新築マイホーム(注文住宅)を建てるときに重要なのが土地探しです。土地探しをするには、さまざまな準備と知識が必要となります。
しかしながら、新築マイホーム(注文住宅)の土地の探し方をはじめ、土地の選び方や決め方、土地の購入など、やらなければならないことがたくさんあり、何から始めたらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、新築マイホーム(注文住宅)の土地探しに必要な期間をはじめ、土地の探し方や新築マイホーム(注文住宅)の土地の決め方や選び方を解説し、その上で土地の買い方とその流れについて詳しくご紹介いたします。
新築マイホーム(注文住宅)の土地探しに必要な期間
新築マイホーム(注文住宅)の土地探しに必要な期間は、1ヶ月〜3年程度です。
希望の立地に土地が見つけられた場合は、土地探しはすぐに終わります。しかし、希望の土地をなかなか見つけられない場合、妥協しないのであれば、土地を見つけられるまで続けることになるため、3年程度かかってしまうこともあります。
そのため、 新築マイホーム(注文住宅)の土地探しに必要な期間は、期間を重視するか、希望を重視するかによってかかる期間が違ってきます。
土地探しをする期間に決まりはないので、自分が納得できる期間探すのもよいですし、期間を決めて希望に近い土地を探すのもよいでしょう。
土地探しの方法
新築マイホーム(注文住宅)の土地探しは、希望の立地で探すのはとても大変です。
いかに効率よく探して、自分の希望の土地を見つけるかが重要であるといえるでしょう。
土地探しの方法には、以下の5点があります。
- 不動産業者に依頼する
- ハウスメーカーに依頼する
- 自分で探す
- インターネットで探す
- 不動産情報誌で探す
それでは、新築マイホーム(注文住宅)の土地探しの方法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
不動産業者に依頼する
新築マイホーム(注文住宅)の土地を探すときは、不動産業者に依頼することができます。
一番一般的な土地探しが、不動産業者に依頼する方法です。
不動産業者は、さまざまな土地の情報を持っているため、希望通りの土地を見つけやすいといった特徴があります。
また、全国規模で探すことが可能であるため、エリアを広げて探すことも可能です。不動産業者であれば、希望のマイホームを建てられる土地かも判断してもらえるため、スムーズな土地探しができるといったメリットがあります。
ハウスメーカーが決まっていない場合は、不動産業者に依頼して、希望の土地を探してもらいましょう。
ハウスメーカーに依頼する
新築マイホーム(注文住宅)の土地を探すときは、ハウスメーカーに依頼することが可能です。
ハウスメーカーに依頼する場合、インターネットに掲載される前の土地からも選べるため、選択肢が広がります。
ハウスメーカーに依頼する場合、どんなマイホームを建てたいかをわかってもらえている分、土地を決めたものの、希望のマイホームが建てられないといったトラブルが起きづらいといったメリットもあります。
また、ハウスメーカーに依頼すると、土地と建物の両方の予算を合算して探すことが可能なだけでなく、住宅ローンの手続きが簡単にもなるため、手間をかけたくない場合にはよいでしょう。
自分で探す
新築マイホーム(注文住宅)の土地を探す方法には、依頼するだけでなく、自分で探す方法もあります。
新築マイホーム(注文住宅)の土地を自分で探す方法には以下の3点があります。
- 土地を買いたいエリアを歩いて探す
- チラシを見て探す
- 友人知人に紹介してもらう
アナログではありますが、自分で探す方法には土地を買いたいエリアを歩いて探す方法があります。
住宅街などを歩いていると、土地の売り出し看板を見たことがある方もいらっしゃるでしょう。
歩いて見つけた場合は、買いたい土地に建ててある土地の売り出し看板に書かれている電話番号に電話をして、詳細を聞きます。
また、郵便ポストに投函される土地の売り出しチラシから、土地を探すこともできます。
ただし、チラシの場合は、近いエリアの売り出しチラシが入る傾向にあるので、県を跨いで土地を探しているときには不向きといえます。
このほか、友人知人に買いたいエリアの土地を持っている人がいる場合には、紹介をしてもらい、購入する方法もあります。
