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屋根材の人気ランキング|種類や特徴は?修理・リフォームについても解説

家を建てるときに、あまり話題に上がらないもののひとつとして、屋根材があります。

どんな屋根にするかは、屋根材によって大きく変わってしまうため、屋根材の選択がとても重要です。

屋根材にはさまざまな種類があり、特徴も異なります。屋根材の選び方も何を優先したいかによって変わってくるため、理想の屋根について詳細を決めておくとよいでしょう。

この記事では、屋根材の人気ランキングをはじめ、屋根材と人気の種類と特徴や屋根材の選び方、屋根材の修理やリフォームについて、詳しくご紹介いたします。

屋根材の人気ランキング

屋根材には実にさまざまな種類があります。家を建てるときにどんな屋根材を使用したらいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

屋根材の選択ひとつで、家の印象が変化したり、耐震性や耐久性、メンテナンスの頻度に違いが出たりします。

家を建てるときに、屋根材のことまで考えがめぐらないこともあるかもしれませんが、実はとても重要な部分です。ここでは、近年、人気のある屋根材を独自にランキングいたしました。

それでは、屋根材の人気ランキングを一挙ご紹介いたします。以下は屋根材の人気ランキングの一覧を表にしたものです。

【屋根材の人気ランキング一覧】

ランキング 屋根材の種類
1位 ガルバリウム鋼板
2位 スレート瓦
3位 日本瓦(和瓦)
4位 アスファルトシングル
5位 FRP瓦
6位 トタン
7位 セメント瓦・コンクリート瓦
8位 銅板
9位 ジンカリウム鋼板
10位 ステンレス鋼板

屋根材と人気の種類と特徴

屋根材には、実にさまざまなものがあり、その特徴も大きく異なります。

どのような屋根にしたいかによって、選ぶべき屋根材は変わるため、屋根材の特徴を知っておくことは大切です。

ここでは、屋根材の材質からどのようなメリットとデメリットがあるかなど、基本的に知っておいた方がいい屋根材の特徴について、屋根材の人気ランキングでご紹介した屋根材を詳しくご紹介いたします。

以下は屋根材の種類とその特徴の一覧を表にしたものです。

【屋根材の種類とその特徴一覧】

屋根材の種類 屋根材の特徴
ガルバリウム鋼板 ガルバリウムは、メッキされた鉄板の屋根材。耐用年数は25~40年程度。費用対効果も高いが、衝撃にはあまり強くない。
スレート瓦 セメントと繊維材料でつくられた屋根材。厚みは5mm程度と薄く、耐久性はやや低め。カラーが豊富でデザイン性に優れていておしゃれ。安くて工期は短いが、こまめなメンテナンスは必須。コケが生えやすい。
日本瓦(和瓦) 粘土でつくり、焼き上げている屋根材。釉薬瓦と素焼き瓦があり、違いは釉薬のコーティングの有無(釉薬瓦は釉薬のコーティングがあり、素焼き瓦は釉薬瓦のコーティングなし)。日本の気候に適している。メンテナンスがほぼ不要。
アスファルトシングル ガラス繊維(グラスファイバー)にアスファルトをしみこませた上で砂粒をコーティングしている屋根材。アメリカでは100年以上前から使用されている。割れやサビに強く、軽い。地震には強いが台風には弱い。こまめなメンテナンスが必要。
FRP瓦 ガラス繊維とプラスチックでつくられた屋根材。FRPは、Fiber Reinforced Plasticsの略。非常に軽く、台風や塩害にも強い。ただし、費用は高額。
トタン 亜鉛メッキ鋼板でメッキされた屋根材。費用が非常に安く、耐震性があるが、サビやすく、断熱性が低い。
セメント瓦・コンクリート瓦 セメント瓦はセメントを、コンクリート瓦はコンクリートを使用した屋根材。デザイン性がある。耐火性は高いが、衝撃に弱く、こまめなメンテナンスが必要。
銅板 銅でつくられた屋根材。非常に軽く、耐久性や耐震性が高い。ほぼメンテナンスが不要。費用が高額になりがち。
ジンカリウム鋼板 アルミと亜鉛とシリコンでメッキされた屋根材。防音性や耐震性が高い。塗装のメンテナンスが不要。やや断熱性が低い。価格は高額になりがち。
ステンレス鋼板 主にステンレスでつくられた屋根材。サビに強く、耐久性が高い。非常に軽く、耐用年数も長い。傷に弱く、高額。初期費用は高く見えるが、長い目で見るとコストパフォーマンスがよい。

