋根は高い位置にあるため、どのように清掃したらいいか悩まれる方も多いのではないでしょうか?

カーポートの屋根を掃除する際は、カーポートの屋根まで届くだけの大きめの脚立と柄が長めのモップやほうきを用意しておくのがおすすめです。

しっかりとカーポートの屋根の掃き掃除をしたら、水洗いをしましょう。

このとき、屋根だけでなく、雨どいの清掃も忘れずに行います。

カーポートの清掃で気を付けるべきことは?

カーポートの清掃で気を付けるべきことには、以下の3つがあります。

  • カーポートの屋根の上にはのぼらない
  • カーポートの屋根や柱を傷つける掃除道具は使わない
  • 使用する洗剤は中性洗剤にする

カーポートの屋根に乗った方が枯れ葉などの掃除をしやすいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

カーポートは積雪ですら負担になってしまうようなつくりになっており、人間が乗っても大丈夫なほどの耐久性は持っていません。

カーポートの屋根には乗らず、柄の長いモップやほうきで清掃をしましょう。

また、カーポートを清掃するときには、傷つけないように硬い素材のものを使ってはいけません。

カーポートは頑丈な素材でつくられてはいますが、硬い素材で磨くことにより、小さな傷がたくさんついてしまい、そこからカビなどが発生してしまう可能性があります。

カーポートを清掃するときに中性洗剤を使用するのは、アルカリ性の洗剤や酸性の洗剤を使用することで、サビの原因になってしまうからです。

これらの注意するべきことに注意してカーポートを清掃することで、寿命を少しでも長くすることができます。

不具合があったら、すぐに対処する

カーポートを長年使用していると、不具合が出てしまうことがあります。

不具合を見つけたら、そのまま放置するのではなく、必ずすぐに対処するようにしましょう。対処が早ければ早いほど、劣化が進まずにすみます。

たくさんの雪が降り積もる前に雪おろしをする

ほとんどのカーポートは、積雪がどのくらいまで耐えられるかが決まっています。積雪量が上限を迎える前に必ず雪おろしをするようにしましょう。

雪の重さが耐えきれる上限の重さを超えてしまった場合、屋根がたわんだり、柱が曲がってしまったりするなど、カーポートの劣化どころか補修しなければならない事態になってしまう可能性があります。

カーポートの劣化を防ぐ方法

カーポートを購入した後、耐用年数の15年まで使い切るには、カーポートの劣化を防ぐことが大切です。

劣化が早く進んでしまうと、カーポートの耐用年数がくるまでに買い替えなければならなくなってしまいます。

カーポートの劣化を防ぐ方法には、さまざまな方法があり、目的に合わせて、カーポートの劣化を防ぐ方法を選択するのがおすすめです。

カーポートの劣化を防ぐ方法には、以下の3点があります。

  • 柱の多いカーポートを選択する
  • オプションをつける
  • 点検を怠らない

それでは、カーポートの劣化を防ぐ方法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

柱の多いカーポートを選択する

カーポートの柱は2本や4本のものが主流ですが、6本や8本など、本数の多い商品も販売されています。

積雪にカーポートが耐えられない場合、屋根がたわんだり、柱が曲がったりしてしまうため、大雪などの積雪にも耐えうる柱の多いカーポートは、大雪の降る地域に向いています。

また、積雪だけでなく、台風などの自然災害にも強いので、より頑丈な柱の多いカーポートは劣化を防ぐのに適しているといえるでしょう。

オプションをつける

カーポートにつけるオプションとして、風や雪などに耐えられるように補強できるオプションをつけておくことが大切です。

カーポートによっては、積雪がどのくらいの重さまで耐えられるかを提示しているものもあります。

点検を怠らない

台風や竜巻、大雪や地震などの自然災害が起こった場合、必ず自然災害が過ぎ去った後に点検をしましょう。

自然災害で破損している箇所があった場合、少しでも早く気が付いた方が、補修などもしやすく、安価にすむ場合があります。

点検を怠り、破損などに気づかないまま過ごすことで、補修が間に合わないことも十分考えられますし、より高額な費用が必要になってしまうこともありえます。

カーポートの寿命まとめ

カーポートの寿命・耐用年数を知っておくことは、カーポートを使用する上で正しい使い方をするために必要なことです。

カーポートは、構築物の露天式立体駐車設備に分類されており、耐用年数は15年と定められています。

もちろん、15年以内で使えなくなってしまうこともありえますし、15年以上使い続けられることもあるため、使用状況を見て、使用の継続を決めることが大切です。

カーポートの屋根と柱には、さまざまな材質の種類があり、それぞれ特徴が異なります。

それぞれの特徴をよく理解した上で、住む地域に合わせてカーポートの屋根と柱の材質を選択するとよいでしょう。

また、カーポートを使用する上で大切になるのは、カーポートの寿命を縮める劣化原因をよく知っておくことです。

カーポートの寿命を縮める劣化原因の多くは、自然現象や自然災害、住環境によるものであり、寿命を長く維持したり、劣化を防ぐ方法を覚えて、対策をとるほかありません。

いかにカーポートの寿命を長く維持する方法や劣化を防ぐ方法を生活に取り入れて実践していくかが重要になります。

カーポートのお手入れを正しく行い、大切に扱いましょう。