ただし、個人間での土地の売買はトラブルも多いため、価格が適正か、近所に問題のある人がいないか、希望のマイホームが建てられる土地なのかなどの確認をすることが重要です。
インターネットで探す
新築マイホーム(注文住宅)の土地をインターネットで探すこともできます。
インターネットで探す場合、土地が掲載されているサイトの検索フォームで自分の希望条件をチェックして検索をかけるだけでOKです。
検索をかければ、希望に合った土地が表示されるため、タイムパフォーマンスが非常によいといったメリットがあります。
ですが、インターネットで探す場合の懸念点は、いわゆるよい土地を見つけにくいことです。
不動産業者がサイトに情報として出す前に、すでに買い手がついてしまった土地は残念ながら掲載されることはありません。
不動産情報誌で探す
新築マイホーム(注文住宅)の土地を不動産情報誌で探すこともできます。
不動産情報誌には以下の4種類があります。
- 隔週刊誌
- 月刊誌
- 季刊誌
- フリーペーパー
不動産情報誌には、さまざまタイプのものがあるため、希望のエリアの土地が掲載されているものを確認しましょう。
新築マイホーム(注文住宅)の土地の決め方・選び方
新築マイホーム(注文住宅)の土地の決め方・選び方を知っておくことで、失敗したり後悔したりすることが減らせるでしょう。
以下の5点は、新築マイホーム(注文住宅)の土地のおすすめの決め方・選び方です。
- エリアを決める
- 予算を決める
- 妥協できる項目を決めておく
- 決断するときはダラダラしない
- どんな生活を送りたいかを決める
それでは、新築マイホーム(注文住宅)の土地のおすすめの決め方・選び方について詳しく見ていきましょう。
エリアを決める
通勤や通学などの利便性を考えてエリアを決めたり、生活環境を優先したりなど、エリアの決め方は人によってさまざまです。
たとえば、職場まで1時間以内のエリアで探していても、土地の環境はさまざまであるため、どんな住環境を希望するのかも併せて決めておきましょう。
予算を決める
新築マイホーム(注文住宅)を建てるときに考えなければならない予算は、土地と建物の両方です。
予算を決める方法には、土地と新築マイホーム(注文住宅)の予算を合計の費用で決める方法と、土地と新築マイホーム(注文住宅)の費用を別々で決める方法の2種類があります。
土地を決めるときは、エリアまたは予算のどちらかを先に決めるのがよいでしょう。
妥協できる項目を決めておく
すべての希望が叶えられる土地を探すのは、至難の業です。
ですから、新築マイホーム(注文住宅)の土地の希望を書き出して、妥協できる希望をあらかじめピックアップしておきましょう。
それを元に土地探しの優先順位を満たす土地が見つかれば、決めてしまうのもひとつの方法です。
決断するときはダラダラしない
土地の情報が出たら、すぐに見学に行くなど、決断するときはダラダラしないようにしましょう。
見学などの申し込みは、早い者勝ちです。
不動産業者やハウスメーカーに購入をする意思を見せることで優先されるため、気になる土地があったらすぐに連絡をしましょう。
どんな生活を送りたいかを決める
新築マイホーム(注文住宅)を建てるときは、そこでどんな生活を送りたいかを決めることが大切です。
たとえば、以下のような事柄を決めます。
- 静かな環境で生活をしたい
- 交通の便がいいところに住みたい
- スーパーの多いところで楽に買い物をしたい
- 急な坂のところには住みたくない
このように、最初から新しく住む場所のイメージを明確にしておくことで、優先順位がわかり、土地購入での失敗も減らせるでしょう。
土地探しの決め手・コツ
新築マイホーム(注文住宅)を建てるときの土地探しをする上で重要なのは、決め手やコツをしっかり知っておくことです。
土地探しの決め手・コツの主なポイントには以下の5点があります。
- 希望の条件を満たしているかすぐに確認できるようにしておく
- 都市計画を把握しておく
- 土地は条件の違う日に確認しに行く
- 交通手段の確認をする
- 地盤を確認する
それでは、土地探しの決め手・コツの主なポイントについて詳しく見ていきましょう。
ポイント1:希望の条件を満たしているかすぐに確認できるようにしておく
土地探しをする上で重要となるのは、「どのような土地に新築マイホーム(注文住宅)を建てたいか」ということです。