屋根材の選び方

屋根材の選び方は、何を優先したいかを明確にすることからはじめます。

たとえば、「スタイリッシュな屋根材を選択して外観をおしゃれにしたい」、「耐用年数の長い屋根材を選択してリフォームを遅らせたい」、「地震の多い地域に住んでいるので、耐震性の高い屋根材にしたい」、「少しでも屋根材は費用を抑えたい」、「メンテナンスが面倒なのでメンテナンスをしなくていい屋根材にしたい」など、屋根材を選ぶ基準は実にさまざまです。

屋根材を選ぶにはいくつかの方法があるため、優先順位を決めたら、その項目に合致した屋根を選びましょう。

屋根材の選び方には、以下の5点があります。

  • デザイン
  • 価格
  • 耐用年数
  • 耐震性
  • メンテナンスの頻度

それでは、屋根材の選び方について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

デザイン

どの屋根材を選ぶかによって、家の外観の印象は大きく変わります。デザイン性の高い屋根材を選択することで、家の外観が一気におしゃれになることもあります。

屋根材によって、形状だけでなく、カラーの種類も異なるため、理想通りの屋根材を探すのもよいでしょう。

機能性だけでなく、どのような雰囲気の家にしたいかによって、屋根材を選ぶのもおすすめです。

価格

どの屋根材を選ぶかによって、費用は1.5~2倍になることも珍しくありません。屋根材の価格は素材によって異なっているため、予算に合わせて選びましょう。

ただし、初期費用がかかるように見えても、メンテナンスがほぼ不要であったり、ほとんどメンテナンスがいらなかったりする屋根材もあるので、長い目でみたときにコストパフォーマンスがよい屋根材もあります。

屋根材を選ぶときは、初期費用が高くても後々費用がかかりにくい屋根材を選ぶか、初期費用は安いものの、後々メンテナンスをはじめ、修理やリフォームが必要な屋根材を選ぶかの2択になってしまうことが多いため、どちらの選択をしたいかをよく考えましょう。

耐用年数

屋根材に必要なもののひとつに耐用年数があります。

耐用年数が短い屋根材を選んでしまうと、短期間で屋根材の葺き替えをしなければならず、想像以上の費用がかかってしまうことがあります。

屋根材の耐用年数には、25~50年程度と開きがあるため、初期費用が高くても耐用年数の長い屋根材を選択するか、リフォームも視野に入れて、さほど高くない屋根材を選ぶかは、選択が分かれるところでしょう。

耐震性

屋根材は軽ければ軽いほど、耐震性が高くなります。

屋根材によって、重さは異なるため、耐震性を高めたければ、より軽い屋根材を使用するのがよいでしょう。

メンテナンスの頻度

屋根材には、こまめなメンテナンスが必要な屋根材とほとんどメンテナンスが必要ない屋根材の2つに分かれます。

メンテナンスは、定期的に費用がかかるため、屋根材を選ぶときは、初期費用だけでなく、メンテナンスに必要な費用も考えなければなりません。

メンテナンスをする上で、大きな補修が必要なこともあるため、メンテナンスについては慎重に考えましょう。

こまめなメンテナンスが必要な屋根材には、ストレート瓦やアスファルトシングル、セメント瓦やコンクリート瓦があり、ほとんどメンテナンスが必要ない屋根材には、日本瓦(和瓦)や銅板、ジンカリウム鋼板があります。

屋根材の修理やリフォームについて

屋根材は経年劣化していきますし、台風や地震などの自然災害によるアクシデントが起こり破損してしまったりすることもあります。

屋根が傷んでしまったり、壊れてしまったりしたときは、修理をするかリフォームをしなければなりません。

ここでは、屋根材の修理やリフォームについて以下の4点を紹介いたします。

  • 屋根材の修理の方法とは?
  • 屋根材のリフォームの方法とは?
  • 屋根材の修理の気になる費用とは?
  • 屋根材のリフォームの気になる費用とは?

それでは、屋根材の修理やリフォームについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

屋根材の修理の方法とは?

屋根というと、瓦などの部分のみを想像する方も多いのではないでしょうか?

