注文住宅を建てる際、工務店に図面を持ち込みしても良いのか、悩んでいる人はいませんか?基本的に持ち込むことができるのですが、「図面なんて持ち込んだら、気を悪くするのでは」、「親しい人に書いてもらった図面で家を建てたい」と考えることもあるでしょう。
工務店に図面を持ち込む場合は、注意すべきポイントがあります。この記事では、工務店に図面を持ち込むメリット、デメリットについて詳しくご紹介しています。理想の住まいを手に入れるためにも、しっかりとチェックしましょう!
Q.工務店に図面の持ち込みをしても良い?
図面(設計書)は、住宅を建てる上で最も大切なものです。作成には時間がかかりますし、住み始めてからのライフスタイルも決まってくるため、施主の意向に沿った図面になっている必要があります。工務店では、施主の希望を聞いた上で図面を作成するのが通常の流れです。
施主の身近な人が建築士で、設計図を書いてもらうケースや、インターネットなどで情報を入手したもの、自分でパソコンを使い作成したものなどを工務店に持ち込むことはできます。ただ、注意するポイントがいくつかあります。それでは、具体的に工務店を持ち込むケースについて見ていきましょう。
工務店に図面を持ち込むケース
工務店に図面を持ち込むケースとして、施主自身や親、親戚、親しい友人などが建築士の資格を持っている場合が挙げられます。親しい人に図面を書いてもらえる分、要望をより理解した上で理想を形にしてもらえるかもしれません。
施主が情報を集める中で、お気に入りの建築家が設計した住宅の間取りや、雑誌などで写真をつけて実例として紹介されているものもあります。こうしたものを持ち込む、というケースも考えられます。
最近はネット上で、図面のテンプレートを手に入れることも可能です。実際にモデルハウスで見た住宅の図面があれば、それを持ち込んで工務店と詰めていくことも、会社によっては可能です。ただ、どのケースなら対応してもらえるかは、工務店によって異なります。信頼できる工務店に相談してみましょう。
工務店に図面を持ち込むメリット
工務店に図面を持ち込むメリットとしては、自分で作成した図面を持ち込むケースでは、施主の理想を考慮しながら、専門家のアドバイスを受けて形にできる点が挙げられます。理想の住まいを創り上げるには、さまざまな要素を考えていく必要があります。快適な住まいにするため、工務店のプロの建築士が、経験と実績を基に、最適な提案をしてくれるでしょう。
また、こんな家を建ててみたいという物件があった場合、その物件の設計図を入手して工務店に持っていくこともできます。好みの間取りの写真や雑誌などを持ち込んだ場合は、より建築士に、施主が描く理想の住まいのイメージを、より具体的に伝えることができるため、おすすめです。
工務店に、施主が理想とする住まいのイメージを伝えることによって、「家族のライフプランに合った設計の家になる」こと、「工務店に設計図の修正を依頼することを減らせる」ことなどのメリットが挙げられます。
また、施主が希望する間取りが、必ずしも快適な暮らしになるとは限りません。土地の制約や予算なども考慮する必要があり、現実的な設計に修正してもらえる可能性もあるため、建築士が所属している工務店であれば頼れる存在と言えます。
工務店に図面を持ち込むデメリット
工務店に図面を持ち込むデメリットは、工務店の特徴ともいえるコストメリットが得られなくなることです。通常は施主と工務店が打ち合わせを重ねながら、ライフプランや資金計画を考慮して、構造材の寸法、内外装の部材の共通化などによってコストを抑えます。
ただ、持ち込んだ図面通りに仕上げるとなると制約が生まれます。持ち込んだ図面を基に工務店が新たにアレンジした設計図を作成した場合、施主の希望と違う部分が発生し修正をしていくたびに、割高になっていく可能性もあります。
施主の親戚など近しい建築士が書いた図面を持ち込む場合、その設計者が建築法規や構造、全体の費用の合理性を考えた間取り、内外装の仕様についても決める必要があります。そこまで考慮された図面であれば、設計を外部に委託して施工だけ担当する工務店に依頼する方が、施主が満足できる家づくりをしてもらえそうです。
建築士の資格を持つ人に設計を依頼した場合、注意が必要なのは、誰が工事を監理するかという点です。設計事務所に依頼し、家を建てる場合は、作成してもらった図面を基に入札で工務店を決め、施工の監理は設計事務所が担います。知り合いの建築士が監理まで行わない場合、誰が担当するかという課題も出てきます。
また、設計者が家全体の設計ではなく、設計作業の一部だけ担当する場合も要注意です。建築士が所属する工務店に依頼しなければ、対応しきれないことが想定されます。設計者がどの程度、設計に関わるかをしっかりと施主が確認しておく必要があります。そのためには、施主自身が、ある程度知識を持ち、希望の優先順位を含めて把握しておくことが重要です。
そもそも、工務店によっては、図面の持ち込みに対応していない会社もあります。図面の持ち込みを検討している場合は、早い段階で工務店に相談しておきましょう。
【工務店への図面持ち込み】まとめ
いかがだったでしょうか。注文住宅を建てる際に、工務店に図面を持ちこめることが分かったと思います。施主の理想を伝えるツールとして情報取集した図面や間取り図、写真を持ち込むことは、工務店とイメージを共有できる点で大きなメリットがあると言えます。
工務店に図面を持ち込むケースとしては、自分の親や親戚に建築士がいる場合や、施主が情報収集する中で、お気に入りの建築家が設計した住宅の間取りを紹介する書籍などを持ち込む場合もあります。さらにインターネットなどで入手した設計図、自分でパソコンを使って作成したものなどを工務店に持ち込むこともあるでしょう。
工務店に図面を持ち込むメリットは、自分で作成した図面を持ち込むケースでは、施主の理想を考慮しながら、専門家のアドバイスを受けて形にできることです。気に入った家の図面を入手したり、写真なども集めたりすることにより、建築士に、施主が描く理想の住まいのイメージを具体的に伝えられます。
逆に工務店に図面を持ち込むデメリットは、工務店の特徴のコストメリットが得られなくなることです。ライフプランや資金面の相談から、コストを考慮しながら一貫して作り上げる設計とは異なるため、工務店側と修正を重ねるたびに割高になる可能性も考えられます。
近しい建築士が書いた図面を実際に施工するには、その図面が建築基準法や構造、合理性も考慮した図面になっている必要があります。また誰が工事を監理するかも課題です。設計だけをみても、どれだけの範囲を設計者が担当するかもよく確認して、施工を依頼する工務店に建築士がいるかどうかも判断するなど、ある程度施主が知識を持って対応することが必須となります。
いずれにしても、施主がマイホームの理想像や、間取りなどの優先順位、資金計画をしっかり持っているかがとても重要です。図面を持ち込むメリット、デメリットも考慮しながら、後で「しまった」とならないためにも、しっかり注意点を把握しておきましょう!



