たとえば、以下のような希望をまとめておくことが大切です。
- 駅まで徒歩●分以内
- 子どもの学校や習い事に近い
- 公園が近くて、子どもを遊ばせやすい
- 買い物がしやすいスーパーがある
- 病院が近い
- 日当たりがいい
- 静かな環境
- 震災のときに避難しやすい
- 治安がよい
- 水はけなど土壌に問題がない
- 臭いの問題がない
ライフスタイルに合わせて、希望条件は異なりますが、このように希望条件を優先順位順に箇条書きにしておきましょう。
箇条書きにしてチェックボックスをつけておけば、見つけた土地がどれだけの希望を満たしているか、また優先順位の高い希望がどれだけ満たされているかをすぐに確認できます。
ポイント2:都市計画を把握しておく
せっかく、新築マイホーム(注文住宅)を建てるために希望通りの土地を購入しても、都市計画によって思っていた状況とはまったく違うものになってしまう可能性があります。
都市計画とは、都市計画法に基づき、以下の3つが行われます。
- 土地利用の計画
- 都市施設の整備の計画
- 市街地開発事業の計画
都市計画は都道府県が根本的な計画を決め、詳細についてはそれぞれの市町村が決めることになっています。
都市計画の中で用途地域は以下の13種類があります。
- 第一種低層住居専用地域
- 第二種低層住居専用地域
- 第一種中高層住居専用地域
- 第二種中高層住居専用地域
- 第一種住居地域
- 第二種住居地域
- 準住居地域
- 田園住居地域
- 近隣商業地域
- 商業地域
- 準工業地域
- 工業地域
- 工業専用地域
以上の13種類の用途地域は建てていい建物が異なります。
家の周りに建ってほしくない建物がある場合は、土地を購入する前になんの用途地域に指定されているかを確認しておきましょう。
ポイント3:土地は条件の違う日に確認しに行く
購入したい土地が見つかったら、最初にすることは土地の見学ですが、見学は一度だけで済ませてはいけません。
土地の見学に行くときは必ず、以下の3点を分けて行いましょう。
- 平日と土日祝日
- 晴れの日と曇りの日と雨の日
- 午前中と夕方と夜
【平日と土日祝日】
平日と土日祝日では、交通量やうるささが違うケースがあります。仕事に行っている平日は静かだとしても、家でゆっくりくつろぎたい土日祝日がうるさいとストレスの原因になってしまいます。必ず平日と土日祝日を分けて、確認にいきましょう。
【晴れの日と曇りの日と雨の日】
晴れの日と曇りの日と雨の日を見比べることで、日当たりや水捌け、風通しなどを確認することが可能です。
【午前中と夕方と夜】
土地によって午前中と夕方と夜の人通りに差があったり、昼間は問題がなくても夜になると街灯が少なくて暗かったり、時間帯によって雰囲気が大きく異なることもあるため、別の時間帯に確認することは重要です。
ポイント4:交通手段の確認をする
購入したい土地が見つかったら、必ず交通手段の確認をしましょう。
交通手段の確認は、以下の4点で行います。
- 最寄駅から徒歩で何分かかるか
- 最寄駅から自転車で何分かかるか
- 最寄駅からタクシーや自家用車を使ったら何分かかるか
- 最寄りのバス停から何分かかるか
土地によっては路線の違う最寄駅が複数存在するケースがあります。
それぞれの最寄駅から徒歩で何分かかるかを実際に歩いて確認しておくことで、利便性を確認することが可能です。
最寄駅まで徒歩ではなく、自転車を使う場合は自転車で何分かかるかを確認しておきましょう。
普段は徒歩で駅を利用する予定でも、タクシーに乗って帰ったり自家用車で駅まで送り届けたりする可能性があれば、車での移動時間がどのくらいかかるかも確認しておくのがおすすめです。
また、最寄駅まで遠い場合などでバスを利用するのであれば、バス停まで何分かかるかを確認しておきましょう。
通勤や通学は日常的なことなので、駅までどのくらいの時間がかかるかをしっかり確認しておくことで、土地を購入しマイホームを建ててから、想定と違ったと後悔しなくて済みます。
ポイント5:地盤を確認する
新築マイホーム(注文住宅)を建てる上で重要なことのひとつに地盤があります。
地盤が緩いと地震があったときに被害が大きくなるなど、デメリットしかありません。
土地を購入するときには、古地図でその土地が昔はどのような土地だったかを確認することが大切です。
たとえば、過去に川や池だった場合、水流があった場所であるため、家を建てるには適しているとはいえません。近くに川や池がある場合も同様です。