実は屋根は瓦部分だけでなく、さまざまな部分からできています。

屋根の修理方法には、屋根のいろいろな部分に不具合が起きたときに対処することを目的に、いろいろな適した方法があります。

ここでは、屋根材の修理方法とその詳細について、詳しくご紹介いたします。

以下は「屋根材の修理方法と屋根材の修理方法の詳細」を一覧にした表です。

【屋根材の修理方法と屋根材の修理方法の詳細一覧】

屋根材の修理方法 屋根材の修理方法の詳細
DIY 業者に依頼せず、自分で屋根を修理する方法。危険が伴い、完全に修理できないこともあるため、状況に合わせ、業者に依頼した方がいい場合もある。
テープ補修 雨漏りをしている場合に、アルミテープを貼る部分的な修理方法。応急処置である場合が多く、あとでよりしっかりとした修理をする必要がある可能性がある。
コーキング補修・シーリング補修 屋根がはがれてしまったときに、コーキング剤やシーリング剤を使用して、はがれや穴を防ぐ部分的な修理方法。
塗装 屋根が傷んできたときに行うリフォーム方法。屋根の傷みが悪化する前に実施する。下塗り・中塗り・上塗りの3回の塗りを行う。定期的に実施するため、それなりに費用が必要となる。カバー工法とどちらが安く済むかを比較することも必要。
漆喰詰め直し 瓦屋根と屋根の棟の間を塗る修理方法。すでにある漆喰を除去すると高額になるので、そのまま上から漆喰を詰め直す方法もある。
瓦の差し替え 割れてしまった瓦を差し替える修理方法。瓦をすべて取り外す必要がある場合は、瓦の差し替えではなく、瓦の葺き直しが必要になる。
瓦の葺き直し 瓦を葺き直す修理方法。すべての瓦を交換するため、時間と費用がかかる。
棟板金・棟瓦工事 棟板金と棟瓦が傷んだときの修理方法。
棟板金の交換 棟板金が剥がれ落ちた場合などに修理する方法。
棟瓦の積み直し 瓦屋根の棟が崩れてしまった場合に直す修理方法。屋根の状態に合わせて、さまざまな修理方法がある。
谷板金の交換 劣化した板金を交換する修理方法。
雨どいの清掃 雨どいが詰まって水が流れなくなってしまったときに行う修理方法。
雨どいの傾き補正 雨どいが傾いてしまったのを直す修理方法。部分補修で済む場合と交換をしなければならない場合がある。
雨どいの部分補修 経年劣化などで雨どいに穴が開いてしまっているときの修理方法。コーキング剤などで穴をふさぐ方法が一般的。ただし、何度も繰り返すようであれば、部分修理ではなく、交換をした方がよい場合もある。
雨どいの全部交換 自然災害などで雨どいが割れてしまったり、大きく破損してしまったりしたときに行う修理方法。雨どいを完全に交換する。
軒天の塗装 経年劣化で色あせが起きた場合に、軒天の塗装をする修理方法。

屋根材のリフォームの方法とは?

屋根のリフォーム方法は、屋根のどの部分に問題があるかによって変わってきます。

屋根のリフォーム方法の主な方法は、問題のある部分を全部交換してしまう方法と上から新しい資材をかぶせるカバー工法の2つです。

より適した方法でリフォームすることが大切であるため、屋根の状況によって、どのようなリフォーム方法がいいかは、業者に相談するようにしましょう。

ここでは、屋根材の修理方法とその詳細について、詳しくご紹介いたします。

以下は「屋根材のリフォーム方法と屋根材のリフォーム方法の詳細」を一覧にした表です。

【屋根材のリフォーム方法と屋根材のリフォーム方法の詳細一覧】

屋根材のリフォーム方法 屋根材のリフォーム方法の詳細
軒天のカバー工法(重ね張り) 軒天を交換せずに、古い軒天の上に新しい軒天を重ね張りするリフォーム方法。軒天を廃棄しないため、廃材が出ないというメリットがある。軒天の全交換と比較して、費用がかからず、工期も短い。
屋根のカバー工法(重ね葺き) 屋根を葺き替ずに、古い屋根の上に新しい屋根をかぶせてカバーするリフォーム方法。屋根を廃棄しないため、廃材が出ないというメリットがある。屋根の葺き替えと比較して、費用がかからない。
屋根の葺き替え 屋根が劣化した場合、すでにある屋根を葺き替えるリフォーム方法。屋根を葺き替えるときには、下地も修繕して行う。完全に屋根が新しくなる。

すでにある屋根を廃棄する必要があるため、時間と費用が高額になりがち。

破風板板金交換 破風板が剥がれたり、割れてしまったりしたときに交換するリフォーム方法。
屋根の断熱工事 屋根から受ける熱を防ぐリフォーム方法。夏は涼しく、冬は暖かくなるため、光熱費を節約することが可能になる。屋根の外側から実施する方法と屋根の内側から実施する2つの方法が選択できる。

屋根材の修理の気になる費用は?