地盤に対して不安がある場合は、国土交通省が運営している「ハザードマップポータルサイト」を確認するのがおすすめです。
ハザードマップポータルサイトでは、以下の6点について確認できます。
- 洪水(想定最大規模)
- 土砂災害
- 高潮(想定最大規模)
- 津波(想定最大規模)
- 道路防災情報
- 地形分類
あらかじめ、ハザードマップで土地を購入したいエリアや購入したいと思った土地がある場所を確認しておくことで、もしもの時に備えられるだけでなく、より安全な場所の購入につながります。
土地の買い方・流れ
新築マイホーム(注文住宅)を建てるための土地を購入する上で知っておきたいのが、土地の買い方とその流れです。
土地の買い方とその流れは以下の通りです。
- 土地を探す
- 買付証明書を提出する
- 住宅ローンの事前審査を受ける
- 重要事項説明を受ける
- 土地売買契約を締結する
- 住宅ローンの本審査を受ける
- 金銭消費賃借契約を締結する
- 土地の引き渡しと所有権移転登記をする
それでは、土地の買い方のそれぞれの流れについて詳しく見ていきましょう。
土地を探す
まずは土地を探しましょう。
土地の探し方は、不動産業者やハウスメーカーに依頼する方法や自分で探す方法などがあるため、一番やりやすくトラブルのない方法を選択するのがおすすめです。
買付証明書を提出する
買付証明書とは、土地の購入意思を示すために不動産業者に提出する書類です。
法的拘束力はなく、書式も不動産業者によってさまざまですが、所在地や購入額などが記載されており、内容に問題がなければ、購入者の現住所や氏名、書類の提出日などを記入します。
住宅ローンの事前審査を受ける
住宅ローンの事前審査とは、別名「仮審査」とも呼ばれ、住宅ローンの本審査の前には必要な審査です。
すでに借り入れているローンはないか、住宅ローンを組んだときに全額を返済できる能力があるかなどを簡単に審査します。
住宅ローンの事前審査は、数日から1週間程度で結果が出ます。
重要事項説明を受ける
重要事項説明とは「宅地建物取引業法(重要事項の説明等)第三十五条」において、宅地建物取引業者が土地の購入者に対して、重要な事項の説明をしなければならないと定めています。
そのため、重要事項説明を省略したいと購入者が思っても省略することはできません。
土地売買契約を締結する
土地売買契約とは、土地の所有権を売り渡す契約のことをいいます。土地売買契約では、土地売買契約書を交わします。
住宅ローンの本審査を受ける
住宅ローンの本審査は、住宅ローンの事前審査に通った後に受ける審査のことをいいます。
住宅ローンの本審査では、住宅ローンを組む本人に関わる健康状態などを審査する「人的審査」と担保評価などを審査する「物的審査」の両方から審査されます。
住宅ローンの本審査は、約1〜3週間で結果が出ますが、事前審査に通過していても本審査は通過できないこともあります。
金銭消費賃借契約を締結する
金銭消費賃借契約とは、お金を借りて返すことを約束する代わりにお金を借りる契約のことをいいます。
土地の売買における金銭消費賃借契約とは、住宅ローンのことです。
土地の引き渡しと所有権移転登記をする
土地を購入したら、購入した土地を引き渡してもらい、土地の所有権が移転したことを証明する所有権移転登記をします。
所有権移転登記は、所有権が移ってから、1ヶ月以内に行わなければならないと決まっているので、期限内にしっかり実施しましょう。
【土地探し】まとめ
新築マイホーム(注文住宅)を建てるための土地を探すのは、骨の折れる作業です。しかし、新築マイホーム(注文住宅)を建てる上でとても重要なことであるため、失敗が許されないことでもあります。
新築マイホーム(注文住宅)の土地を探すときには、期間や予算などに注意しながら、自分で探した方が納得できるのか、プロに依頼して条件に合う土地を紹介してもらった方がいいのかなど、土地探しにおいて自分が求めていることを明確にすることが大切です。
また、新築マイホーム(注文住宅)の土地の決め方や選び方にはコツがあります。地盤を確認したり、条件の違う日に土地を見に行ったり、着実な方法を選ぶことが重要です。新築マイホーム(注文住宅)の土地探しは、失敗をしないように一連の流れをしっかり抑えて挑みましょう。



