屋根材の修理の特徴を知っておくことは大切ですが、同じくらい大切なことのひとつに屋根材の修理の費用を知っておくことがあります。

屋根材の修理は決して安い費用ではないため、屋根材を選択するときには、修理をしなければならなくなったときにどの程度の費用がかかるかを知ってから、選択するようにしましょう。

以下は屋根材の修理方法とその費用を一覧にした表です。

【屋根材の修理方法と修理方法の費用の一覧】

屋根材の修理方法 屋根材の修理方法の費用
DIY 3,000~5,000円程度※
テープ補修 10,000~40,000円程度
コーキング補修・シーリング補修 10,000~60,000円程度
塗装 150,000~400,000円程度
漆喰詰め直し 60,000~120,000円程度
瓦の差し替え 1,200,000~2,500,000円程度
瓦の葺き直し 1,000,000~2,500,000円程度
棟板金・棟瓦工事 250,000~300,000円程度
棟板金の交換 40,000~250,000円程度
棟瓦の積み直し 10,000~15,000円程度/1mあたり/
谷板金の交換 30,000~200,000円程度
雨どいの清掃 5,000~30,000円程度
雨どいの傾き補正 2,000~20,000円程度
雨どいの部分補修 20,000~50,000円程度
雨どいの全部交換 200,000~500,000円程度
軒天の塗装 1,000~1,500円程度/1㎡あたり

※DIYの場合は、依頼せずに自分で修理を行うため、材料費のみの費用となります。

屋根材のリフォームの気になる費用は?

経年劣化してしまったり、台風などの自然災害で破損してしまったりするなど、さまざまな原因で屋根材が劣化してしまうことがあります。

そのようなときに、部分的な修理で済むこともあれば、修理ではままならず、リフォームをしなければならないこともあるでしょう。

屋根材のリフォームはどの部分が劣化したかによって、リフォーム方法が異なりますが、費用は修理と比較して、全体的に高額です。

屋根材を選ぶときは、リフォームしなければならない可能性を視野に入れて選択するようにしましょう。

以下は屋根材のリフォーム方法とその費用を一覧にした表です。

【屋根材のリフォーム方法とリフォーム方法の費用の一覧】

屋根材のリフォーム方法 屋根材のリフォーム方法の費用
軒天のカバー工法(重ね張り) 120,000~180,000円程度
屋根のカバー工法(重ね葺き) 600,000~1,800,000円程度
屋根の葺き替え 700,000~2,800,000円程度
破風板板金交換 200,000~270,000円程度
屋根の断熱工事 400,000~700,000円程度

屋根材の人気ランキングまとめ

家を建てるときに力を入れるのは、間取りや家の中の設備だという方も多いのではないでしょうか?実際、生活をするのは家の中なので、間取りや家の中の設備にこだわるのも仕方はありません。

ですが、家を建てるときに重要なもののひとつとして、屋根があります。屋根はどのような屋根材を選ぶかによって、デザインだけでなく、機能性やメンテナンスの頻度などが大きく変わってしまうからです。

屋根材には大きく分けると、10種類程度あります。今回は近年人気のある屋根材を独自のランキングでご紹介いたしました。

人気のある屋根材はそれぞれ特徴を持ち、おしゃれなデザインにしたいのか、耐震性などの機能性にこだわりたいのか、費用を安く済ませたいのかなど、こだわりたい部分によって選択をすることが可能です。

いかに屋根材のことをよく知るかで、理想通りの屋根にできるかが決まります。

また、屋根材の耐用年数はそれなりに長いものの、消耗品でもあります。そのため、年月が経てば、修理やリフォームを行わなければなりません。修理やリフォームの内容だけでなく、費用をあらかじめ知っておくことで、屋根材を選ぶときの参考にすることも可能です。

屋根材について、詳しく知ることは、理想の家を建てる上で必要なことであるといえるでしょう。